Posted in 【縄文土偶探訪記】

【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.8】川崎市岡本太郎美術館(神奈川県)

探訪博物館: 川崎市岡本太郎美術館(http://www.taromuseum.jp/
探訪日: 2019年5月15日
探訪目的: 土偶さんに会えるかなというただの期待感

何らかの理由で「お蔵入り」となった博物館を加えると、既に、私の縄文土偶探訪の旅は120回を超えていた。まあ、色々と失敗はあるが、今回はそんな中でも「最大のしくじり事例」を紹介する。

5月15日は、東京でのお仕事Weekの中休み。元々は東京で予定していた講演が2件あったが、当方の理由でリスケをお願いした(極めて稀なケースである)。朝から新百合ヶ丘の自宅書斎で決算分析作業の準備をしていたのだが、プリンタ複合機がインク切れを起こしてしまった。翌日の朝までにどうしてもハードコピーを用意せねばならない資料があったので(ペーパーレスを貫いている弊社としてはこれも極めて稀なケース)、昼前に自宅近くのノジマに買い出しに出掛けた。

幸いインクの在庫はあったのですぐに所用は済んだのだが、折角外出したので、どこかにちょっと寄り道したくなった。ダメもとで「川崎市 土偶(訪問先でよくやる技)」と入力すると、「岡本太郎が撮影した縄文土器や土偶たち。」という文章が目に飛び込んできた。

すぐにLink先をクリックすると、生田緑地(http://www.ikutaryokuti.jp/)にある「川崎市岡本太郎美術館」で「岡本太郎と日本の伝統展」が開催中とある。そして、嬉しい事に、遮光器土偶さんのモノクロームの写真が存在感を誇示していた。

Googleマップで調べるとノジマから生田緑地までは約4km。車で10分程の場所である。生田緑地から新百合ヶ丘の自宅までは6km強。ちょっとした寄り道には最高のロケーションだ。迷う事無く岡本太郎美術館に向かった。

生田緑地の駐車場に着いたのは11時半。公園入り口には、遮光器土偶さんも写った大きな看板が設置してあり、土偶さんとのご対面への期待感が一気に高まった。

生田緑地の入り口には、遮光器土偶さんも写った企画展の大きな看板が置いてあった。期待感が一気に高まった。

100ha近い面積のある広大な緑地公園の中をのんびりと探索しながら美術館へと向かった。途中には「メタセコイア」の並木道もあり、「ここは一体どこなんだ?」と不思議な感覚を覚えた。

メタセコイアの杉並木(?) なんで、わざわざメタセコイア?? ここは日本でしょ!

美術館のエントランス前に着いたのは11時45分少し前。すぐに受付に向かい入館料1,200円を支払った。ここで「10月までは常設展示はお休み中」である事を知った。「まっ、いいか。土偶さんに会いに来たんだから。」と企画展示ルームに向かった。

美術館のエントランス。さすがにお洒落である…

企画展示の案内所では「展示スペースは基本的に写真撮影禁止」である事を伝えられた。仕方ないので、写真撮影が許されているごく一部のスペースで記念撮影。

企画展の案内コーナーは写真撮影が許された貴重なスペース。とりあえず記念撮影。
写真撮影が可能なのは、本当にごく一部のスペースに限られる。こちらは、岡本先生と太陽の塔の写真パネル(って言うのかな?)

「まっ、いいや。土偶さんに会えるんだったら。」と思い直し、案内係の女性に「縄文や土偶関連の展示スペースはどこですか?」と尋ねた。「こちらです。」と企画展示室の左方向を示されたので足早に向かう。

企画展示スペースは入り口部分で全景の写真撮影が許されるだけ。縄文関連の展示スペースはこの左手にあった。

「どんな土偶さんが展示されているのかな?」とワクワク。が、そこには「土偶さんのモノクローム写真」が20数枚壁にズラッと展示されているだけだった。縄文関連の展示スペースを迷子の熊のように何回か彷徨いたが、写真以外に土偶さん関連の展示物は何も無い。

恐る恐る別の館員さんに「あの~、土偶の実物の展示はないんでしょうか?」と聞いてみると、怪訝そうな顔で「今回は岡本先生の撮影した写真の展示が中心です。」という無慈悲な答えが返ってきたのである。「はあ~、写真だけ…」と打ちひしがれた私は、縄文関連以外の展示スペースを見学する意欲を失ってしまった。

次なる望みは、ミュージアムショップで土偶さん関連のレア物を見つける事である。「岡本先生の縄文好きは有名であるので、何か面白いグッズがあるに違いない。」と信じ、展示室を出てミュージアムショップに向かった。やった、「縄文コーナー」を発見。が、書籍を中心に私が所有しているものがほとんどだった…

ミュージアムショップの縄文コーナー。子供向けを除いては、既に所有している物ばかりだった。

オイオイ、これじゃあ、【縄文土偶探訪記】始まって以来の「完全肩透かし」になってしまうぞ。最後に一縷の望みをかけて「屋外展示」へ。常設展示はお休み中でも、きっと土偶さんに似たオブジェが私を待っているに違いない!

屋外展示で唯一最大と言えるオブジェ。でも、土偶さんとは何の関係も無い..

