昨日の雪は結局、午後8時過ぎまで降り続いたようだ。
私は八ヶ岳滞在中の積雪量の測定は、メインウッドデッキに置いた作業テーブルを基準とする事にしている。
周辺に遮るものがなく、いつも一番厚く雪が積もるのがこの場所だからだ。
昨日の午後4時に測定した時の積雪量は12cm弱(下写真左)。
その後も4時間程、雪は降り続いたので20cm近くになったかな?
今朝も6時起床。
朝の情報チェックを済ませてから、ちょっとワクワクしながら6時半過ぎにメインウッドデッキに向かった。
積雪量は? な~んだ 16.5cmか(下写真右)。大したことなかったな…
大雪警報では25cm程度の最大積雪量との予報だったので、今回も肩透かしであった。
この程度なら「雪掻き作業」は、まったく不要である。
雪なんて放っておけば自然に解ける。
その解ける過程を観察するのも、また楽しみなのだ。
私は、日常生活に特に支障がないのであれば、雪掻きなんて労力と時間の無駄であると思う。
そして、24年目を迎えた我が八ヶ岳ライフの経験上、50cm程度までの積雪であれば、生活に支障をきたす事は、実はそれ程多くないのである。
私が記憶している限りの最悪の事態が「2014年 バレンタインデイの大豪雪」であり、その時の鉢巻道路周辺の積雪量は1.1m程度に達したという。
私は当時、東北出張中であり、2014年大豪雪の凄まじさは、幸い(残念ながら?)経験していない。
1.1mはさすがに極端だが、積雪が50cmを超すようだったら「八ヶ岳には近付かない」と割り切るのが一番だと思う。
そして、そんな状況をしっかりと新百合ヶ丘自宅からモニター出来るように「トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所」や2系統からなるライブカメラネットワークを配しているのだ。
————
オフィスに戻ってブラインドを一斉に上げた。
メインデスクトップPCの背景の窓に、とっても美しい「有明の月」が浮かんでいた。
背景は勿論「八ヶ岳ブルー」の空である。
————
午前8時前、重厚なエンジンの響きがオフィス内に伝わってきた。
富士見高原リゾートの「除雪車」のお出ましであった!
早朝から我が家の枕木駐車場前の道を3往復して除雪。
枕木駐車場の先20m程で道は終点となりロータリーになっている。
そのロータリーの端に除雪した雪を上手に積み上げて、除雪は見事に完了\^^/
本当にいつも迅速な除雪作業ありがとうございます<(_ _)>
————
午前9時前。朝陽が一段と力強く敷地内を照らし始めた。
うん、そろそろ『あの時間』だな。
私が八ヶ岳の四季の風景の中で最も好きな「青と白の時」に包まれる条件がすべて整ったのである。
陽光に照らされて輝く純白の雪と八ヶ岳ブルーの空のコントラスト。
そして長く伸びた森の木々の影が描く水色の紋様。
うるちゃんを片手に無垢の雪原と化した敷地内を散策。
その爽快な光景を堪能した。
以下、『青と白の時 2023 八景』
う~ん、こんな楽しみもあるんで、冬の八ヶ岳ライフはやめられないんだよな…