予定外の八ヶ岳滞在は早5日目。
来週は、東京での講演予定がギッシリなので、毎日、オフィスで真面目に新しい講演資料の作成に取り組んでいる。
オンラインでの対応は、今週は1日1件のペースとしているので、Excel や パワポと睨めっこの時間が多い。
ちょっとした気分転換には、ハンドエアガンでターゲットを撃ちまくり、ドローンを飛ばして、メタバースの世界に浸る。
これが「単独滞在時」の最近の「遊び方」なのだ。
八ヶ岳の敷地って、誰に気兼ねする事もなくエアガンやドローンを楽しむ上で、広さと周辺の環境がピッタリなんだよね!
この「3つの遊び」は「生身の人間」に接しなくても良いという意味で、私には最適だ。
それから、どれも機器の収納がコンパクト、かつ、機能的なのがイイな。
私はゴチャゴチャしているのが大嫌い。
この「3つの遊び」は、ほぼ同じようなサイズの専用ケースに収納できるので、統一感があって、使っていない時でもお洒落なんだよね…
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今回の予定外の八ヶ岳滞在の切っ掛けとなってくれた「社主さまの上海滞在」も5日目である。
日本にいる時と同様、毎朝、LINEのビデオ通話での安否確認があるのだが、彼女は元気そのもの。
「怖い事や面倒事に巻き込まれていない?」と、私は毎日のように確認する。
すると「全然そんなのないわよ! 日本のTVで連日報じていた嫌な雰囲気(福島原発処理水の海洋放出に対する抗議行動や不動産バブル崩壊の影響等)なんて、どこの国の話って感じよ。」といった類の答えが返ってくる。
滞在場所が「上海」という事もあるが、まあ、私の予想していた通りだな…
日本のメディア報道の「偏向性(偏り)」はここ数年、一段と顕著になってきており、世界のニュース番組が報じている内容から受ける印象との「乖離」がどんどん大きくなってきているように思えるのだ。
一部だけにフォーカスして、それを切り出して繰り返し報じる「事実」が事実である事に間違いはないのだが、それにあまりにもバイアスが掛かっていると、受け手が形成する「真実」を歪めてしまうんだよね。
「日本のメディアだけ見ていると馬鹿になる!」というのは、私が東日本大震災以降に一段と強く感じるようになった事だ。
まあ、今回の一連の「ジャニーズ騒動」も最たる例のひとつだな。
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そんな私の我が国メディアに対する思いなどとはまったく関係なしに、社主さまからは、上海滞在を思いっ切りエンジョイしている写真や動画が毎日届く。
次男のお嫁さんSちゃんが、LINEで「上海旅行団 お母さん上海いらっしゃ~い」という共有アルバムを作成してくれて、それにどんどん写真や動画がアップされて行くのだ。
美味しそうな料理に、上海歌劇団や世界遺産の探訪にショッピング等々。なんかムカつくな~
中国滞在ビザの申請が通ってからは、Sちゃんと WeChatで、連日、滞在中のプランを楽しそうに練っていたものな。
正に「スロットル全開」である。
でも、社主さまは、私が「VPN接続可能なモバイル・ルーター(データ使用無制限)」を持たせた事によって、日本と同じように普通にLINEやGoogleが使えるなんて事、わかってないだろうな…
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そもそも彼女が、「私、C(次男)とSちゃんのところに、9月の初め頃に遊びに行こうかしら。マイレージで予約できるかな~」と、唐突に呟いたのは7月の20日過ぎであった。
これは代表取締役である私に「社命」が下った事を意味した。
当時、私は仕事で〆切りを山のように抱えていた。でも、この社命を無視する事は出来ない。
「マイルはたっぷりと貯まっているから問題ないけれど、さすがに9月初旬は急過ぎて難しいと思うよ。念のために確認してみるね。(ど~せ、急過ぎてマイレージ枠の空きなんてないよね!)」と言って、一応、ANAのWebをチェック。
「あちゃ~、関空乗り継ぎ便だと席がある(やベ~な)。」
その旨を社主さまに伝えると「じゃあ、その便で上海へ行くね!」と即断であった。
それからの私の「段取りの良さ」には、我ながら感心する。
航空券の手配から座席の指定、関空乗り継ぎの際のホテルの予約までを一気済ませた。
さあ、次は面倒で有名な「(地獄の)中国ビザの申請手続」だ。
途中で中国渡航を諦めてしまう人がいるとも言われる「難行苦行」であったが、これもクリア(会社設立手続の方が楽だったような気がする…)。
荷物が重いのは大変だから「手ぶらサービス」の手配をして、各空港のラウンジの場所をプリントアウトして…等々。
社主さまが快適な上海トリップが出来るようにタスクリストを作成して、次から次へと処理して行ったんだよね。
こうなると、私はもう「トラベル・エージェント」だな。
社主さま(家内)は、こういう「重宝な代表取締役(夫)」の価値がわかっているのだろうか?
まあ、イイか…
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そんな彼女からは、今日、上海の夜景の写真が送られてきた。
滞在中の次男夫婦のマンションの部屋から撮影したものだという。
改めて、日本企業の海外駐在時の処遇(恩恵)って、それなりに凄いなと思う。
夫婦2人で約130㎡のマンションを借りて、ゲスト用のベッドルームやシャワールームも完備。
社主さま曰く「ホテルよりも全然快適よ!」との事。そりゃそうだろう…
ふん、でも「高さ(高度)」では、八ヶ岳の方が勝っているもんね!
働き者で健気なトラベル・エージェントは、そうぼやくしかなかった…