が、そこには… (絶句)

【縄文土偶探訪記】最大のしくじりに落胆しながら、D4が待つ駐車場に戻ったのは12時15分。ああっ、思い付きで寄り道なんかするんじゃなかった。駐車場を出ようとして駐車券を精算機に挿入したら200円との料金表示が…  モノクロームの土偶さんの写真を見るために私は1,400円も払ったのか~

残ったのは「虚しさ」と遮光器土偶さんの写った企画展のチラシだけだった。

最大唯一の収穫は「遮光器土偶さん」の写った企画展のチラシだった…
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「令和」第1期 決算分析山籠もり作業 前半戦終了!

先週の金曜日までに非上場銀行1行を除いて、銀行の決算発表はほぼ出揃った。東京での仕事を終えた私は、恒例の「銀行決算分析山籠もり作業」のシーズンに突入。そう、決算分析のバトルモードもいよいよこれからが本番である。

八ヶ岳西麓にオフィスを構えてからは、毎年5月下旬~7月上旬にかけて、1回1週間程度の山籠もりを2回、または3回は行うのが恒例となっている。前半は決算短信、後半は有価証券報告書が分析の素材となる。「令和」初めての山籠もりは、社主さまにご同行いただき、17日の朝8時過ぎに新百合ヶ丘の自宅を発ってスタートした。

今回の第1期の山籠もりは前半戦と後半戦に分けての構成。前半戦が、17日から今日(19日)までの3日間。厳密には、私よりも先に帰宅する社主さまを、高速バスの小淵沢停車場に午後3時前に送り届けるまでの期間である。

この前半戦は、データ入力作業は一切行わない。文書管理ソフトウェアが自動的に収集・保存してくれた銀行の決算短信をザクッとチェックしながら、今回の分析作業のためのフォーマットやマクロ作りに時間を割く。集中力よりもインスピレーションが大切なので、庭に出て軽い作業をしたり、ウッドデッキのガーデンベッドに寝転んで空や庭木を眺めながらどんな資料を作ろうかと考える。

勿論、社主さまのお買い物に付き合ったり、八ヶ岳界隈の美味しいお店を訪れたりするのも、零細企業経営者の重要な嗜みのひとつだ。今回も、オフィスへの出社の途中で、社主さまも私もお気に入りの「中村農場」に立ち寄ってランチをするという企画を立てた。

令和第1期山籠もり作業の前半戦最初のイベントは、お気に入りの「中村農場」でのランチとなった、
いつもは「甲斐路軍鶏チキンカツ定食」を食す私だが、今回は初めて「特撰ササミチキン南蛮定食」にチャレンジ。これも超美味だった!

また、この時期の社主さまのご来社は、テニスと並ぶ趣味である「ガーデニング」の花苗購入に目的のひとつがある。そこで、当初はランチ後に中村農場からオフィスに向かう途中、Jマート長坂やミヨシペレニアルガーデン(https://www.miyoshi-group.co.jp/ababa/)に立ち寄ろうと考えていた。だが、長坂ICを下りて、中村農場へとD4で走行中、社主さまが「季節の花苗」という旗(幟というのかな?)に気が付いた。

中村農場に向かう途中に社主さまが発見したファーム小尾さんの幟。よく気が付いたものだ…

ランチを堪能した後に、大きな花栽培のハウスが3棟並ぶ販売所に立ち寄ったら、これが「大当たり」。ファーム小尾https://farm-2755.business.site/?utm_source=gmb&utm_medium=referral)さんという花農場なのだが、社主さまによると「花の種類、価格共に素晴らしい!」との事。私は花の苗に詳しくないが、ハウスの中には、確かに色とりどりの苗がズラッと並んでおり、とても美しかった。

3棟の大型花栽培ハウスの内、中央の1棟が花苗の販売場となっていた。
1ポット100円とか…

1ポット100円とか80円といった値段が多いのだが、これは社主さまによると「信じられない安さ」なのだそうだ。結局、D4の荷室が半分埋まる程の花苗を購入したのだが、購入金額はわずか3,360円だったとの事。この花苗はすべて新百合ヶ丘自宅の庭を飾る事になる。

1ポット80円とかの苗がズラッと並んでいた。「信じられない安さ」と社主さまは目を輝かせた。
D4の広い荷室の半分が花の苗で埋まった。全部で3,360円との事。私には花苗の相場はわからないが「超お得」な買い物だったようだ。

まあ、こんな具合に、社主さまとの食事、温泉、お買い物等を適度に塗しながら、仕事の方も粛々と計画通りに進めたのである。花苗に大満足の社主さまを小淵沢バス停車場に送り届けて、無事に前半戦は終了。明日からのデータ入力作業が進めやすいように、さらに準備を進めた。

ふと気が付けば時間は午後5時を回っていた。ちょっと庭を巡回しよう。前回、八ヶ岳オフィスを離れる際に危惧した「ホスタさんの鹿被害」は、幸い皆無である事を17日の出社の際に確認済みである。最も危険な芽吹きの時期を大粒結界石《改》に守られて、ホスタさん達はもの凄い勢いで成長している。オフィスウッドデッキでリハビリ中のメイプル・カルテットもとっても元気だ。

見映えは悪いが、大粒結界石《改》もしっかりとすべてのホスタさん達を守ってくれた。もうこんなに大きいのもある。
オフィスウッドデッキで昨年からリハビリ中のメイプル・カルテット。どれもとても元気だ。

庭をグルッと1周したが、シュガーメイプル、クリムゾン・キング、ブッドレア、アセビ等、「対鹿軍団戦線異状ナシ」を確認。そんな状態に満足し、メインウッドデッキに置いた2台目のガーデンベッドに寝転んで20分程、夕陽を楽しむ。

これから半年は、メイン&オフィス・ウッドデッキに並んだガーデン・ファニチャがフル稼働する事になる。
前半戦を終え、沈む夕陽をのんびりと眺めた。

そうだ、久し振りに焚き火も楽しむか…

庭に落ちた枯れ枝を拾ってポキポキと折り、控えめな焚き火を楽しむ。焚き火は本当に久し振りだ…

さあ、明日からは令和第1期山籠もり決算分析作業の後半戦に突入だ!

