昨日は朝から東京で3件の講演が組まれており、トータルで約5時間、熱く語った。そして本当に疲れた。
あと数ヵ月で還暦となるので、やはり体力的な衰えだろうか?
東京での電車での移動中は、ロマンスカーを予約した場合以外は、昨年からCOVID-19対策で、決して座席に座らないようにしている。
なるべく人の少ないポジションを見つけてそこに立ち、「近付いてくるなよオーラ」を思いっ切り発するのである。
東京の私鉄や地下鉄で、座席に人がギッシリと座っているのを見ただけで恐怖感を覚える。それ故の「自己防衛本能」の成せる業だ。
だが、昨日はあまりにも疲れたので、代々木上原でちょうどホームに入ってきた車両がガラガラだった事もあり、思わず乗車して端の席に座った。
成城学園前通過までは覚えているのだが、その後、不覚にも眠ってしまったようだ。
車両のドアが開いた気配を感じて目が覚めた。外は見た事もないホームの雰囲気。
最寄りの新百合ヶ丘駅を寝過ごしてしまったに違いない。
町田でも相模大野でもないぞ? ここは一体、どこの駅だ… 取り敢えず慌てて下車。
ホームを少し歩いて「小田急永山駅」である事に気が付いた。あちゃ~、代々木上原で小田急多摩線直行の急行に乗車してしまったんだ。
新百合ヶ丘から小田急永山までは急行で10分程。まあでも良かった。大した乗り過ごしじゃないよな。
それにしても永山駅に来るのは何年ぶりだろうか? おそらく20年ぶり位かな… 確かな記憶は全くない。
ふと、八ヶ岳オフィスの所在地である「富士見町」と永山駅の所在する「多摩市」が「姉妹都市」で、富士見町のアンテナショップが、駅に隣接したショッピングセンター「グリナード永山」にある事を思い出した。
折角だから寄って行こう!
改札を出て、駅に直結するグリナードへ向かう。何階に入っているんだろうか?
探す必要はまったくなかった。1階の駅に一番近い場所に「Ponte(ポンテ)」と大きなステッカーが貼られた「多摩市と富士見町の共同アンテナショップ」を発見。
ふ~ん、ここなんだ。こぢんまりしているが良い場所だな。
店内にはお客さんが3名いたので、外で3~4分様子を眺めた。その人達が買い物を終えて外に出た後に入店。
わおっ「富士見ワールド」だ! そばドラを筆頭に見知った「富士見関連商品」が私を出迎えてくれた。
店員さんは女性が2名。感じが良さそうな人達だった。
思わず「私、こちらの家は新百合なんですが、富士見に八ヶ岳の家があって、一昨日まではずっと富士見だったんです。前々からグリナードにアンテナショップがあると聞いていて、今日、思い切って寄ってみたんです。」と話し掛けてしまった。
「人見知り」な私には極めて稀な事である。やっぱり、疲れているな…
すると店員さんの一人が「わざわざ寄って下さったのね。嬉しいわ。富士見のお家はどの辺りなのかしら?」と尋ねてきた。
「カントリーキッチンのすぐ近くです。ああ、でもわかんないですよね…」と答えると「カントリーキッチンは知ってますよ~ 有名ですから。行った事も勿論ありますし。」と予想外の返事(凄いな、カントリーキッチン)。
「あれっ、富士見の方なんですか?」… なんて感じで思わず会話が弾んでしまった。
店員さん達は多摩市在住との事だったが、当然ながら、富士見の事はよくご存じだった。
その後は許可をいただいて、店内を写真撮影。自宅には家内のお友達が来ていると聞いていたので、お土産用に「そばドラ」を5個買った。
アンテナショップの滞在時間は5~6分だったが、何となく「八ヶ岳(富士見)」の雰囲気を味わえて嬉しかった。
この場所が「自宅に一番近い八ヶ岳」かもしれないな….