自分の事を「臆病」だとは思わないが「慎重」で何よりも「器の小さい人間」である事は自覚している。
COVID-19パンデミック禍には、自分と家族だけは絶対に巻き込まれたくないという思いが強いので、新百合ヶ丘の自宅滞在中は、基本的には仕事以外では外出しないと決めて、しっかりとその方針を貫いているのだ。
そんなわけで、朝から晩まで自宅書斎で資料作成する日々なので『八ヶ岳稿房』で情報発信するようなネタは枯れた状態にある。
前回、八ヶ岳オフィスから帰宅したのは16日夕方だったので、自宅で朝から仕事をするのは今日で早9日目。この間の外出と呼べるのは20日のお墓参り(社主さま側)とその日の外食、及び、昨日(24日)の東京での2件の講演のみである。
どちらの外出時も共通に感じた事がある。それは、①私が予想していた以上にはるかに人出が多かった ②桜の花の影響かもしれないが何となく子供連れを中心に安堵感のようなものが漂っていた ③マスクをしていない人の数が不安感を覚える程に多い ④手袋をしている人がほとんどいない である。
前回、東京での講演は3月9日であったが、その際は「良い意味での緊張感(ピリピリ感)」のようなものが行く先々で感じられたのだが、昨日は「慣れ」もあるのかもしれないが、どうも「緩んだ感じ(弛緩と言うべきか…)」がした。
気のせいと思い込もうとしたが、六本木のオフィスビルで乗ったエレベーターで、行きも帰りもマスクをしてない人が普通に話をしていたのを見た時、やっぱり「変だ!」と感じた。TVで日々放映される欧米主要国の「非常事態」とは、まったくの「別世界」がそこにあった。『東京は怖いな…』と心底思った。
かく言う私は、東京に出る時は「5点セット」を欠かさない。「マスク」「使い捨て手袋」「携帯手洗いジェル」「携帯アルコール除菌ティッシュ」、そして最近のお気に入り「マヌカハニーのど飴」だ。
使い捨て手袋については、2月中旬から、仕事で地下鉄等の公共交通機関を使う際には必ず着けている。移動が4回ある場合は4双を用意して、使った後は裏返しにはずして自宅に持ち帰って普通ゴミとしてポイ。
3月初旬までは普通の手袋を着けている人が多かったので目立たなかったが、昨日はさすがにちょっと浮いてたかな? まあでもそんな事は気にしない。「飛沫感染」以上に「接触感染」を脅威に感じているからだ。
個人的には、こんな感じにCOVID-19パンデミックに対しては、極めて慎重に対応している。では萎縮しているかというとそんなわけではない。仕事については新年度からの「有事モード」移行のための資料作りに燃えており、超がつく程に「前向き」である。
「慎重に前向きに」の日々が当面は続きそうだ。