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【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.7】梅之木遺跡(山梨県)《おすすめスポット》

探訪博物館: 梅之木遺跡(https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/docs/1556.html#13062690444
探訪日: 2019年5月10日
探訪目的: 名も無き土偶さんと美しき山々の光景

今回の投稿は、【縄文土偶探訪記 Revival season】であると同時に、久々の【八ヶ岳縄文道】関連でもある。既に、八ヶ岳界隈で縄文関連の考古博物館(そして土偶さん)と遺跡については、すべて探訪を終えたものと信じ切っていた私が、偶然、新たな、そして本当に素晴らしいロケーションにある縄文遺跡を訪れる事になったのだ。その遺跡の名前は「梅之木遺跡」、所在地は、山梨県北杜市明野である。

梅之木遺跡の存在を初めて知ったのは、5月10日の午前9時前。この日、八ヶ岳オフィスから新百合ヶ丘の自宅に帰る予定であった私は、途中、甲府市内に立ち寄る所用が出来たため、甲府までの帰路は中央道を通らずに、一般道で新緑を楽しもうと考えた。どういうルートをD4でドライブしようかとWeb検索したところ、偶然、「縄文時代中期の集落跡『梅之木遺跡』オープン!」という文字が目に飛び込んできた。

そんな名前の遺跡は、これまで見た事も聞いた事もなかった。すぐに記事をクリックすると、所在地は、北杜市明野町、2018年4月27日オープンとある。公式HPらしき物は見当たらなかったが、周囲の景観は素晴らしく、敷地内のガイダンス館に縄文式土器等、出土物が展示されている等々の情報を記したブログ記事を数本発見。さらにGoogleマップで、梅之木遺跡が、社主さまと訪れた事のある「ハイジの村」に近い事を知った。方向的には甲府に向かう途中にあり、申し分の無い「寄り道」スポットである。

そんなわけで、この日の午前中、急遽、「梅之木遺跡」を探訪する事になった。八ヶ岳オフィスを発ったのは午前9時半。途中コンビニに立ち寄った後、新緑の美しい山道を走行。迷う事無く遺跡に到着したのは10時20分過ぎだった。駐車スペースにD4を置いて周囲を見渡す。南アルプスと八ヶ岳の眺望が兎に角素晴らしい。「神々のおわします地」と言うよりも「神々の愛でる地」といった表現が相応しい場所である。

駐車場から見た遺跡広場と南アルプスの山々。

駐車場内に置かれた案内プレートを読んでいると、縄文人の衣装(らしき物)を身に纏った男性が近付いてきた。第一印象は「ちょっと怪しい」。男性は「よろしければ、梅之木遺跡について解説しましょうか?」と語りかけてきたので、すぐに敷地内にある「ガイダンス館」の職員さんである事に気が付いた。

駐車場に置いてある「梅之木遺跡」の解説プレート。これを読んでいたら、縄文人さんが話しかけてきた。最初は、ちょっと怪しい人かなと思った。

次の甲府での予定もあるため、私が「説明にはどの位、時間はかかりますか?」と尋ねると、この方(以下、縄文人さんと呼ぶ)から「時間は自由にどうとでも調整できます。」との言葉が返ってきた。これは私が講演でよく使うフレーズである。とてもナイスな答えだったので、「それでは10分コースでお願いします。」と伝えた。縄文人さんの話は、駐車場から遺跡広場を見おろしながら、遺跡周辺の環境紹介やこの遺跡の特徴である土で屋根を覆った竪穴住居の解説に及んだ。

梅之木遺跡の復元竪穴住居の特色は住居内部の生活空間を掘り起こした際の土で屋根を覆っている事にある。復元住居の中は予想していたよりもかなり広い。
遺跡広場の中央付近に再現された竪穴住居の内部。天井はオープン(開け閉めできるかは質問し忘れた)になっており自然採光方式となっていた。

その後はガイダンス館に移動して、出土物の解説が続いた。ガイダンス館はこぢんまりとした1室で1つの壁面が出土物の展示スペース。他の壁面には解説パネルが並ぶシンプルな造りである。土偶さんはいらっしゃらないのか?とすぐに展示物をチェックしたら、お顔はないが胴体を発見。他にも2点、土偶さんのパーツらしき物もあった。これで【縄文土偶探訪記】としての要件は成立したのである\(^o^)/

ガイダンス館の外観。その左手には縄文人さんの常駐する「竪穴式住居づくり事務所」なるテントがある。1日のほとんどをこのテントで過ごすそうだ。
ガイダンス館の展示室はこぢんまり&サッパリとした造りであった。博物館と称するためには、ちょっと展示物が少ないのだろう。
土偶さんの展示物はこれだけ。でも、実物との事なので、これで【縄文土偶探訪記】の要件は無事に満たした。
ガイダンス館の展示室には、梅之木遺跡が日本遺産に認定された「星降る中部高地の縄文世界」に含まれる遺跡である事を示す認定証が飾られていた。

