私は「かわぐちかいじ先生」が描く劇画の主人公が大好きなんだ。
立ち居振る舞い凛として美しく、意志が強く、いつもちょっと遠くを見ているような眼差し。
なんかグッとくるんだ。
特に好きなのが「沈黙の艦隊」の原潜「やまと」の海江田四郎艦長(国家元首)と「空母いぶき」の秋津竜太第5護衛隊群司令。
「空母いぶき」の方は、一足早く2019年の春に映画化・公開されたのだが、「沈黙の艦隊」の映画(実写)化は、原潜が主役とも言い得る映画なんで簡単ではなかったのだと思う。
確か「モーニング」で連載開始したのは、私がアナリスト稼業を始めた1989年の前年だから1988年じゃなかったかな?
日本での映画化は無理なんだろうと諦めていたんだ。
それがなんと、この9月29日から映画公開されたんだ。
主演(海江田艦長)は「大沢たかお」さん、準主演(深町艦長)は「玉木宏」さんというキャスト。
国際テロ(山岳)映画「ミッドナイトイーグル」の名コンビ復活じゃないか!
当然、映画館に足を運ばなくちゃ「やまと&いぶきファン」とは言えないよね。
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「沈黙の艦隊」の公開を意識していたわけではないのだが、我が社はちょうど9月から「東京でのさらなる働き方改革」をスタートさせたばかり。
これまでは1日3件とかの講演も引き受けて、朝から晩まで予定をギッシリと詰め込む事が当たり前だったのだが、9月からは「1日の講演は2件まで」のルールを厳守。
それ以外の情報収集のための会食や面談も本当に必要なモノだけに絞り込んで、東京での仕事の日は、1日2~3時間のフリー時間帯を設けるようなスケジューリングに改めたんだ。
この自由に出来る時間帯に「企画展」を中心とした博物館や美術館巡りをしようと思うんだよね。
そして、メインのお楽しみは「映画鑑賞」。
私にとっては、「八ヶ岳界隈では楽しめない事の筆頭格」なんだ。
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自宅最寄りの新百合ヶ丘駅は「イオンシネマ」と「アルテリオ」という2つの映画館があるので、映画鑑賞には恵まれた環境にある。
東京であれば、Tohoシネマズがお気に入りで「日本橋」か「日比谷」の利用がメインだな。
講演は大手町・日本橋界隈が多いし、シネマイレージの会員でもあるからね。
だが生憎、昨日の日本橋と日比谷の「沈黙の艦隊」上映スケジュールは、設定したフリータイムとはまったく合わなかったんだ。
さてと、困ったな…
ふと、「六本木ヒルズ」のTohoシネマズはどうかなと思って検索したら、これがピッタリ\^^/
そんなわけで、昨日は講演と講演の合間に六本木ヒルズで「沈黙の艦隊」鑑賞となったんだ。
やっぱり映画はシアターの大画面と素晴らしい音響効果の下で観なくちゃ駄目だよね!
劇場公開中の映画に対する感想やコメントを書くなんて無粋なことは『八ヶ岳稿房』では御法度。
でも「続編もちゃんと作ってね!」とだけは記しておこう。
シアターストアでは、思わず「原潜やまと」が沈降するギミックのボールペンを買っちゃった。
ギミックって言っても、所詮はこんなモノだけどさ… ↓
それに、「完全ペーパーレス」を貫いている我が社では、おそらく使う事はないんだけれどね…
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映画鑑賞後、六本木ヒルズ周辺の高層ビル群を眺めた。
「六本木ヒルズ」はかつての職場。
「見慣れた光景」と書きたい所なんだけど、名前が思い浮かばないビルがまた随分と増えたね。
大地震、戦争、大火等によって繰り返し灰燼に帰してきた『帝都 東京』。
日本人ってのは性懲りもなくこの「危うい地」に、何故「一極集中」しようとするんだろうか?
きっと私には理解できない「魔都の魅力」みたいなのがあるんだろうな…
改めて「六本木ヒルズ」のオフィス棟を見上げた。
ここで働いていた頃にいつも思っていたのだが、私がテロリストだったら、真っ先にこのビルを標的にするな。
何となく、「バベルの塔」を彷彿とさせるんだよね。
おっとイケない、10月第4週には、また「六本木ヒルズ倶楽部」での講演の予定が入っているんだった。
少なくともその日までは平穏な日々が続いて欲しいな…
まあ、これからは「魔都 東京」での仕事の際も、なるべく「遊び心」を塗していこうと思うんだ。
次の東京での映画鑑賞は、11月3日公開の「ゴジラ -1.0」で決まりだね!