2月1日の新型コロナ陽性判定後、重症化リスクを勘案して、2月2日~8日までの「自宅療養(私的には特別休暇)期間中」は一切仕事をしないと決めた。
1月下旬までに対面講演の予定をすべて終えてあり、かつ、奇跡的に〆切りがひとつもない「特異な時期」であったために思い切る事ができた措置だった。
結局、新型コロナの症状は「発症日半日限定の発熱」で済んでしまったので、振り返ってみれば「大盤振る舞い」とも言い得る特別休暇となった。
明日から3月初旬までは「〆切りの波状攻撃」をクリアして行かねばならないため、今日は日曜日だが、朝から仕事段取りの見直し作業を進めた。
う~ん、これから相当タイトなスケジュールになるな。
まっ、1週間仕事を離れたのだから当たり前か…
救いは、特別休暇期間中に会社関連の登記手続や確定申告等々、本業である「銀行業界の調査・分析・助言業務」以外の要対応案件をすべて終えてしまった事だ。
「端切れ案件の一括処理期間」として評価すれば、「特別休暇期間」も有意義であったと言えるだろう。
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特別休暇期間中にやった事の中には、オフィス機器のメインテナンス、ソフトウェア(アプリ)の更新やバージョンアップ作業、それにや各種サブスク契約の見直し等も含まれていた。
これで当分の間、ソフトウェアのバージョンアップや見直しは不要だな!
と、考えていたのだが、「一太郎」のバージョンアップパッケージが9日に届いていた事を思い出した。
今日中に「一太郎2023」のバッジョーンアップも済ませてしまおう!
我が社のビジネス環境において、ハード、ソフト両面で「日本(国産)勢」は、ほぼ壊滅状態だ。
八ヶ岳オフィス、自宅書斎 共に、PCやタブレット周りの「主戦場」は、完全に海外勢に占拠されてしまった。
八ヶ岳オフィスでは、ハード機器で、ScanSnap2台 と EPSONの複合プリンタ2台 と ブラザーのラベルプリンタ1台が辛うじて踏ん張っている。
フル稼働状態で、今後も安泰の ScanSnapと違って、プリンタ系は利用頻度が激減している。
複合プリンタについては、故障した時点でもう新機種の導入はしないと決めているのだが、さすがに長野が誇る「EPSON」製だけあって、両機種とも丸9年になるのだが何のトラブルもない。
ソフトウェアの方は、Micrsoft Officeを筆頭に、気が付けばほとんどが海外製である。
そんな中で、私がどうしても離れる事ができないのが ジャストシステムの日本語変換エンジン「ATOK」とワープロソフト「一太郎」であった。
最新版「一太郎 2023」のパッケージを手に取ってまじまじと眺めた。
今時、ダウンロード版ではなく、私がわざわざパーケッジ版でバージョンアップするのは「一太郎」だけである。
日本的な商品名に加えて「日の丸の太陽」をイメージしたパッケージ版の箱。
これ程までに「日本」をイメージさせるソフトウェアパッケージは他にはないだろう。
「一太郎 Ver.3」の頃から愛用しているので、もう付き合いは37年目になるな…
一太郎のバージョンアップパッケージが届く頃、八ヶ岳オフィス周辺はちょうど雪に覆われている事が多い。
一昨年(https://triglav-research.com/?p=30481)も昨年(https://triglav-research.com/?p=36878)もそうだった。
そして私は、毎年、同じ振る舞いをする。
真っ白な雪の上に、一太郎の赤いパッケージを置いて「一太郎日の丸」の写真を撮影するのだ。
雪に映える四角い日の丸か…
そして「来年も無事にバージョンアップが続きますように!」と願いを込める。
これはもう「恒例行事」と言えるだろう。
私が、1年の内で「日本人である事」を意識するのは、この行事の時くらいだろう。
オフィスのメインデスクトップPCとノートPCへのインストールを終えた。
改めてDVD-ROMを見たら、より「日の丸」に近かった。
DVD-ROMでも「雪の日の丸」の写真を撮っておこう!
うん、今日は「ちょっと日本人の日」って感じだな…
オフィスの壁に掛けたカレンダーをふと見た。
そうか、昨日(2月11日)は「建国記念日」だったんだ。
あれっ、一太郎のバージョンアップって、毎年「建国記念日」に合わせているのかな?
まあ何にせよ、今日の『八ヶ岳稿房』は「頑張れ!日本」というフレーズで締め括る事にしよう。