COVID-19パンデミックの何年も前から、正確には東京リンピックの開催が決定した直後から、「オリンピック開催中は東京には絶対に近寄らずに八ヶ岳に山籠もりするぞ!」と誓っていた。
そんな私が「自身の2つの誤算」から、この「誓い」を破らざるを得なくなった。そんなわけで、今日は「自戒(自壊)の日」となった…
2つの誤算のひとつめは、接種しないと決めていたコロナワクチンを急遽、掌返しで職場接種した事だ。
それも「八ヶ岳の土偶さん達と将門様の首塚」が夢に出てきたからという理由なので、ただの「閃きの類」である。
第1回の接種日は6月25日。接種申し込みをした時点では、第2接種日は3週間後の7月16日以降なので、オリンピックの開催までには終える事が出来るなと考えていた。
だが、接種の正式な時間予約のメールが届いた時点で気が付いた。
しまった! 3週間後はファイザーワクチンで、職場接種のモデルナは4週間後じゃないか…
と言う事は、7月22日以降、でも22日は4連休中なので、実際の接種日は26日(今日)以降となる。
これじゃあ2回目接種のために、オリンピック開催中の東京に行かねばならないじゃないか!
1回目の接種のキャンセルも考えたのだが、ちょうどその頃、ワクチン不足で職場接種の新規申し込みを当分の間停止するなんてニュースが流れた。
キャンセルは、さすがに勿体ないな…
そんなわけで、私は今日、第2回目のワクチン接種のために午前4時45分に八ヶ岳オフィスを発って、帰宅の途についた。ふたつめの誤算である。
今日の富士見町の日の出時刻は午前4時50分。日の出少し前だったが、敷地内は既にかなり明るかった。
ぶっき~ちゃんとトリグラフ護衛隊群に留守番を頼んで中央道を快走。
早朝の帰宅を選んだのは、勿論、大嫌いな渋滞を避けるためである。
ノンストップで走行し、自宅着は6時34分。
ノンストップ時の目標走行時間1時間50分に対する誤差は1分。我ながら新幹線に負けない位の時間精度である。
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第2回接種の予約時間は午後1時半。場所は非常勤の役員をしている会社の六本木のオフィスビルである。
正午過ぎに新百合ヶ丘の自宅を出て最寄り駅周辺でちょっと買い物。
その後、小田急と地下鉄南北線を乗り継いで、午後1時20分に接種会場着。
午後1時45分には接種後の待機時間も終えて会場を後にした。
東京での滞在時間を少しでも短くするため、今日は他の予定は一切入れなかった(無駄が嫌いな私としては異例中の異例)。
オフィスビル内でもエレベーター利用は避けて、敢えて7Fから地下鉄連絡口まで長~いエスカレーターを使った。
ビルを覆うガラス越しに林立する東京の高層オフィスビルが見える。昨日までの森林に守られた暮らしとは別世界だ。
六本木ヒルズ、アークヒルズ、赤坂パークビルといった外資系投資銀行を渡り歩いて働いていた頃の職場が、代わる代わる見えて来た。
やあ、久し振りだね…
しかしまあ「食うため」とは言え、よくもこんな「八ヶ岳とは真逆の環境」で働いていたもんだな。
人が多い、空気が汚い、五月蠅い、暑い、ゴチャゴチャしている、地震被害が恐い、物価が高い、等々….
「魔都 東京」が嫌いな理由をあげようとすれば、スラスラといくらでも出てくる。
そんな環境で、28歳から自分の会社を設立してオフィスを八ヶ岳にセルフビルドする52歳までの25年間も通い、働き続けたのだ。
私がもう「一生分の忍耐」を使い切ってしまったのは間違いなさそうだ。
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今日は、兎に角、東京での滞在時間を短くするのにこだわったので、午後2時半過ぎには自宅最寄りの新百合ヶ丘駅に戻った。
第2回目の接種の後には、副反応が重くなる傾向があるとの事なので、その後は自宅でマッタリ。
明日も終日、自宅で過ごす予定である。
午後10時半を過ぎた段階で、幸い副反応はまったくない。
1回目接種後は腕の痛み(モデルナアーム)すらほとんどなかったのだが、2回目も接種後9時間が経過したが、ほぼ同じような感じだ。
しかし困ったな。「年間の誤算の許容件数は15回」と決めているのだが、今回のワクチン関連で2回も誤算してしまったぞ。
「ごさん 十五」までだもんな…
これまで副反応なかったんで、もう出るな(モデルナ)!
あれっ? 妙に品のない駄洒落ばかり頭に浮かぶな。
もしかして、これが副反応(Moderna pun)だろうか?