みんな地球のなかま — ウミスズメと柳生さんの話

「日本野鳥の会」の(青い鳥)会員になったのは、1997年だったので、今年で早26年目になる。

入会の切っ掛けとなった新百合ヶ丘自宅パーゴラでの野鳥さんへの給餌は、駐車場だった隣地に1戸建て住宅が複数建ったためにやめてしまった。

もう7~8年前の事になるかな…

現在では、野鳥さんの保護活動らしき事は、八ヶ岳での「冬の給餌活動」だけになっている。

そんな私だが、『八ヶ岳稿房』では、冬の給餌ネタ以外に年に2回だけ、野鳥さん関連の投稿をすると決めている。

「野鳥さんピンバッジ」ネタである。

ひとつは「バードメイト寄付(1口1,000円)」、もうひとつが「シルバーブローチ寄付(1口5,000円)」のお礼にプレゼントされるピンバッジだ。

『八ヶ岳稿房』の読者諸氏の中に、これらピンバッジに興味を持って寄付をしてくれる人が、ひとりでも多く現れてくれたら嬉しいな…

そんな思いを込めて書いている。

自分では「広義の野鳥さん保護活動」だと思っているのだ。

今年の「バードメイト寄付」のピンバッジ「ルリビタキ」については、既に配信済みだ(https://triglav-research.com/?p=37091)。

そして、今年も「シルバーブローチ寄付」のシーズン(やや不定期だが…)がやってきた。

今回のウミスズメで純銀の野鳥さんピンバッジは12個目になる。この内、1個はピンブローチでなぜかHPにも掲載されていない。
そうなんのだ。「みんな地球のなかま」なのだ。この画像と一番下の柳生さんの画像は「日本野鳥の会」のHPよりお借りしました。

2022年夏の新作ピンバッジは「(カンムリ)ウミスズメ」である。

これまでシルバーブローチ寄付してきたのは11回。

一度も迷う事無く直ちに寄付手続をしてきたのが、今回、初めて迷ってしまった。

理由のひとつは、我が社の講演活動の「対面」から「オンライン」へのシフトが進み、スーツを着用する機会が激減している事にあった。

会社のドレスコードで、対面の場合は「真夏でもスーツ・ネクタイ着用」と決めているのだが、オンライン対応の場合は「完全フリー」。

これまで、Zoom や Webex の講演でスーツを着用した事は1回も無い。

ウォールデコとなっているバードメイト寄付のピンバッジと異なり、シルバーブローチの方は「ビジネスのお供」だ。

バードメイト寄付のピンバッジはオフィストイレのウォールデコになっている。全部揃う頃には80歳を超えている予定。
昨年のアホウドリは夏のお気に入りだ。
3年前のカワセミは1年を通じて紺系のスーツのお供となる事が多い。

だが、その用途が「With コロナ時代」にあって消えつつあるのである。

迷ったもうひとつの理由が「デザイン」だった。

親子のウミスズメか…

「愛らしい子連れ感」が強くて、ビジネススーツにはちょっと似合いそうもなかった。

今回は1回パスしようかな?

と、思った矢先に、日本野鳥の会の合い言葉「野鳥も人も地球のなかま」が頭に浮かんだ。

そうだ、野鳥さんだけでなく、地球に棲む動植物は皆、仲間なんだよな…

それを私も含めて「人間」が好き方題して、こんな「悲惨な星」にしてしまった。

大した役には立たないけれど、野鳥の会への寄付だけは継続しよう!
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そんな経緯で寄付を申し込んだピンバッジが、昨日、八ヶ岳オフィスに届いた。

早速、箱から取り出してみると、想像していたよりも子供(雛)のウミスズメが目立たない。

シルバーブローチ寄付のプレゼントである「ピンバッジ」が届いた。箱を開く瞬間はちょっとドキドキするな…
予想していたよりも雛が控えめでイイ感じじゃないか…

カジュアルジャケットやブレザーには、ちょっと柔らかい感じで似合いそうだ。

カジュアルジャケットにはウミスズメが優しい感じでイイかも…

うん、結果オーライだね!
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Webでシルバーブローチ寄付の申し込みをする際に、日本野鳥の会が会員を対象に「故 柳生博名誉会長・お別れ会」を開催する事を知った。

日程は9月5日。ちょうど、東京で講演が予定されている日だ。会員である私には参加資格がある。

私には珍しく、献花に伺おうと思ったのだが、開催時間が見事に講演と重なっていた。残念だ。

日本野鳥の会のHPに掲載されている柳生さんのお写真の表情は、ひたすら優しい。

柳生さんの優しいお人柄が偲ばれる良い写真だな。お別れ会に出席できないのが残念だ。

私の八ヶ岳拠点の枕木を多用した庭作りは、柳生さんに憧れて、ただ真似たモノだ。

本当に素敵な方だったな…

 

by『八ヶ岳稿房主』