「八ヶ岳縄文道」① 八ヶ岳縄文王国の凄さを再認識!

「人生は至る所にサインポスト(道標)が立っている。その総数は寿命が100歳の人でも20歳の人でも大差は無い。要は、それに気が付いて、どう解釈し、どう判断(行動)するかによって、その後の人生の在り方は変わってくる。」— これは、私がかなり若い頃から漠然と抱いていた「人生観」のようなものだ。

ゆえに、日々の生活の中に、何らかのサインのようなものを感じ取り、さらに「閃き」があったら、迷わずに迅速に行動する事をモットーとしてきた。昨日の朝に夢に出てきた「羽根飾り付き大型ラヴィさん(https://triglav-research.com/?p=20352)」は、どう考えてもサインポストの類に思える。

ラヴィさんの仕草から「八ヶ岳山麓にまだまだ国宝級大型土偶さんが埋もれているので、銀行アナリスト稼業など手仕舞いして、早く発掘しなさいよ。」ってメッセージかと強引に解釈しようとしたが、やはりこれは無理がある。

ラヴィさんが「巳を戴く神子」の羽根飾りを纏って現れたという事は「八ヶ岳縄文土偶一族」の総意(代表)である事を意味していると推察される。「八ヶ岳」を指差したのは「縄文世界そのものの探求などと大風呂敷を広げずに、まずは、八ヶ岳周辺の私達(土偶さん)についてもっと深く知り、そして学びなさい。」というメッセージなのだろう。

一族のツートップである尖石の国宝土偶「縄文のヴィーナス」さまと「仮面の女神」さまが夢にお出でにならなかったのは、所詮、私が「小物」であるためと考えるのが妥当だ。いや、もしかしたら、私がしっかりと「八ヶ岳縄文土偶の世界」を極めた時に、きっと夢に現れて褒めてくださるに違いない。こんな風に勝手に解釈した。大切なのは、この解釈が正しいか否かではなく、この解釈に対応して迅速に行動する事である。

そんなわけで、縄文系の新コンテンツとして準備してきた企画(これについては別途、進める)とは別に、急遽、「八ヶ岳縄文道」なるコンテンツ(カテゴリー)も新たにスタートする事とした。【縄文土偶探訪記】のように考古博物館単位ではなく「個々の土偶さん」やその「出土遺跡」にフォーカスした情報発信となる点に最大の特色がある。

どこまでを「八ヶ岳縄文土偶」に含めたらよいのか明確な定義はないので、とりあえず「長野県・山梨県出土(或いは両県所在の博物館所蔵)の土偶さん」を対象とする事としよう。なんて、気軽に決めてしまってから、ふと思った。長野と山梨で、これまでにいくつの博物館を訪問したんだっけ?

【縄文土偶探訪記】の記録を綴ったExcelのワークシートを開いて確認したら、情報発信した84本(博物館探訪数はこれを大きく上回る)の内、長野県が15本、山梨県が7本の計22本で、全体の4分の1強を占めていた。さすが、北海道・東北と並ぶ「八ヶ岳縄文王国」だなぁと感心。

【縄文土偶探訪記】全84本の内、長野県と山梨県の配信分のみで全体の4分の1強を占めていた事を確認。やはり「八ヶ岳縄文王国」は凄い!

だが、よくよく考えてみれば、尖石、井戸尻と並ぶ「ふらっと立ち寄り型博物館」である『釈迦堂遺跡博物館』だけで、土偶さんの出土数は1,116個体もある。これは「全国で出土した土偶さん全体の1割程度」を占める数なのだ!

中央道「釈迦堂PA」下りの釈迦堂遺跡博物館へ続く階段入り口に置かれた案内板。初訪問の際に「土偶出土数1,116個体」という情報に驚いた。その後館内で、これが全国の土偶さん出土数の1割を占めると知り、さらに感動…

そう考えると弊社のホームグラウンドである「八ヶ岳」の土偶さん達をもっと詳しく紹介して行くのは本当に良い企画なのかもしれない。

「夢に現れた巨大ラヴィさん、ありがとう!」と感謝して、「八ヶ岳縄文道」の始まり始まり~