談合坂SAトワイライト・ゾーン

ずっと八ヶ岳に山籠もりしていると、COVID-19なんて自分には無関係で、別の世界で起こっている出来事なんじゃないかと思ってしまう事がある。

それ程に「人と会わない事」を基本とした生活をかなり徹底して送っているのだと思う。

個人的には、毎日好きな事(仕事も趣味の延長のようなものなので、とっても楽しい)をしていて幸せだ。

でも、外部からの「刺激」がまったくないと感性が鈍ってしまうような気する。

そんなわけで「ルーティン」を敢えて破って、時々はいつもと違う事をわざとするように心掛けている。

今回の一時帰宅の際もそのように行動してみた。

私は、八ヶ岳オフィスからの帰路に立ち寄るのは「釈迦堂PA」と決めている。

八ヶ岳オフィスから自宅に戻る際には、9割程が釈迦堂PAで一時休憩と買い物をして、残りの1割がノンストップという感じなのだ。

だが、今回は、本当に久し振りに「上り」の「談合坂SA」に立ち寄った。

「下り」は結構利用するが、この4~5年は「上り」では寄った記憶が無いように思う。

COVID-19前から人混みが大嫌いな私は、いつも混雑してお客さんがいっぱいのイメージの談合坂SAを意識的に避けていたのである。

でも、寄り道帰宅で1泊した河口湖から自宅に向かう途中、何故か急にスタバでキャラメル フラペチーノが飲みたくなった。

そんなわけで「ルーティン破り」を実行。

そもそも談合坂SAの駐車場にほとんど車がなく、施設のエントランス付近に人がいないなんて、とんでもない違和感が漂う。時間は平日の朝8時過ぎ。

時間は朝の8時過ぎ。駐車場にD4を置いてSAの建物に入る。エッ、ここは本当に談合坂か?

平日の朝とは言え、それなりの混雑を予想していたのだが、フードコート(24時間営業)で食事している人は1名。ショッピングコーナー(24時間営業)のお客さんも2~3名。

フードコートには朝食中のお客さんが1人だけいた。朝食の営業時間だった。
「いつもお客さんでいっぱい」のイメージが刷り込まれていたショッピングコーナーに人がいなかった…

まるで私と社主さまが、広大な談合坂SAを貸し切りしているような錯覚に囚われた。

まあ、そのお陰で、社主さまのお土産購入中に、私は山梨県特産のスイーツ類等をじっくり観察できた。

揚ほうとうなんてスナックなんて、恥ずかしながら初めて知った。
やっぱり山梨だと「富士山系」のパッケージが多いんだな。
「ケチャップの常識を変えるケチャップ」ってどんなケチャップなのだろうか?

ああっ、山梨の名産品(特産品)ってこんなにあるんだ。山梨頑張ってるな(最近よく使うフレーズ)!

「海鮮ほうとう」ってのも知らんぞ。お客さんがいないので、こんなにじっくりと談合坂SAの土産コーナーの商品を観察できたのは初体験だった。
「鬼滅の刃」グッズはどこに行っても目立つな。私は「炎炎ノ消防隊」派なんだが…

社主さまの買い物を終えてスタバ(朝は7時から営業)に行くと「お客さんゼロ(待ち無し)」、店員さんは女性1名のみ。

こんなシチュエーション、経験した事ないよな…

こんな閑散としたスタバを私は初めて経験した。まあ、三密も待ちもなくて嬉しかったけれど…

思わず店員さんに「今日は特別な日なんですか?談合坂に人が少なくてビックリしたんですが?」と聞いてしまった。

すると「最近、平日朝のこの時間帯は似たような感じです。コロナ以降、以前のような賑わいはなくなって、今は東京は緊急事態宣言ですので…」との返事。

そうなんだ…

帰宅後に改めて談合坂SAで撮影した20枚ほどの写真を確認した。特に意識したわけではないのだが「人が写っていない写真」ばかりだった。

こんな写真、従来であれば撮影不可能である。まるで「談合坂SAトワイライト・ゾーン」だな…

私と社主さまは「異次元世界」に迷い込んでいたのだろうか?