その後、この梅之木遺跡の最大の魅力は、周辺の景観の素晴らしさと管理人である「縄文人さん」にある事に気が付いた。景観については、掲載した写真をご覧いただきたい。開放感と周囲の山々の美しさは抜群で、この地に集落を構えた「本物の」縄文人のセンスの良さに感動する。

遺跡広場から眺める八ヶ岳の景色。西岳や権現岳を背にした標高1,300mの地にある我がオフィスはどのあたりだろうか?
遺跡広場中央からガイダンス館方向を見上げた景色。中央に見える山々は曲岳や黒富士だろうか? 山にはまったく詳しくないので間違っていたらゴメンナサイ。

「管理人」の方の縄文人さんの解説の内容は、実験考古学的と言うべきであろう。竪穴住居を実際に作った時の話やランプ型の土器を模して、植物性と動物性の油のどちらを縄文人が使っていたか試してみたという話など、兎に角、面白い。私が大嫌いなデスクワークだけで組み立てた解説とは迫力(リアル感)がまったく違うのだ。

これが縄文人さんがランプ型土器を模したレプリカ。実際に様々な油を注いで実験したそうだ。

あまりにも楽しい時間だったので、結局45分も滞在して「縄文人さん」と、プライベートを含めてあれやこれや話をしてしまった。次のスケジュールの関係で事前に予定していた見学時間は20分だったので、時間に几帳面、かつ、人見知りの私には、異例中の異例とも言える長居である。

見学の最後に、復元竪穴住居の側で私の名字を伝えた後に「縄文人さん」の名前を尋ねた。すると「縄文の名前はアガヤと言います。縄文名なので字はありません。」というこれまたお洒落な言葉が返ってきた。

「竪穴式住居づくり事務所」の脇に立つ縄文人さんの後ろ姿。縄文人ネームは「アガヤ」さんとの事。私に聞き間違いがなければだが…

「アガヤさん、次回は家内を伴って必ず近い内に、また来ますね!」と言って、私は駐車場へと向かった。D4のドアを開けた時に、もう一度、竪穴住居の方を眺めたら、アガヤさんが大きく手を振っていた。私も思わず手を振った。こんな子供のような仕草をしたのは何年ぶりだろうか? こうして、私はとても清々しい気持ちで梅の木遺跡を後にしたのである。

【縄文土偶探訪記】読者の皆さん、梅之木遺跡を是非、訪れてみて下さい!そう、天気の良い日にお弁当でも持って…  遺跡広場の中央で寝転んで、青い空や周辺の山々を眺めたら、きっと大都会の人混みの中であくせく働くのが阿呆らしくなってきますよ!!

おっと、大切な事を書き忘れた。遺跡やガイダンス館の見学、縄文人さんの楽しい解説すべて込みで、入館料・見学料は無料でした!

 

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【縄文土偶探訪記 Revival season Vol.6】神奈川県立歴史博物館(神奈川県)

探訪博物館: 神奈川県立歴史博物館(http://ch.kanagawa-museum.jp/
探訪日: 2019年4月19日
探訪目的: 名も無き土偶さん達と旧横浜正金銀行本店

4月19日は5年に1度の宅地建物取引士法定講習日。講習前日、Googleマップで会場を確認していたら、すぐ近くに「神奈川県立歴史博物館」がある事に気が付いた。講習会場から徒歩で2~3分の場所である。この博物館は、館内補修工事のため未探訪であり、土偶さんも数体展示されている事をすぐに思い出した。

「これはもう講習のついでに探訪するしかない!」とすぐに考えたのだが、Webで調べると、開館時間は午前9時半~午後5時(入館は4時半まで)。講習スケジュールと突き合わせすると、講習前も後も開館時間外である事が判明。諦めるしかないかなと思いかけた時に、昼休み時間が11時55分~12時45分の50分間もある事に気が付いた。そうだ、昼休みに行けば大丈夫と判断し、45分間の探訪計画を立てたのである。往復と受付に10分、見学に10分、昼食に15~20分、最後に博物館周囲を見て回るのに5~10分という時間配分だ。

当日は、ほぼスケジュール通りに午前の講習が修了。講習用の教室からビルの外に出るまでの階段が混み合ったため、県立博物館まで5分程度を要してしまったが、正午過ぎには受付に到着。300円の入館料を支払って、事前に調べてあった3Fの原始・古代「さがみの古代に生きた人びと」展示室へと直行した。

これが神奈川県立博物館受付エントランス側の外観だ。
原始・古代の展示スペース。展示品の数は多くはないが、ゆったりとした上品の雰囲気な展示スタイルだ。

この日は、原始・古代コーナーのみ最長10分間と見学時間を決めていたので、真っ先に「土偶さん」展示スペースを見学。展示されている土偶さんは全部で10体。どれも小柄で、ニッコリ笑顔系のお顔が目立った。3体はSONYのコンデジならスマイルシャッターが作動するかな?

土偶さんの展示数は10体で、どれも小柄。
展示されていた10体の土偶さんの内、右上2体のアップ写真。ニッコリ系穏やかで微笑ましいお顔。
土偶さんの展示は、そのほとんどがお顔である。いくつかはSONYのスマイルシャッターが反応するに違いない!

