自分に対するクリスマスプレゼントというわけではないが、昨日、あるひとつの荷物が届いた。
ネット購入した「マグカップ」が注文から約3週間経って、やっと届いたのだ。
前回八ヶ岳滞在時には「一目惚れ」した美濃焼のマグカップを購入。
それを契機に「朝の珈琲」用のレギュラーマグカップの大幅入れ替え戦を実施した事を『八ヶ岳稿房』で記した(https://triglav-research.com/?p=41967)。
その際に、オフィスでの「朝の珈琲」の習慣前から愛用していた「スタバのリザーブマグカップ」を八ヶ岳ライフから引退させて、自宅で使う事に決めた。
改めてリザーブマグをじっくりと眺めてみた。
どこの焼き物かもわからないし、色はダークブラウンのほぼ単色で味わいもない。値段は他のカップの半値程度だ。
でも、一番長く使った理由って何だったのかな?
ちょっと考えてすぐにわかった。
この「洋梨状」の形状が何とも言えぬ柔らかさと安定感を醸し出していたんだな。
20数個あるマグカップコレクションの中でこの手の形状は、スタバのリザーブマグだけだったのである。
自宅に引退させるのは規定事項であったが、やっぱり「洋梨状」のカップが1個は欲しかった。
Amazonで探してみたが気に入ったモノはなかった。
楽天で探すと、幸いな事に「一目惚れ」に近いモノがすぐにヒットした。
「高取焼」のマグカップだ。
価格は4,000円台半ばで条件にピッタリ。さらに割引が適用される期間中でもあった。
迷わず注文したのが、漸く、クリスマスイブの日に届いたのである。
ワクワクしながら梱包を解いた。
割れないように厳重に梱包された箱を開くと、リザーブマグよりもやや細身のマグカップが現れた。
う~ん、これも見事に優美なフォルムだな…
見る角度によって、濃い茶色にも濃い緑にも見える不思議な色合いである。
把手が下の方に付いているのが、愛らしさと安定感を増幅させるように感じた。
今回もマグカップ選びは大正解だな!
さて、どのレギュラーカップと入れ替えしようかと、しばし思案。
現在、美濃焼のカップが2個レギュラー入りしていたので、2段目右に置いていたホワイト&ブルーのカップと入れ替えした。
ああっ、やっぱり洋梨型が1個入ると、柔らかな雰囲気が増すな!
梱包材を処分しようと思い、カップが入っていた箱の中を見たら「高取焼」の説明(口上)や窯元の写真等が同梱されていた。
他のマグカップでも付いてきた事がほとんどだったが、私の場合はすスキャンして、Evernoteに保存。
原本はすぐにシュレッダー行きという仕来りが確立していた。
昨日も同じ手順を進めたのだが、窯元の写真の裏に「手書きのメッセージ」がある事に気が付いた。
このパターンは初めてである。
「デジタル大好き&ペーパーレス徹底」の私の路線からすると、正に「対極」にある心遣いだ。
珍しく「ああっ、なんかイイな…」と感じてしまった。
高取焼のマグカップに対する愛着が一気に高まり、大切にしなくっちゃという思いが湧いてくるので不思議である。
これが「手書き文字の魔力」なのかもしれないな…
ちょっと「心が温まった」ような気がした。
by『八ヶ岳稿房主』