八ヶ岳を離れ、今日で早10日目。
2022年の基本路線は、コロナ禍で進んだ「八ヶ岳偏重(偏愛)」を一気に修正して、本来の構想であった「デュアル・ライフの充実」に回帰する事にある。
ちょっと冷静になってみると、自宅だからこそ楽しめる事が結構あるので、プライベートで退屈することはまったく無い。
仕事の方もBPRの成果で、ビジネス系の蔵書の数を除けば、ほぼ互角の環境を実現出来ている。
蔵書に関しては、オフィスを離れる際に必要なものだけ自宅に持ち帰れば良いだけの事だ。
加えて、ここ数年はビジネス書も可能なものはすべてkindleで購入してきたので、その効果が発現し始めてきている。
そんなわけで「八ヶ岳が恋しい」といった感情は、ほとんど湧かなくなってきた。
大切なのは「バランス感覚」と「リスク分散の徹底」だと思う。
新百合ヶ丘の自宅と八ヶ岳での生活が「対等な関係」にあってこその「デュアル・ライフ」なのである。
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ただし、どうしても「八ヶ岳」が気になってしまうことがひとつだけある。
オフィスエントランス周辺に点在する「ホスタさん達」の事だ。
本宅とオフィス周辺の状況については、我が社自慢のIoTネットワークで構成された「お留守番部隊」に任せておけば心配はない。
だが、結界チップ《改》、トリグラフ護衛隊群、そしてライブカメラと警告音システムに守られた「ホスタさん達」が、常に「鹿軍団」の脅威に晒されている事実に変わりはないのだ。
「空母いぶき GREAT GAME」の第7巻で、正体不明(おそらくロシア)の特殊部隊が、北海道内2か所の自衛隊分屯地を急襲制圧し、あっと言う間に900名の自衛隊員を人質にしてしまう。
「鹿軍団」の通常兵力であれば、我が社の現有戦力で防衛可能かもしれないが、もし「特殊部隊(Spetsnaz)」であったらどうだろうか?
そんな事を考えると心配で心配で、毎朝、起きるとすぐに Noteくんをタップして、オフィスエントランス周辺を映し出すライブカメラの映像を確認してしまう。
ああっ、本当に良かった、今朝も無事のようだ。
何株かのホスタさんは、開花が始まっているようにも見える。
「鹿軍団」の食害を最も警戒すべきは「新芽の時期」なのだが、これに次ぐのが「開花期」だ。
八ヶ岳のホスタさん達の開花が本格化するのはこれからだ。
「トリグラフ護衛隊群」も「空母いぶき」の「第5護衛隊群」同様、正念場を迎えるのである。
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そんな事を考えながら、新百合ヶ丘自宅の庭に出た。
こちらの庭のホスタさん達は、鹿の食害など関係無しに、スクスクと育って開花期を迎えている。
大きく育つ系のホスタさん達の直径は、八ヶ岳で最も大きな「エレガンス」の1.5~2倍はあるだろう。
社主さまに手入れしてもらって、こちらのホスタさん達は幸せだな…
八ヶ岳から株分けした「ブッドレア」はグングン大きくなって、もうすぐ開花しそうである。
鹿軍団に対して「無敵状態」のブッドレアも、やっぱり新百合ヶ丘の自然環境の方が快適なのかな?
そう、デュアル・ライフの楽しみや気付きは、常に身近にあるのだ。
八ヶ岳を離れて、こんな感じで「朝の習慣」を楽しんでいる。
by『八ヶ岳稿房主』