夫婦というのは似るものなのか、似た者どうしが夫婦になったのかは定かではないのだが、私も我が社(家)の社主さま(家内)も「ノンビリ」とか「マッタリ」とかいう類の生活が基本的には性に合わない。
「借金が大嫌い」なんてのも共通で、住宅ローンも含めて借入はゼロ。
クレジットカードのキャッシングやリボ枠も、設定しないで済むものはすべて外してしまう。
タックスメリットをベースとした「合理性」が認められない限りは、レバレッジ(借入)は掛けないという基本方針を貫いているのだ。
銀行の調査・分析を生業にして今年で34年目。
これまで繰り返されてきた「過重債務(オーバーレバレッジ)の破綻」直前には、特有の「腐臭」が漂う。
現在の日本社会にも、今年に入って、あの嫌な臭いが漂い始めて来た。リーマン・ショック以来である。
また「悲惨だが面白い時代」が始まりそうだな。個人的(これは私だけ)に、ちょっとワクワクしている。
もうひとつ夫婦で似ているなと感じるのは「面倒事の先送りが大嫌い」という点だ。
私も社主さまも昨年還暦を迎えた。
今後数年の間に、自宅の移転と新築、私の父の介護問題や相続、夫婦のお墓の問題等々、避けることの出来ないイベントが続くだろう。
そういうものをフォワード・ルッキングに対応しなくちゃ「お洒落」じゃない!
実は、今回、東京での仕事を終えたにもかかわらず新百合ヶ丘の自宅に滞在しているのは理由がある。
こういった将来の面倒事に対応するための「徹底事前準備期間」として、今年の「6月~8月」を定めたからなのだ。
一昨日「ここ数年で最も疲れた」のはその一環なのだが、ここでさらに「攻めに出る」のが、私達夫婦のやり方なのである。
まったくの予定外だったのだが、急遽、昨日と今日、1泊2日での「南房総滞在」を決定。
入院中の父の転院、その後のExit対応を含めて、可能な限りの準備を進めることにした。
私は週内要対応の案件を済ませる必要があったので「睡眠時間2時間」での南房総トリップ。
さすがにキツいかなと思ったのだが「D4じゃなくて、ギアちゃんでいいのなら、私が運転するよ!」との社主さまのオファーがあったので、素直に甘えることにした。
そもそも車の運転も彼女の方が上手いのだ。
結局、昨日の内に父の転院を無事に完了。
昨晩は、転院した病院に近い外房の「鴨川グランドタワー」に宿泊。
私は、疲れ切って午後9時前に眠ってしまった。
目覚めたのは、午前4時半過ぎ。今日は、大荒れの天気だろうな…
宿泊した7Fの部屋のカーテンを開いて(°0°)
正に、朝日が昇るタイミングだった。
うん、これは「私達夫婦の選択」が正しいことの証だな。
そう考えることにした。これこそが「朝日の効用」である。
「先手必勝」「先送りは愚」
さあ、今日はExit対策の準備で動くことにしよう!
by『八ヶ岳稿房主』
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