早いもので、人生初の「手術&入院」の日から1週間が経過した。
今日から、仕事に完全復帰。
来週からは、オンライン・スタイルではあるものの、講演活動も再開する予定だ。
3月第1週までは、通院治療が必要な期間ではあるが、術後の経過はすこぶる良好である。
何よりも喜ばしいのは、術後の痛みが大袈裟でなく、まったく無い事だ。
術式に「内視鏡手術」を選んで、本当に良かったと思う。
手術・入院の候補先として6つの病院をピックアップして、色々とリサーチした上で、自身で信じて選んだ病院と先生である。
「自分で徹底的に調べて、納得した上で、リスク・テイクする」— やっぱり、これが『生き方の基本』なのだ。
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仕事から完全に離れたこの1週間は、本当に有意義だった。
色々と新たな取り組みを始めようと決めたのだが、そのひとつに「2025年問題」への対応があった。
入院の1週間程前に、TVのニュース番組でちょうど「この話題の問題」を扱っていたのだ。
もっとも「2025年問題」ってのは様々な種類があるようだ。
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一般的には、所謂「団塊の世代」が、後期高齢者(75歳以上)になる事によって、一気に加速する「超高齢化社会の構造問題」を意味する。
でも、笑っちゃうよね。
国立社会保障・人口問題研究所の「日本の地域別将来推計人口」統計等を活用した分析に慣れ親しんでいる我が身としては、何を今更って感じかな?
今後の人口動態を考えれば、日本は「縮む国」という運命から、もう逃れることは出来ない。
仮に「移民」を大量に受け入れることになったら、それはもう「日本」じゃないと私は思う。
結局、「美しくお洒落に」縮むか、「悪あがきしてぶざまに」縮むかの選択しか残されていないのであって、そんなのは、別に大した問題じゃないだろう。
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もうひとつ頻繁に「2025年問題」として語られるのは、預言者・霊能者・占い師とかの類が、一斉に「2025年の夏場(特に7月5日)に、日本は大天変地異に見舞われる」と言い始めた事らしい。
ぷっ、もっと笑っちゃうな…
そんな事、わざわざ指摘されなくても、ほとんどの人が「何か地球が変だぞ」とか「そろそろヤバそうな気がするな」って、何年も前から薄々感じているように思えるな。
少なくとも、私はそうだね。
個人的には、地球や人類の将来に対する「漠然とした不安」こそが「少子化」の根本原因(本能だよね)だと考えているので、この「2つの2025年問題」の根っこは同じだと思う。
もう、ジタバタしたって意味はないのだ。
他人に頼らずに、自分で必要と信じた「備え」を粛々と進めるしかないのである!
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私にとって、まだ対応可能なのは、VHSやMiniDVなどのビデオテープの画像記録が、将来的に再生不能になる、その「起点の年」という意味での「2025年問題」である。
「思い出消滅の2025年問題(危機)」と呼ぶらしい。
さすがにVHS(或いはVHS-C) のデジタル化は、とっくに終えてあるが、8mmビデオやMiniDVについては、まだまだデジタル化が終えてないテープが大量にあった。

社主さま(姐さん)にとって、3人の息子達の子育てと成長の過程の記録は「宝物」である。
そういった「思い出の記録」を将来に亘って、しっかりと保全することは「夫の甲斐性」だよね。
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こういう事態もあろうかと「デジガジェ・マニア」である私は、8mmビデオの再生デッキとMiniDVビデオカメラを1台ずつ、しっかりと保管してあった。
8mmの再生デッキが「2002年製」、MiniDVビデオはなんと「1998年製」。

ちなみに、MiniDVの方は、八ヶ岳本宅の候補地を探した時のパートナーであった。
8mmもMiniDV関連機器も、新商品の発売はとっくに終了しているので、現在は「中古マーケット」以外での入手は困難な状況になっている。
そういった意味では、これらの「ロートル機器」も「宝物」なのである。
両機器共に、故障はなくて普通に再生可能であることは、既に確認済みだ(さすがに昔のSONY製品の信頼性は抜群だな)。
これをオフィスのデスクトップPCに接続して、ビデオキャプチャーするのが当初の計画であった。
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だが、一昨日になって「アナログ映像のデジタル保存」用の専用機器がある事を知ったのだ。
この機器に任せてしまえば、簡単にUSBメモリにMPEG-4変換して保存してくれるのだ。
やったね\^^/
勿論、すぐにamazonで注文して、それが、昨日の午後にオフィスに届いた。
商品名は、サンワダイレクトの「400-MEDI029」。


再生機器に直接接続して、録画ボタンを押すだけ。
モニター付きで音声も再生できるし、128GBまでのUSBメモリに保存可能。

感動する位に清々しい「用途限定型のベタなデジアナ仲介機器」だね!
まあでも、やらねばならぬ事がまた増えちゃったな….
— One Life, Live It !