ミニパジェくんが1年点検を無事に終えて、今日は朝から枕木駐車場にD4と仲良く並んでいる。
ミニパジェが新百合ヶ丘自宅での社主さまのパートナー役をギアちゃんにバトンタッチして八ヶ岳に赴任してきたのは、昨年の5月だった。
赴任から早8ヵ月以上が経過したが、今や「八ヶ岳ライフの日常の足」として大活躍している。
今日も朝から社主さまのお供で、武川のテニスコートにお出掛け中だ。
ミニパジェにとっては初めての「八ヶ岳の過酷な冬」を迎えているわけだが、これまでの所、期待以上の働きぶりを示している。
既に、積雪した道を数回経験し、凍結道路の走行は当たり前のような状況となっているが、その小回りの良さと(悪路)走行安定性は、なかなかのものだ。
D4はフルタイム4WDなので、実のところ、2WD走行と4WD走行の雪道や凍結道路での走破性の違いはよく実感できなかった。
でもミニパジェのパートタイム4WDシステムで、凍結した枕木スロープの登坂実験をしてみてその違いが見事にわかった。
2WDでは上れないスロープを4WDに切り替えると軽々と上って行くのだ。
こんなに違うんだな…
社主さまもビックリしていた。
冬の八ヶ岳で生活している以上、凍結した予期せぬ上り坂に遭遇することなんて場面は頻繁にある。
結局、4WDってのは、そういう過酷な環境に備えての「保険」のようなものなのだと思う。
今年で24回目を迎える[八ヶ岳の冬」でもうひとつ「車の性能」に関して実感している事がある。
それは「最低地上高」の大切さだ。
これは、積雪量が多い時、特に「轍」が出来た道を走行する時に思い知ることになる。
社用車のD4は、最低地上高が215mmと元々が高い上に、車高は3段階に調節できる。
オフロードモードにすると260mm程度まで車高アップして走行可能だ。
積雪量が30cmを超えるような状況の中で、車高調整機能の有り難みをこれまで何度も実感してきた。
ミニパジェは、そんな積雪をまだ経験していない。
だが、今年のような暖冬の時には、1月下旬~2月にかけて積雪50cmを超すような「ドカ雪」も想定しておく必要がある。
ミニパジェの最低地上高は195mmと軽自動車としては「かなり高め」である。
これからさらに過酷さを増す八ヶ岳の冬で、ミニパジェがどれだけ頑張れるか、実はちょっと楽しみにしているのだ…
まあ、ミニパジェがお手上げになった時は、D4が控えているので大丈夫だろう。
そう、八ヶ岳ライフの「過酷な冬」を楽しむためには「愛車への信頼感」が大切なのである!
————
自分の車に求めるのは「信頼性」や「快適性」ではあるが、「車の楽しみ」はそれだけでは決してない。
昨日、ちょっと「別の意味での楽しい思い」を味わった。
昨日のミニパジェ点検中の代車は「日産 モコ(MOCO)」という軽自動車だった。
アルピコさんで代車を示された時に最初に感じたのは、「あっ、信用金庫の渉外担当さんの車みたいだな。」という印象だった。
なんか普通っぽくて、妙に愛嬌のあるスタイリングの車だった。
運転してみると、普段は高いドライビングポジションに慣れている私には新鮮だった。
う~ん、路面を身近に感じるな。
だが、このモコちゃん、見事にパワーがなかった。
富士見の町の中心(標高約950m)から鉢巻道路(標高1,300m前後)までは、ほぼ上り坂が続く。
モコちゃんは、かなりアクセルを踏み込んでもなかなか進んでくれない。
同じ軽自動車でもミニパジェは普通に上っていくんだがな…
ターボ車とノンターボ車の違いかな?
でも、なぜか一所懸命さが伝わってきて、思わず応援したくなった。
頑張れ~ モコちゃん!
オフィスに戻ってから、モコちゃんのエンジンスペックを確認してみた。
最高出力は 54ps、最大トルク/回転数は 6.4kgm/4000rpmだった。
これに対してミニパジェは、64ps、9.0kgm/4000rpm である。
モコちゃん、このトルクじゃ坂道で唸るのは仕方ないよね…
よく頑張ったね!
モコちゃんをアルピコさんに返して、ミニパジェを受け取ったのは午後4時半過ぎだった。
わずか半日程のお付き合いではあったが、モコちゃんに対して情が移りつつある私がいた。
ああっ、車って可愛いな。
ありがとうね、モコちゃん。
私は、NO CAR, NO YATSUGATAKE LIFE! なのである…
by『八ヶ岳稿房主』