狐につままれたような雪景色 — 頑張れ 一太郎! 負けるなニッポン!!

今朝は6時過ぎに起床。ブラインドのルーバーだけ動かして、週初恒例のToDoリストのチェックやら朝の定番作業を済ませた。

8時半過ぎに本宅に移動しようとしてオフィスのドアを開いてビックリ。

昨日夕方には、ほぼ解けて消えていた雪が敷地内を覆っているではないか? しかも空は、見事な位に清々しい「八ヶ岳ブルー」。

夜の内に雪が降ったのかな? でも、昨晩、Google嬢に天気を尋ねたら「晴れ」って答えてたぞ!

オフィスのドアを開けたら、そこは「雪国」だった…
昨日は雪が解けていた庭も再び白一色となった。手品みたいだな。
敷地内は満遍なく雪景色に逆戻り。しかも空は「八ヶ岳ブルー」。昨晩の内に雪が降ったなんて信じられない!

こういうのを「狐につままれたよう」と言うのであろう。

朝食の後、敷地内を散策。八ヶ岳のどこかで火山活動が活発化して「灰」でも降ったんじゃないだろうな?

心配になって「敷地を覆う白い物体」を手に取ったら冷たかった。

火山灰ではなかった。冷たかったので雪だ。しかも美味しそうな雪だ。

灰ではなくて明らかに「雪」、それもサラサラのパウダースノーだ。かき氷にしたら美味しそうだな。

積雪量は7~8mmって感じだろうか。寒さは感じないので、この陽射しの強さなら昼過ぎにはほとんど解けてしまうだろう。

おっとイケない、今週は〆切のある仕事がいくつもあるんだった。

不在時に荷物を入れてもらうボックスの中を確認したら箱がひとつあった。ハテ、何だろう?

オフィスに戻って開けてみると日本語ワープロソフト「一太郎」のバージョンアップ版が入っていた。「一太郎2021」か…

「一太郎Ver.3」の頃から使っているので、もう35年以上の長い付き合いだな。

箱を開けたら、一太郎のパッケージとバージョンアップの特典が入っていた。マスク10枚とマスクケース。時代を象徴するような特典だ。
マスクのコーナーには一太郎の刻印があった。こんなにこだわらなくてもイイのに… あっ、でも井戸尻マークスタンプ押そうとする私と同じか…

かつては、日本語ワープロソフトと言えば「一太郎」だった。確か官公庁も一太郎を使っていたように思う。

時代は変わり、仕事は「Microsoft Office」で対応するのが当たり前になった。ワープロと言えば、当然「Word」である。

だが、やっぱり日本語変換は「ATOK」、ワープロは「一太郎」というのが、私のビジネスにおける最後の、そして、唯一の「合理性なきこだわり」なのだ。

現在でも、長い文章は「一太郎&ATOK」を使って作成する事が多い。そして、それをわざわざWord形式に変換して送信する際に「侘しさ」を覚える。

気が付けば、オフィスにあるPC関連機器類のハードウェア、スマホアプリ等のソフトウェアで「日本製」と呼べるモノの比率は急低下する一方だ。

10年程前までは、ハードウェアはVAIOを筆頭にSONY製品が溢れかえっていたのだが…

そして、ソフトウェアやアプリに関しては、ほぼ「一太郎が最後の砦」と言える状況にある(まあ、乗り換え案内も頑張っているか…)。

日本製品の(古臭い言葉だが)「ガラパゴス化による敗戦」を改めて実感してしまった。

一太郎ユーザーなら知っている方が大半だと思うが、一太郎のパッケージの赤は「日の丸の太陽」を意味している。太郎を冠した商品名も含めて「極めて日本的」な商品なのだ。

そうだ、このパッケージを白い雪の上に置いて「日の丸」を再現しよう!

雪と一太郎パッケージのコラボによる「一太郎日の丸」バンザ~イ\^^/

サラリーマン生活の半分以上を外資系投資銀行で働いた私なのだが、根っこの部分はやはり「日本人」。

「一太郎日の丸」を見ながら、頑張れ一太郎! 負けるなニッポン!! と思わず呟いてしまった…