私を苦しめ悩ます「2つの敵」

「南房総1泊2日の旅」を終え、昨日は朝から終日、自宅書斎でのデスクワーク。

最近は八ヶ岳オフィスで仕事をすることが一段と増えてきたので、自宅書斎で長時間過ごすのは、本当に久し振りだった。

だが、私を苦しめ、悩ます事が2つあった。

ひとつは「蚊」である。

私は、血液型O型の高代謝・汗っかきのおデブちゃん体型なので、兎に角、子供の頃から蚊に好かれた。

この時期、自宅の庭で作業でもしようものなら、決して大袈裟ではなく、蚊が群がってくる。

私は蚊が大嫌いだが、蚊は私のことが大好きなようだ。あっと言う間に私に群がってくる。

そのため、庭に出る時には、しつこい程に蚊(虫)除けスプレーをかける(その様はコーティングに近い)。

だが、先日、実家に立ち寄り社主さまと「お墓参り」をした際に魔が差した。

実家は、目の前がお寺、脇が神社という「妙な意味で利便性の高い」ロケーションなので、お墓までは歩いて2分程。そのため油断をして、蚊除けスプレーをかけなかった。

お墓参りに要した時間はわずか15分程だったのが、やはり蚊の餌食になった。数えてみたら何と8カ所も蚊に刺されてしまったのである。

ずっと一緒にいた社主さまの被害はゼロ。これはいつものことなのだが、なんで蚊はこんなに刺す人間を選ぶのだろうか?

かゆみ止めをすぐに塗ったのだが、昨日もまだ痒くて痒くて、仕事をしながら刺された部位を無意識に掻いてしまう程だった。

昼過ぎに思わず叫んだ。「八ヶ岳には、蚊なんていないぞ~」

そうなのだ。標高1,300mの八ヶ岳オフィス周辺では、ブヨやアブ、蜂等の脅威はあるものの、過去に蚊に刺された経験がほとんど無いのである。

22年前に本宅を購入した際に、不動産屋さんから「富士見高原なら蚊と蛇はほとんどいないと思いますよ。」と伝えられた。

両方「大嫌い」なので、私にとっては「好材料」だった。

半信半疑だったのだが、これまで草刈りや庭仕事の最中に敷地内で蛇に遭遇したのはたったの1回だ。

蚊に刺されたという経験は、実は明確なものは「皆無」。

富士見や茅野の町に出掛けた際に刺されたのか、敷地内だったのかが、判別不明なケースが稀にある程度なのだ。

「蚊のいない世界」は、私にとって「八ヶ岳ライフ」の「夏場の大きな魅力」のひとつとなっている。
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もうひとつ、自宅書斎での仕事中に、私を悩ませたのは「湿度」である。

この時期、新百合ヶ丘の自宅でエアコンの利用が欠かせないのは当たり前なのだが、私が室温以上に気になるのが「湿度(ジメッと感)」だ。

八ヶ岳オフィスも自宅書斎も同一のネットワークで結んで、同タイプの温湿度計6台でモニターしているので、どこにいてもリアルタイムで職場環境の比較が可能な状況にある。

八ヶ岳本宅・オフィス、そして新百合ヶ丘自宅の室内の温度と湿度は、このタイプの温湿度計で常時モニター・記録している。設置台数は現在6台だ。写真は、自宅書斎に設置したもの。エアコンで強引に「快適環境(八ヶ岳オフィスとほぼ同じ)」を実現させているのだ。

自宅書斎の方は、エアコンでコントロールしないと、梅雨終盤のこの時期の湿度はすぐに80%程度に達し、室温は軽く30℃を超えてしまう。

「不快指数」が軽く80(全員が不快に感じるゾーン)を超えてしまう状況に簡単に陥るのである。

自宅書斎の室温推移。エアコン無しでは30℃をすぐに超えてしまう。エアコンでのコントロールなので室温の上下動は不自然。
自宅書斎の湿度推移。こちらも放置状態では80%程度になってしまう。エアコンをオート設定しても、湿度の上下動は温度以上に大きくなる。この上下動が不自然なのだ!

一方の八ヶ岳オフィス。

既に、オフィスを閉めきったままで5日近くが経過しているが、室温は21℃~24.5℃(1週間の平均22.6℃)で上下動を繰り返し、湿度は50%台前半で安定推移。

勿論、エアコンは利用どころか、そもそも本宅にもオフィスにも設置すらしていない。

因みに、夏場に関しては、丸ログの本宅の方がさらに涼しく、カラッとしている。

湿度に関しては「除湿機」も一切不要で、むしろ必要なのは「冬場」の「加湿器(オフィスの温湿度計とIoT連動)」だ。

八ヶ岳オフィスの室温推移。エアコン無しでも上限4℃程度の範囲内で安定推移。これがログハウスの持つ「調温効果」なのだ。

 

オフィスウッドデッキの外気温推移。オフィス室温よりも上下動が大きい。

下のグラフでは、湿度が一時的に64%まで上昇した局面が記録されているが、これは八ヶ岳を発つ前日に晴れ間があったので、オフィスのドアと窓をすべて開け放って半日程過ごしたためである(新鮮な森の空気を取り入れた効果)。

八ヶ岳オフィスの湿度推移。7月9日の湿度上昇は、半日程、窓とドアを全面開放した効果。10日以降は完全に閉めきった状態なのだが、湿度はむしろ低下していく。ログハウスの「調湿効果」を実感できるデータである!

 

オフィスウッドデッキの湿度(外気)推移。ウッドデッキに設置した温湿度計は「防水モード」の別機種。雨が続き、室外の湿度は90%以上にまで上昇した事が確認できる。オフィス内との湿度差は大きい。

平均湿度を55%、室温を23℃とした場合の不快指数は69程度。そう、エアコン無しでの「快適ゾーン」なのである。

この快適さは「富士見高原」というロケーションとログハウスの持つ「調温調湿効果」の合わせ技がもたらしてくれる。

自宅書斎では、エアコンによって八ヶ岳オフィスと同レベルの不快指数を(強引に)実現させるわけなのだが、所詮は、電気エネルギーを消費して、それに対するコストを支払っての「虚構の快適さ」である。

最近は、その不合理さと不自然さ(嘘臭さ)に、すっかり嫌気がさしている。

そう、「蚊と湿度」は、私が八ヶ岳を離れた際の「2つの敵」なのだ!