土偶さんの左側には土版と土器の一部と思われる八ヶ岳界隈ではお馴染みの笑顔系の顔面も展示されていた。こういった土偶さんや土器のお顔を見ていると、縄文時代には八ヶ岳界隈と相模は同じ文化圏であったのだろうなと思えてくる。

土偶さんの左側に展示された土版と土器の一部と思われる顔面。八ヶ岳界隈でお馴染みのお顔である。

土偶さんの見学時間は5分程。残りの原始・古代コーナーを3分程でさらっと見て回り、博物館1Fの喫茶店へと向かった。喫茶店の場所もメニューも勿論、調査済みである。サンドウィッチセットを注文し頬張り終わったのが12時25分。

すぐに博物館の外に出て、改めて博物館の外観を眺める。この建物は旧横浜正金銀行の本店である。言うまでもなく旧東京銀行の前身なので、現在の三菱UFJ銀行のルーツのひとつでもある銀行の由緒正しき建造物なのだ。かなり大きな建物だが、銀行アナリストとしては1周巡っておくべきだろうと考えて、早足で歩きながら何枚か写真撮影。

博物館の周囲をグルッと1周した。旧横浜正金銀行の本展である事を実感させる重厚な雰囲気である。
この角度はお洒落だなあ~。無粋な交通標識とホテルの看板がなければ、もっと素敵なのだが…

1周した後はそのまま講習会場に向かい、12時35分には講習会場のあるフロアに戻った。予定よりもさらに短い所用時間40分間の土偶さん探訪。たった5分間の土偶さん見学時間も含めて、これまでの【縄文土偶探訪記】では、最も慌ただしい内容となった。

Revival seasonは、こんなスタイルも有りだよな… そう自分に言い聞かせた。Revival seasonも、既に Vol.6まで来たぞ!

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次回八ヶ岳出社日までの不安—結界石《改》はホスタさん達を守ってくれるか?

一昨日の午前9時半過ぎに八ヶ岳オフィスを発って、新百合ヶ丘自宅への帰路についた。今回の八ヶ岳滞在期間は正味9日間。庭仕事等を中心に、八ヶ岳オフィスでの春の定番作業をしっかりと終えて、月曜日からの決算分析作業の本格化への備えは万全である。だが、ひとつだけ気掛かりな事が出来てしまった。私が愛でる「ホスタ」さん達の「鹿軍団対策」に手違いがあったのだ。

私の庭木の鹿軍団対策は、20年間に及ぶ八ヶ岳ライフの試行錯誤の結果「5層」の防防御体制を構築するに至った。導入時期の早い順番で紹介すると ①冬の100均銀シート巻(ソメイヨシノ、ナナカマド等)②鹿除けネット(シュガーメイプル、クリムゾンキング他)③結界石《改》(主にホスタさん達)④鹿が忌避する庭木(ブッドレア、アセビ)⑤ウッドデッキでの保護(楓類、ブルーベリー)である。このすべての体制が整ったのは2017年であり、その後の2年は、庭木の「鹿被害」はほぼ皆無となっている。

前回の八ヶ岳滞在中は、銀シートを社主さまが剥がして、私は鹿除けネットを補修。さらに、ブッドレアを剪定し、アセビや楓等に追肥を行った。そして、春の「対鹿軍団防衛戦」の最重要戦線である結界石《改》 の敷設作業を残すのみとなった。と、ここで材料となる熔岩石が在庫切れである事に気が付いたのである。鹿が忌避する環境配慮型クレオソート(の臭い)は、熔岩石の吸収性・保湿性という効果があってこそ威力を発揮する。この「熔岩石+クレオソート」の組み合わせこそが「結界石《改》」なのである。

さっそく、楽天でいつも熔岩石を注文するお店にアクセス。が、この2年使ってきた「小粒」の結界石の在庫がなく、それ以前使っていた「中粒」とまだ未使用の「大粒」しかなかった。1kg当たりの価格は「大粒」がセール対象となっており、とてもお得だったので、あまり深く考えず「大粒」を注文。どのサイズが見映えや鹿除け効果が良いかを実験したいという気持ちもあったのだ。

熔岩石が届いたのが5月8日午後。その日は色々と所用があったので、箱を開けたのは9日の午後3時過ぎであった。10日の朝には八ヶ岳オフィスを発つ予定だったので「熔岩石のクレオソート液1晩漬け込み作業」をするには、9日の夕方がデッドラインであった。箱を開けた瞬間に慌てた。そこにはイメージしていた熔岩石とはかな異なる2袋(計30kg)入っていたのだ。

注文した大粒熔岩石の箱を開いた。2袋で計30kg.これで4年は使えるかなと考えていたのだが、石のイメージがかなり違う。

これまでの防衛戦に使った中粒と小粒は色こそ違ったが、表面はゴツゴツして気孔だらけ。これがクレオソート液をたっぷりと吸い込んで蓄えてくれたのである。しかし、今回届いた大粒は、表面が白くて、やや丸みを帯び、これまでの小粒や中粒よりもツルッとした感じだ。

バケツに出してみると違和感はさらに高まった。予想していたよりも滑らかな表面で気孔もも疎らだ。何よりも色が灰白色である。

大きめの気孔はあるが数は少なく、どちらかというと砂利石に近いイメージである。これでクレオソートを吸ってくれるかな?? 

