『銀行業界鳥瞰図』に続いて、『稿房通信』も「令和」の時代を迎えて初めての配信である。まずは「10連休」という長い長~いGWの過ごし方を振り返ってみよう。
4月27日の夕方、長崎出張から戻った私は、平成という時代が終わりを迎えようとする30日の午後9時頃迄は新百合ヶ丘の自宅で、のんびり&まったりと過ごした。そして、9時ちょっと過ぎに、社主さまと信託銀行に勤務する長男を伴って、D4で八ヶ岳へと旅立った(出社した)のである。
「人混み・渋滞・行列待ち」が大嫌いな私にとって、GW中の移動は「渋滞回避」という観点から、日々の調査・分析作業で積み上げた知見の真価が問われる時である。今年も結果は「大勝利」。渋滞はまったく無く、夜の中央道を快走。途中コンビニに立ち寄ったが、それでも約2時間の通勤で、午後11時過ぎには八ヶ岳に到着。「令和」の時代最初の八ヶ岳滞在がスタートした。
5月1日から今日で早7日目。社主さまと長男は4日の朝、一足早く「特急あずさ」で帰宅。私単独での滞在も今朝で丸3日となった。例年、GW中の八ヶ岳はウンザリする程に観光客&別荘族で混雑する。今年も勿論、例外ではなかったが、GWが長かった分、混雑具合が分散(均された)ような気がする。まあ、それでも私からすれば「耐え難い混雑」となった。
幸いな事に、我が家はほとんど全員が「人混み嫌い」なので、GW中は八ヶ岳では出歩かない。基本的には、八ヶ岳本宅&オフィスの敷地内でノンビリと過ごす。もっとも、D4のタイヤの換装、庭木の銀シート剥がし、ブッドレア等の剪定、ガーデンファニチャー類のオフィス地下室からの運び出し等々、GW期間中のルーティーンはかなりあるので、それらを粛々と捌いていった。
今年の場合は、これに4月最終週に自宅に届いたオフィス用WindowsデスクトップPCの設置・設定作業や年初から取り組んできた「LPRプロジェクト」の総仕上げが加わった。5日までには、これら臨時作業もルーティーン系も一段落したので、昨日午後から、『銀行業界鳥瞰図』と『稿房通信』への常時SSL導入とWordPressテーマの全面改定に着手。
昨日の午後7時過ぎには作業が終了したので、8時前に「鹿の湯」へ向かった。GW中は、鹿の湯はとんでもない混雑になるので、基本的には私は近寄らない。GW最終日の昨晩が今回の八ヶ岳滞在で初の「鹿の湯通い」である。事前予想通りに「いつものゆったりとした鹿の湯」が私を出迎えてくれた。あ~、極楽。人でごった返した温泉なんてのは、私の趣味に合わないのだ!
今朝も八ヶ岳は快晴。が、昨日までとは何かが違った。そう、ソメイヨシノの花びらが枕木テラスの上に舞い散っていたのだ。昨日までは、まったく目にしなかった光景である。こういうのを「散り始め」というのだろう…
振り返ってみると、今年の長いGWは庭のたった1本のソメイヨシノの開花時期に寄り添ったと言えるだろう。5月1日の朝の時点で、勝手に「三分咲き」と判定。開花はおそらく4月28日か29日だったのだろう。
2日は朝から快晴で気温も急上昇。驚く位の早さで開花が進んだ。これまで、八ヶ岳のソメイヨシノの開花時期に立ち会う機会に恵まれなかった社主さまは大喜びだった。
このソメイヨシノは、八ヶ岳本宅購入直後に植樹した2本の内の生き残り。相次ぐ鹿の食害から必死で守ってきた木なので、私には特別な思い入れがある(https://triglav-research.com/?p=21371)。
今回の開花期は、連日様々な角度から写真撮影して、その白き可憐な(そして儚い)花が咲き誇る様を楽しんできた。
そして今朝の枕木テラスの上に舞い散り始めた風情。令和の時代の始まりを「八ヶ岳ライフの戦友」とも言えるソメイヨシノに寄り添う事が出来て、本当に幸せだった。
ソメイヨシノの「散り始め」と共に、本格的に仕事を再開しよう! 思えば「平成を心静かに見送るため」という名目で、4月以降、仕事をしたのは「たったの6日間」だけだった。零細企業経営者の特権を乱用してしまったな…
ふと、足許を見ると「溺愛するホスタさん達」が芽を出し始めているではないか。今回の八ヶ岳滞在中に「対鹿対策の結界石(改)」の防衛ラインを構築せねばならない。やる事も楽しみも「山のようにある」のが八ヶ岳ライフなのである!