かつて『八ヶ岳稿房』で「キャッシュレス決済生活連続記録」にこだわる日々を綴った事があった(https://triglav-research.com/?p=33377)。
切っ掛けは、コロナ禍で「お金に触れる事への嫌悪感」が強まった事だ。
でも、それ以上に PayPayを中心とした「QRコード系決済手段」の加盟店急増により、キャッシュレス決済の利便性が大幅に向上した点が重要だったように思う。
結局、キャッシュレス決済連続記録は、昨年7月20日に「123日」で途絶えてしまった。
この記録を更新すべく再チャレンジしようかと思案したのだが、阿呆らしくなってやめた。
昨年の春先には、もうキャッシュレス決済が当たり前になってしまったので、連続記録なんてどうでもイイやと思えたのだ。
私の場合、QRコード系に関しては「PayPayの一人勝ち状態」。
それに、元々、ヘヴィーユーザーであったFelica系の「Edy」と「Suica」と組み合わせれば、ほとんどのお店で決済可能である。
Suicaに関しては、会社関連の経費は Noteくん、プライベートの支出は Galaxy Watchの 時計バンドである 「wena 3」という「使い分け」がすっかり定着した。
ガソリンスタンドの場合は、これに「EneKey」等が新たなキャッシュレス決済手段として加わり、給油の際の値引率の高さから、もう欠かせない決済手段となった。
可能なものはすべてクレカと紐付けてオートチャージ設定しているので、残高をわざわざ気にする必要が無いのが便利だ。
そして、紐付けされたクレカのエアラインのマイレージや JRE POINTは着実に貯まって行く。
正直、もう「大停電」等で、キャッシュレス決済が不能にならない限りは、現金で支払う気にならない(合理性が見出せない)。
勿論、稀にではあるが、キャッスレス決済手段を提供していない場所(お店)を訪れてしまう事もある。
その場合は仕方なしに現金で支払うが、「コロナ対策意識の低い店舗」と判断して、基本的には二度と訪れる事はない。
昨年からは「小銭入れ」も持ち歩く事をやめたので、お釣りはそのまますべてを社主さまに渡してしまう。
私は、一度「仕来り」や「ルール」の類を決めてしまうと、それを厳格に貫こうとするので、傍で見ていると「面白い」のだろう。
私が、いかにも面倒そう(嫌そう)にレジで紙幣で支払いするのを見て、ニヤニヤしている。
よく考えてみれば、彼女にとって、キャッシュレス決済手段を提供しないお店の方が「超高還元ポイントの優良店」となるのだ!
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「紙の商品券」の類も「このご時世に舐めてんのかよ!」と思わせる「時代遅れの代用通貨」だ。
でも、「川崎じもと応援券」は割増率が、第1弾が30%、第2弾が20%とお得であったので、最大限有効活用させてもらった。
これを購入しないのは、逆に「合理的ではない」からである。
そんな「川崎じもと応援券」の第3弾は、4月28日~5月31日が購入申し込み期間であった。
今回も割増率は20%だが、なんと「スマホ経由」で申し込みや払込を済ませ、スマホで決済する「電子商品券」へと進化したのである。
遅ればせながら「やるじゃないか! 川崎市」と、ちょっと見直した。
申し込み上限は「1人5セット(5万円、利用可能額は6万円)」で、申し込み多数の場合は「抽選」により当選者が決定する。
私と社主さまが、それぞれのスマホで申し込んだのは言うまでもない。
結局、抽選となったようで、私にだけ「当選通知メール」が届いたのは6月9日であった。勿論、5セット購入。
申し込みから払込までの一連の手続はスムーズに進んだ。
利用可能店舗をマップで示す「川崎市じもと応援券マップ」なるアプリも用意されていて便利である。
7月4日の利用開始がちょっと楽しみになってきた。
うん、川崎市、頑張っているな!
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そう言えば、つい先日、スマホ版の「コロナワクチン接種証明書アプリ」を某所で初めて提示する機会があった。
12月下旬(20日だったかな?)のアプリローンチ直後にインストールして、使用するのをとても楽しみにしていたのだが、結局、半年近くも出番が無かったわけである。
これについては良いアプリだと思うのだが、運用の仕方が下手で、勿体ないなと思う。
まあでも、川崎市も 日本政府(デジタル庁)もデジタル化が着実に進展しているのは確かなのだから、素直に評価すべきなのだろう。
次に個人的に期待するのは「免許証のデジタル化」だな…
by『八ヶ岳稿房主』