左から結界石《改》初代の「中粒」、2代目「小粒」、そして右側が今回購入した3台目「大粒」。形状も鉱質も3代目はかなり異なる。

商品の発送ミスかと思い、楽天の商品解説ペーシを見ると、確かに届いた商品と同じ写真が掲載されていた。熔岩石は皆、同じ鉱質・形状と思い込んで(よく考えれば無謀だ)、価格のみを見て注文した私の完全なミスであった。

本当は、こんな感じの熔岩石の大粒を期待して注文したのだが、私のミスである。

さあ、困ったぞ (>_<)  近場のJマートに熔岩石の在庫がなかったのは確認済みである。茅野の他のホームセンターまで行くのは面倒だし… 取り敢えず、この大粒で対応するしかないな。そう判断し、結界石《改》専用のバケツにクレオソート液をいつもと同じ程度の量注いだ。

吸水性は予想していたよりもはるかに良く、灰白色の大粒熔岩石は、すぐに真っ黒に染まった。「意外とイケるかも。取り敢えず1晩浸してみるか。」と呟いて作業を終えた。

環境配慮型クレオソートをいつもと同じ程度の量注いだ。吸水性は思っていたよりも良好で、熔岩石は真っ黒に染まった。

10日の朝8時過ぎ、八ヶ岳撤収の段取りをすべて終えた私は、最後の作業となる結界石《改》敷設に取り掛かった。大粒熔岩石の吸収性はやはり思ったより良好で、吸収できずにバケツの底に残ったクレオソートの量は、小粒や中粒と大差はなかった。そして、鹿が忌避するクレオソート臭も、人間には気にならない程度だが、しっかりと漂っていたのである。だが、やはり「保湿性」には不安が残った。表面積が狭いので、すぐに乾いてしまうんじゃないかな?

早速、ホスタの周囲に6~7粒程度を目安に置いてみた。「うーん、見映えも悪いな。何か小動物のフンみたいだな…」が、贅沢は言ってられない。最大の目的は、一斉に芽を出し始めたホスタさん達を鹿から守る事である。ホスタの新芽は鹿の大好物であり、ちょっとした油断が「大悲劇」につながる事は2016年の春に経験済みである(https://triglav-research.com/?p=15533)。

大粒結界石《改》をホスタさんの周辺に6~7個置いてみた。見映えは… 小動物のフンみたいで、こりゃ失敗だな。でも鹿除けがメインの目的なのだから仕方ないか。

約20分掛けて、大粒結界石《改》をホスタや林檎の木など約30箇所に置いた。「次回の八ヶ岳出社日は未定だが、それまではしっかりとホスタを守ってくれよ。」と、願いつつも、一抹の不安を抱きながら、私は八ヶ岳を後にしたのである。

その後、結界石《改》への不安は忘れていたのだが、今朝の午前7時前、書斎のデスクトップPCの「カメラ一発」の画面を何気なく見た私は驚愕した。画面のひとつが、その片隅に2頭の鹿が動いているのを映し出したのだ。場所は本宅灯油タンクの後方、そこには2本の林檎の苗木が植えてあり、これも結界石《改》の防御対象である。

ホスタさん達と同じく、林檎の新芽も鹿軍団の大好物のようであり、これまで何度も食害に遭ってきたのだが、ここ数年の春先は結界石《改》に守られたようで被害は皆無だった(鹿は、結界石《改》の近くには、そもそも近寄らないと推測していた)。が、どう見ても2頭の鹿は林檎の木のすぐ近くにいた。スクショを残そうと思った矢先に2頭とも画面から消えた。

大粒結界石《改》は、しっかりとホスタさん達を思ってくれるだろうか? 気掛かりで決算分析作業に集中できそうにない…

 

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【縄文土偶探訪記 Revival Season Vol.5】国立歴史民俗博物館(千葉県)

探訪博物館: 国立歴史民俗博物館(https://www.rekihaku.ac.jp/index.html
探訪日: 2019年4月2日
探訪目的: 「子抱き土偶」さんと有名土偶さん達のレプリカ多数

全国各地の考古博物館を収蔵・展示されている土偶さんとの出会いを求めて渡り歩いていると、その内容を情報発信すべきか否か悩む事がある。一番の理由は、写真撮影やWeb掲載不可(或いは面倒な承認手続が必要)な先であり、実際は「悩む」と言うよりも「(私のように)器の小さい先だな。仕方ないや…」って感じですぐに「お蔵入り」を決定する(行かなかったものとして封印してしまう)。実は県立博物館系を中心にそんな先が結構ある。それらと比較すると、これまで Revival seasonで紹介した秋田・青森の4館は、本当に太っ腹で気持ちが良い先だった。

もうひとつの悩みは、展示物が「レプリカ中心」で、実物が展示されていたとしても「少数」かつ「無名(あまり有名ではないと言うべきか)」であるケースだ。こういった先は本当に悩む。【縄文土偶探訪記】は一部の例外を除くと「実物土偶さんとのご対面」の感動を伝えるものなので、その辺りの配信決定の「線引き」が微妙なのだ。Revival seasonになって情報発信をためらったのは2つの博物館、共に後者のケースである。結局、数は少ないが実物の土偶さんにご対面できた事に変わりはないので、時代は平成から令和に変わってしまったが、遅ればせながら紹介する事に決めた。

まずは、我が故郷である「千葉県」にある「国立歴史民俗博物館(れきはく)」である。千葉県の施設によくある事だが、名称だけではどこにある施設なのかサッパリわからない。だが、その名称は、ここが我が国の「歴史民俗」研究の総本山的存在である事を誇示している。

