私が溺愛するホスタさん達の新芽を壊滅状態にした「犯人捜し」を続けている(https://triglav-research.com/?p=32350)。
今回の犯人について、光学迷彩技術を活用した「ステルス鹿」の存在を疑ったが、色々と調べてみると、まだ「鹿軍団」にはそこまでの科学技術はないようだ。
だとしたら、凶行日となった5月3日の夜に、2台の監視カメラ(動体感知と24時間録画方式)に鹿軍団の映像が記録されていないのは「鹿犯人説」を立証する上で筋が通らない。
ちなみに2台のカメラが正常に作動していたことは確認済みである。
そうなると、鹿よりも小さい、リス、野ウサギといった小動物が犯人であり、動体感知カメラがそれらを認識できなかったとする「小動物犯人説」が有力になってくる。
2台のカメラの内、24時間録画の方は、鹿軍団の監視を想定した角度で設置してあり、ホスタさん達を植えた地面に近い部分は死角となっているからである。
それに私が愛読する農林水産省の各種「野生鳥獣による被害防止マニュアル」を再読すると、アライグマ、ハクビシン、タヌキ、アナグマ等による農作物の食害も相当に深刻らしい。
これまで「鹿軍団」を扱う「イノシシ・シカ・サル(実践編)」を中心に読んでいたので、これは盲点だった。
よくよく考えたら、動体監視カメラに人、車、木々の揺れ、野鳥等を記録した画像は連日のように記録されているが、地面の上を移動する小動物の画像については、あまり印象は無かった。
この時点で、種類は特定できないが、犯人は「小動物」でほぼ確定だなと考えた。
念のため、本当に小動物の動きを動体カメラが感知できていないのか確認するために、ここ数日のカメラの記録をGN20Uで再生。
するとすぐに「あっ、猫だ。」野良猫なのか飼い猫なのかは不明なのだが、2匹の猫がオフィスの脇から飛び出して、枕木スロープを横切って本宅方面に移動する姿が明確に記録されていた。↓
やっぱり我が社が設置した動体監視カメラは相当優秀なんだな…
感心すると同時に、これは「小動物犯人説」が否定された事を意味していた。
う~ん困ったぞ。謎は深まるばかりである。
と、ここで気が付いた。「いぶき」1号機は猫に対してしっかり反応したかな?
「いぶき」1号機と2号機を設置した後、ホスタへの攻撃は一応、抑止できている。
猫達の通過ルートは1号機がカバーするエリアのど真ん中である。
「いぶき」には様々な動物撃退モードが設定できるのだが、今回は小動物が犯人である事も想定し、あらゆる動物に対応出来る「モード5(汎用モード)」に設定してあるのだ。
画像をよく見ると、赤松の切り株に設置した「いぶき」1号が、猫に反応し、しっかりと光を発していることが確認できた。
「凄いぞ!いぶき。さすがハイテク王国 中国製だな。」と感動した。
ん? でも、猫達が平気でこのエリアに侵入してくるなんて、まったく撃退してないじゃないか??
私が期待していたのは、小動物が警戒して「いぶき」の防御エリアに入って来ない事や、誤って進入してしまった小動物が驚いて走り出す(或いは、苦しみ悶えつつ逃げる)光景だったのである。
画像を見る限り、「いぶき」の存在などまるで気にする事無く、我が家の敷地内を歩き回っているように見える。
オイオイ、「いぶき」は頼りになるのかならないのかわからんぞ…
犯人に対しての謎が深まるばかりではなく、新装備「いぶき」の防御力に疑念が生じ、「ホスタさん防衛戦2021」は、さらなる迷走が始まった。
だが、ちょっと嬉しい事もあった。
八ヶ岳の野ウサギの生息状況を検索した際に、偶然だが、さだまさしさんの「八ヶ岳に立つ野うさぎ」なる曲の存在を知った。
「諏訪湖を渡る風は、もう春の臭いがします…」なんてグッとくるフレーズから始まり、曲の途中に私の好きな「ダニーボーイ」のメロディが挿入されるなど、なかなかの名曲。
迷う事なく Sporifyからダウンロードし、D4での出勤時のプレイリストに追加した。
さらに、この曲が小説「風に立つライオン」の返歌である事を知り、気になったので、Amazon Prime Videoで映画「風に立つライオン」を久し振りに(2回目の)鑑賞。
その後は経済誌の記事の整理をする予定だったのだが、今度は Amazon Prime Videoで、映画「空母 いぶき」 が「あなたが興味ありそうな映画(間違ってはいない)」のトップに表示されたではないか!
やっぱり、これって無視したら、普段お世話になっている Amazonに対して失礼かな?
結局、2つの映画を丸々鑑賞。「ホスタさん達の惨劇」の犯人捜しから始まったのだが、完全に収拾不能な事態に陥ってしまった。
こりゃもう「八ヶ岳の庭を巡る迷宮(ラビリンス)」だな…