「富士見 スタンプラリーキャンペーン」と「SNACニュース」のお話し

人間誰しも「柄に合わない事」をなぜか続けてしまう経験があるんじゃないかと思う。

私にもひとつ思い当たる事がある。

それは「SNAC(富士見高原の自然と文化愛好会)」なる会(活動)に20年以上も加入し続けている事だ。

私の生業「調査・分析」業務のベースは「情報収集」にある。

八ヶ岳ライフをスタートさせた2000年は、現在程には八ヶ岳エリアに関するネット情報は充実していなかった。

当時の仕事の情報収集活動も「対面取材」と「紙に印刷された活字」がまだメインだった。

それと同じように「対人と会報誌」からの富士見高原界隈の情報収集を目的に入会したのである。

入会した翌年だったと思うが1回だけ総会(らしきモノ)に参加した事があった。

どういう年齢層やどういう属性(人相)の人が富士見高原界隈で暮らしているかを知るためであったが、1回の参加でほぼ目的を達成できた(想像していた通りだったのだ…)。

SNACでは、水抜きパーティーやゴルフの会、バードウォッチングの会等、年に何回も行事があるのだが参加した事は1回もない。

私にとって「八ヶ岳ライフの意義」は「森林に囲まれた中で人から離れて暮らす事」にあるので、元より「人との触れ合い」なんて、まったく求めていない。

対照的に、社主さまは「八ヶ岳界隈のテニス仲間」と格安テニスライフをエンジョイしている。

人それぞれの「八ヶ岳ライフの楽しみ方」があるのだ。

入会して3~4年で限界効用がほぼ無くなったので、SNACを退会しようかと考えた事があった。

だが、なぜか古風なスタイルの「SNACニュース」なる会報誌に妙な愛着があり「もう1年だけ継続しようか…」なんて思ってしまった。

無駄は大嫌いな性格なので、毎年、購入している雑誌や所属している愛好会・学会等の入れ替え戦(リストラ)を行うようにしている。

SNACはこの15年程は、リストラ候補の上位にあるのだが、常に「まあ、これは残そうか…」という結果になる。

今年も同じような結論に至って、年会費3,000円を払い込んだ。

自分にも「惰性で動く」事があるんだなと感じさせてくれる「希少な体験」なのである。
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いつの頃からかは定かでないのだが、SNACニュースと一緒に八ヶ岳界隈の催し物に関するパンフレットが同封されるようになった。

実は、これによって「限界効用」がゼロではなくなってきているのだ。

昨日、新百合ヶ丘の自宅に SNACニュースの2022年秋号が郵送されてきた。

今回のSNACニュースに同封されていた一式。SNACニュースのこの古風なスタイルに妙に愛着を感じてしまう。

全8ページの会報誌の方は1分18秒で全部読み終えた。

お楽しみのパンフレットの方はどうだろう?

「北の杜カントリー倶楽部 ご利用のご案内」— ああっ、まったく興味ないな。ごみ箱にポイっ

「ほくとりっぷ」— パラパラ 目新しい情報は無いな。これもポイっ

「ふじみおひさんぽ 2022⇒2023」— これはどこかで入手済みだ。ポイっ

チッ、今回はハズレばかりだな…

最後のは「富士見 STAMP RALLY CAMPAIGN」か?

って、何これ?? 知らんぞ。発行元は「富士見町」。

ああっ、去年も似たような事やっていたな。

総ページ数25ページのしっかりとした小冊子の他にスタンプラリーの応募券が付いていた。

富士見 スタンプラリーキャンペーンの小冊子と応募券。キャンペーン参加98店舗の中には私の知らないお店も少なからずあった。最近、新設店舗も増えているからな…
キャンペーン参加店歩マップの他に1ページに6店舗を紹介した25ページの小冊子は、簡単にポイッとしてしまうのは勿体ない。表表紙には「長野県富士見町」、裏表紙の問い合わせ先には「富士見町産業課」と記されている。

開催期間は、2022年7月16日~11月13日。

キャンペーン参加店は「食べる 37店舗」「遊ぶ・泊まる 23店舗」「買う・生活 38店舗」計98店舗

これらお店で買い物をしてスタンプを3個集めて応募すると、富士見の特産品が総勢195名にプレゼントされるというイベントだった。

プレゼントの方は興味は無かったが、キャンペーン参加店の中には、私が知らないお店が少なからずあった。

我が「八ヶ岳ライフ23年」。まだ見落としている事も多いのだな…

私が欲していたのは、正にこういう情報なのだ。

SNACさん、ありがとう<(_ _)>

現在、定期購読紙の類の送付先は、すべて八ヶ岳オフィスだ。

唯一の例外が「SNACニュース」で、敢えて新百合ヶ丘の自宅に届くようにしてある。

自宅滞在中でも、八ヶ岳の新たな情報を得て、その雰囲気に浸る事が出来る。

これもSNAC会員である事の効用だな…
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今日の八ヶ岳オフィスは薄曇り。

ガーデンテーブルの上にわざと置いてきた「山栗の実」に変わったところはない。

毎年、不思議なのだが、気が付くと山栗の実が枕木テラスから消えている。

その犯人が、栗鼠君なのか、別の小動物であるかを確認するための仕掛けなのだが、現在の所、手掛かりはないのだ。

 

by『八ヶ岳稿房主』