最近の縄文ブームにあやかって、様々な「縄文関連本」が出版されているが、自称「その道の通(つう)」である私が、面白いな(或いは、勉強になるな)と感じる本は少ない。そんな中で『生と死の考古学−縄文時代の死生観−』『つくられた縄文時代 日本文化の原像をさぐる』といった良書を書かれているのが「山田康弘」先生であり、国立歴史民俗博物館の教授職にある。

正に「頂点」的存在の博物館が未探訪になっていた理由は2つ。まずは、縄文時代の展示コーナーが所属する「第1展示室(先史・古代)」が長期リーニューアル工事となっていて、訪問しても「見学は出来ない」状態が続いていたのだ。そして、改良工事がやっと終わって、今年の3月19日にリニューアルオープンとなった。2つめの理由は、この博物館には全国のメジャーな土偶さん達が勢揃い状態になるのだが、その多くが「レプリカ」である事だ。国宝や国指定重要文化財級のメージャー土偶さん達のほとんどは、出土地の博物館、或いは、東京を代表とする国立博物館に収蔵・展示されているので、これは仕方ない。
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前書きが長くなってしまったが、ここからはサラッと書こう。この「国立歴史民俗博物館」探訪の絶好のチャンスが到来したのである。それは4月のロサンゼルス役員慰安旅行である。2017年のバリ島の時もそうだったが、私と社主さま(家内)で成田空港から海外に出る時は「D4で成田に向かって、ANAホテルに前泊し、旅行期間中は、そのままホテルの駐車場にD4を預ける(駐める)」というが恒例化しつつある。そして、新百合ヶ丘自宅から成田までの正に「途中の場所」に国立歴史博物館はあるのだ。

D4で歴史博物館の駐車場に到着したのは4月2日の午後1時少し前。広大な博物館敷地内の公園スペースは桜が満開で、駐車場は花見客でほぼ満杯という状況だった。八ヶ岳よりも桜の開花がほぼ1ヵ月早い事になる。

Galaxy Note9の横長写真にも全景を写す事が出来ない程に巨大な国立歴史民俗博物館の建物。
博物館内の広場はお花見の名所のようで、ちょうど桜が満開。お花見客は博物館の見学者数を大幅に上回っていた。

入館料は600円。博物館の案内パンフレットを見て、ちょっとビックリ。展示室は6つなのだが、そのひとつひとつが平均的な考古博物館のスペースよりもはるかに大きいのである。早足でサラッと見学しても最低1時間はかかるだろうと予測。社主さまには「折角来たのだから取り敢えず全展示室を見て回ろうね」と伝えて、お目当ての第1展示室の「縄文展示コーナー(多様な縄文列島)」に直行した。

長い期間リニューアル工事中だった「第1展示室(先史・古代)」は3月19日にリニューアルオープンしたばかり。

そこは「有名土偶さん達の集会所」状態。「日本最古の土偶さんペア」から始まり、当然ではあるが「国宝土偶さん」や「国指定重要文化財クラス」の土偶さんが勢揃い。そして、私はそのほとんどの実物と、既にご対面済みである。社主さまは、私と一緒に考古博物館を何館も見て回っているので「あっ、この子知っている。この子も見た事ある。」なんて感じで、結構、楽しんでいるようだった。

日本最古の土偶さんペアの写真。レプリカですが…
有名土偶さん達は、凝りに凝った展示スペースを与えられて本当にお洒落に展示されていました。
ほとんどのレプリカ土偶さんの実物にはご対面済みですが、この土偶さん(青森県砂沢遺跡出土)は例外かな? それとも写真掲載不可だったかな??

だが、悲しいかな、ほとんどの土偶さんの解説プレートには《複製》という表示が…  目を皿のようにして「実物(当館蔵)」はないかと探した結果、「オオ、これは!」と思えた展示物が2つ。ひとつは、東京都宮田遺跡出土の「子を抱く土偶」さん、そしてもうひとつが、青森県是川中居遺跡出土の「香炉型土器」だった。

やっとの事で実物土偶さんにご対面。「子を抱く土偶」さんで、博物館のWebでも紹介されている。
こちらの香炉形土器も実物。井戸尻型とはやっぱり雰囲気が違うな…

「ああっ、数は少ないけれど実物にも出会えて本当によかった…」 第1展示室を20分ほど見学した後は、残りの5つの展示室を順番に早足で見て回った(Walking状態)。最後の展示室を出た時に時計は既に午後2時となっていた。

こんな具合に豪華でお洒落な展示スペースが延々と続くのです。丁寧に見学したら丸1日楽しめそうな気がする。

こうして、土偶さん的には「小ネタ」となってしまったが、国立歴史民俗博物館の探訪も無事終了!(ミュージアムショップには土偶さん関連グッズも沢山置いてありましたが、そのほとんどは既に購入済みでした…)

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ソメイヨシノに寄り添った長い長~いGW

『銀行業界鳥瞰図』に続いて、『稿房通信』も「令和」の時代を迎えて初めての配信である。まずは「10連休」という長い長~いGWの過ごし方を振り返ってみよう。

4月27日の夕方、長崎出張から戻った私は、平成という時代が終わりを迎えようとする30日の午後9時頃迄は新百合ヶ丘の自宅で、のんびり&まったりと過ごした。そして、9時ちょっと過ぎに、社主さまと信託銀行に勤務する長男を伴って、D4で八ヶ岳へと旅立った(出社した)のである。

