毎週楽しみにしている「ウルトラセブン」と「ウルトラQ」の4Kデジタルリマスター版の再放送がそれぞれ第14話まで終了した。
セブンの方は全48話なのでまだ3合目、Qの方は確か全27話のはずなので、早、折り返し地点である。
Qが放映されたのは1966年、セブンは1967~1968年なので、私はまだ5~6歳で小学生にもなっていない。
だが、不思議とストーリーの概略は覚えている。
第14話についても放送開始直後に、セブンは「キングジョー」、Qは「ペギラ」が登場する回だという事がわかった。
もっともこの記憶は、共に何回も視聴した「再放送」の効果によるものかもしれない。
子供番組とは思えない「練り込んだストーリー」や「円谷プロの特撮」が勿論、最大の魅力なのだが、今回嵌まっている理由は別にある。
番組に登場する「昭和という時代」の光景や雰囲気が懐かしく、妙に惹かれるのだ。
実は、最近、毎週放映が待ち遠しいBSTV番組がもうひとつある。「昭和のクルマといつまでも」だ。
昭和時代に生産・販売された自動車に30年以上乗りつつけているオーナーを探し出して、番組スタッフが全国各地を訪問。
愛車に係るエピソードを披露してもらい、そして「ご自慢の愛車」をじっくりと拝見。
場合によっては「走行」してもらうという番組なのだが、兎に角、これが素晴らしく面白い。
なぜか胸がキュンとなり、そしてオーナーさん達が羨ましく思えてくる。
さらに「昭和のクルマってカッコいいな!」と毎回思うのだ。
私は昭和という時代を27年と少しだけ生きた。
そして、昭和が終わった4ヵ月後に現在の仕事(銀行アナリスト)に就いたのである。
昭和からバトンタッチを受けた「平成」という時代は「低迷・停滞」の時代となった。
その後の「令和」という時代は見事な位に「不吉な(ツキがない)時代」だなと感じる。
20世紀になってから120年以上蓄積してきた「歪み」のようなものが、その耐性値を超えつつあるのだろう。
「終わりの始まり」とか「混沌」という形容詞が相応しい時代のように思えるのだ。
それに比較すると昭和の時代、少なくとも「第二次世界大戦」以降の時代は、現在のような「物的な豊かさ」はなかったかもしれないが、日本人が「上を向いて生きていた時代」であるように思える。
「明日は今日よりも良い1日」となることを信じられる時代だったと言うべきかもしれないな…
ふと思った。TV番組で昭和の時代を懐かしむだけでなく、何か「昭和グッズ」を身近に置いておくと良い事がありそうだな!
「昭和グッズお守り」である。
八ヶ岳に何か「昭和グッズ」って置いてあるだろうか?
私が、八ヶ岳ライフを本格的にスタートしたのは2000年。どう考えても家具・家電の類で昭和時代の物が無いのは明白だった。
書籍の類はどうだろうか? 仕事関係ではすぐに1冊だけ見つかった。
タイトルは「朝鮮銀行史」。発行日は「昭和62年12月10日」だ。
当時懇意にしていた「日本債券信用銀行(現在のあおぞら銀行)」の役員さんから「我が行の事をもっとよく知って下さい。」と贈られた物だった。
プライベートではどうかな?
本宅のホビールームに行って書棚を探してみたが、古くても1990年台前半の本しかなかった。
諦めようと思ったら、書棚に切手収集の所謂「スタンプブック」が置かれている事に気が付いた。
明らかに私の所有物ではない。
社主さまが「子供の頃、切手を集めていた時期があった。」と言っていた事を思い出した。
スタンプブックを開いてみた。保存状態は決して良くはないが、当然ながら「昭和の切手」がスラッと並んでいた。
ああっ「大阪万博(EXPO’70)」の切手だ。懐かしいな… もう50年以上も前だ。
そうだ、家族で大阪万博に行った時「太陽の塔」のミニチュアを買ったよな。まだ実家に置いてあるだろうか?
7月に行った際に探してみよう。見つかったら「土偶さん達のレプリカ」と並べるのも悪くないな。
それにしても「朝鮮銀行史」は分厚いぞ。全1,034ページって凄いな。
暇な時に読んでみようか…
「マイ昭和ブーム」が起こりつつある。