ハナミズキの教え・・・八ヶ岳ライフは淡々と語る

「異形のソメイヨシノ」の満開宣言を遅滞なく行うために、新百合ヶ丘自宅の書斎で仕事をする際にも、移動型ライブカメラの映像をこまめにチェックするようにしている。

もっとも、AlexaちゃんやGoogle嬢に話し掛けるだけで、すぐに現在の状況をスマートディスプレイに映し出してくれるので手間は掛からない。

画面からは野鳥の囀りまで聞こえてくるので、それなりの臨場感もある。

八ヶ岳を一昨日に撤収した時点では、昨日か今日にも満開になるのではないかと予想していたのだが、足踏み状態。

私が「満開宣言」の基準とする樹芯部分の蕾の多くが未開花なのだ。

昨日の午後2時半過ぎの開花状況。樹心部分はまだ蕾が多いな。これじゃあ「満開宣言」は出せないぞ!
昨日の午後6時40分過ぎの映像。う~ん、まだ私基準の満開ではないな。それよりも日が長くなった事にちょっと(°0°)

昨日と今日は一気に気温が低下し、日中の最高気温が10℃前後までしか上昇しなかった影響だろう。

この2日間は気温が急低下。最高気温が10℃前後じゃ、異形のソメイヨシノの開花ペースが鈍るのは当然だろう。

さらに今日の八ヶ岳は曇り空で、何となく「満開」という気分ではない。

そんなわけで、午後3時過ぎには早々に満開宣言を見送る事にした。

今日の午後3時過ぎの映像。樹芯部の開花は少し進んだようだが、曇り空でパッとしない天気だな。満開宣言は今日も見送り決定!

チッ、満開になったら「オンラインお花見」を楽しもうと思ったんだがな…

八ヶ岳の敷地内で開花しているのは、異形のソメイヨシノ以外では、馬酔木、スミレ、それに花桃の蕾が膨らみかけていた程度だ。

一方、自宅の庭では、ハナミズキやモッコウバラが満開である。

約2週間ぶりの新百合ヶ丘自宅。庭では「ハナミズキ」が満開になっていた。
自宅の庭に出てみると、モッコウバラも満開だった。
八ヶ岳には、黄色系の花が咲く木は植えていないので、自宅庭のモッコウバラのイエローは新鮮に感じる。

ホスタさん達もどんどん育って、大きなモノは直径が60cm程になっていた。

このホスタは既に直径が60cm程になっていた。八ヶ岳ではまだ芽もでていないのだが…

八ヶ岳のオフィスエントランス周辺では、まだ芽すら顔を出していないんだがな…

自宅の庭であろうと、八ヶ岳であろうと、私の「ホスタさん好き」は変わらない。
だが、「鹿から守る」という手間が掛かる分、八ヶ岳のホスタさん達の方がより愛着があるのだ。

やっぱり、ホスタさん達には暖かくて、鹿という天敵が存在しない自宅庭の方が「幸せな環境」なんだろうな。

鹿が特に好きなのは、こういった斑入り部分が多いホスタなんだよね。

ふと、異形のソメイヨシノと同じ2001年の春に、枕木スロープの脇に2本のハナミズキを植えた事を思い出した。

あの2本は、鹿の食害の影響か、それとも八ヶ岳の寒さに耐えられなかったのかは不明だが、結局、2~3年で枯れてしまったな。

八ヶ岳にも、白とピンク、2本のハナミズキを植えたのだが、結局、育たなかった。

人間にも植物にも「向き不向きな環境」はあるのだと、ハナミズキが教えてくれたような気がした。

「八ヶ岳 最高!」なんて安易に語って煽ってはならないと、自身を戒めた。

八ヶ岳ライフに関して質問や相談を受けた時は、これからもなるべく淡々と語り、メリットだけではなく、デメリットもしっかりと伝えよう!