「人混み・渋滞・行列待ち」が大嫌いな私にとって、GW中の移動は「渋滞回避」という観点から、日々の調査・分析作業で積み上げた知見の真価が問われる時である。今年も結果は「大勝利」。渋滞はまったく無く、夜の中央道を快走。途中コンビニに立ち寄ったが、それでも約2時間の通勤で、午後11時過ぎには八ヶ岳に到着。「令和」の時代最初の八ヶ岳滞在がスタートした。

5月1日から今日で早7日目。社主さまと長男は4日の朝、一足早く「特急あずさ」で帰宅。私単独での滞在も今朝で丸3日となった。例年、GW中の八ヶ岳はウンザリする程に観光客&別荘族で混雑する。今年も勿論、例外ではなかったが、GWが長かった分、混雑具合が分散(均された)ような気がする。まあ、それでも私からすれば「耐え難い混雑」となった。

幸いな事に、我が家はほとんど全員が「人混み嫌い」なので、GW中は八ヶ岳では出歩かない。基本的には、八ヶ岳本宅&オフィスの敷地内でノンビリと過ごす。もっとも、D4のタイヤの換装、庭木の銀シート剥がし、ブッドレア等の剪定、ガーデンファニチャー類のオフィス地下室からの運び出し等々、GW期間中のルーティーンはかなりあるので、それらを粛々と捌いていった。

今年の場合は、これに4月最終週に自宅に届いたオフィス用WindowsデスクトップPCの設置・設定作業や年初から取り組んできた「LPRプロジェクト」の総仕上げが加わった。5日までには、これら臨時作業もルーティーン系も一段落したので、昨日午後から、『銀行業界鳥瞰図』と『稿房通信』への常時SSL導入とWordPressテーマの全面改定に着手。

昨日の午後7時過ぎには作業が終了したので、8時前に「鹿の湯」へ向かった。GW中は、鹿の湯はとんでもない混雑になるので、基本的には私は近寄らない。GW最終日の昨晩が今回の八ヶ岳滞在で初の「鹿の湯通い」である。事前予想通りに「いつものゆったりとした鹿の湯」が私を出迎えてくれた。あ~、極楽。人でごった返した温泉なんてのは、私の趣味に合わないのだ!

今朝も八ヶ岳は快晴。が、昨日までとは何かが違った。そう、ソメイヨシノの花びらが枕木テラスの上に舞い散っていたのだ。昨日までは、まったく目にしなかった光景である。こういうのを「散り始め」というのだろう…

振り返ってみると、今年の長いGWは庭のたった1本のソメイヨシノの開花時期に寄り添ったと言えるだろう。5月1日の朝の時点では、開花している花はまだわずか。勝手に「二分咲き」と判定。

「令和」時代の初日は生憎の曇り空。肌寒くソメイヨシノの開花は「二分咲き」と言ったところだろうか? 昨年は4月26日に満開だったので(https://triglav-research.com/?p=21752)、昨年に比べると随分と遅い開花である。

2日は朝から快晴で気温も急上昇。驚く位の早さで開花が進んだ。これまで、八ヶ岳のソメイヨシノの開花時期に立ち会う機会に恵まれなかった社主さまは大喜びだった。

2日は快晴で気温も上昇。午後になると開花が一気に進み、社主さまは大喜びだった。

このソメイヨシノは、八ヶ岳本宅購入直後に植樹した2本の内の生き残り。相次ぐ鹿の食害から必死で守ってきた木なので、私には特別な思い入れがある(https://triglav-research.com/?p=21371)。

3日も快晴。朝の時点でもう五分咲きを通り越して六分咲き位だろうか?この日は快晴で暖かく、さらに一気に開花が進んだ。

今回の開花期は、連日様々な角度から写真撮影して、その白き可憐な(そして儚い)花が咲き誇る様を楽しんできた。

5月4日の朝。八ヶ岳ブルーの空にソメイヨシノの可憐な白い花が美しく映える。社主さまは特急「あずさ」での帰宅前にほぼ満開の状態を堪能。

5日のお昼前にオフィスウッドデッキから眺めた状況。もう「満開」と言ってよいだろう!
6日の朝。まだ花びらは散っておらず、2日続いて満開を楽しむ。

そして今朝の枕木テラスの上に舞い散り始めた風情。令和の時代の始まりを「八ヶ岳ライフの戦友」とも言えるソメイヨシノに寄り添う事が出来て、本当に幸せだった。

今日の朝。オフィスウッドデッキから眺めて、満開の盛りは過ぎたかなと感じた。

枕木テラスに出て驚く。昨日まではまったく無かった花びらが舞い散り始めているではないか… 「散り始め」である。

ソメイヨシノの「散り始め」と共に、本格的に仕事を再開しよう! 思えば「平成を心静かに見送るため」という名目で、4月以降、仕事をしたのは「たったの6日間」だけだった。零細企業経営者の特権を乱用してしまったな…

昨日まで気にしていなかったが、足許に目をやるとホスタさん達が目を出し始めていた。「結界石(改)」に使う「熔岩砕石」の在庫あったかな? 手配しなければ...

ふと、足許を見ると「溺愛するホスタさん達」が芽を出し始めているではないか。今回の八ヶ岳滞在中に「対鹿対策の結界石(改)」の防衛ラインを構築せねばならない。やる事も楽しみも「山のようにある」のが八ヶ岳ライフなのである!