12月中旬から、ここ数年で最も「多忙」という状況が続き、『八ヶ岳稿房』を無期休稿する事に決めた。
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何事も「迷ったら捨てる。悩む前に切る。」である。
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八ヶ岳オフィスを離れて、もう20日近くになるかな?
東京での講演活動は12月27日が最終日であったのだが、その後は千葉の実家を訪れたり、その他諸々の私用に対応したので、結局、ノンビリ出来るようになったのは30日だった。
本来ならば、年末恒例のNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲(全13回)」の通し視聴は、クリスマス頃から開始して、大晦日までには終えているのだが、今年は遅れて30日スタート。
昨日(4日)の昼過ぎに、漸く、すべての視聴を終えた。
第13回(最終回)の冒頭からの「日本海海戦」シーン、特に「東郷ターン」から連合艦隊が砲撃に移行する場面は、何回視聴しても理屈抜きで高揚してしまう。
毎年このシーンを見ないと「リスク・テイク」の意義(大切さ)を忘れてしまいそうになるので、私にとって大切な「儀式」なのだ。
振り返ってみると、結局、12月30日から1月4日までの6日間は、自宅での久々の「完全休養期間」。
特に元日は、3人の息子達と長男・三男のお嫁さんが自宅に集まって「The お正月」的な雰囲気に浸る事が出来た。
まあ、慌ただしさの後に訪れた「悪くない年末年始」だったな…
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今年の仕事始めは、明日(6日)の東京での講演からと決めてあるのだが、プライベートでは今日5日が「始動日」となった。
12月中はバタバタしていて、社用車D4の、これも年末恒例である「コーティング・メインテナンス」をする暇がなかった。
そんなわけで、昨年の内に、馴染みのコーティング専門店に「新年最初の時間枠(トップバッター)」で作業を予約。
午前9時にD4を持ち込んで11時半には作業終了。
やっぱり年始に社用車をピカピカの状態に仕上げてもらうのって気分が爽快だな! 新年の始動イベントとしては悪くない。
これからも、年末は洗車のみに留めて、年明けのコーティング・メインテナンスというパターンにしようと決めた。
新たな「仕来り」の誕生である!
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午後1時前には自宅に戻って、ノンビリと明日からの「仕事始め」の準備を進めた。
と言っても、自宅デスクトップPCのデュアル化作業がほとんど。
自宅での仕事環境を八ヶ岳オフィス並みに向上させるための取り組みの一環である。
先に書いたようにオフィスを留守にして20日近くになる。
だがこの間、ライブビューカメラのネットワークを中心とした各種のIoT機器が、オフィス周辺の様子をリアルタイムで報告・記録し続けてくれた。
ゆえに、大袈裟ではなく、オフィス周辺の状況は手に取るようにわかったのだ。
クリスマス前までは、雪は降ってもすぐに解けてしまっていたのだが、25日以降は寒波の襲来で、敷地内の雪が完全に解ける事はなかった。
積雪2~3cm状態が継続って感じだろうか…
オフィストイレに設置した温湿度センサーが、生真面目にヒーターのスイッチをオン・オフしてくれている事が、しっかりと記録されている。
私が留守にしている間に、八ヶ岳は「極寒期」に突入したのだ。
まあでも、私が不在中のお留守番役は「彼ら(IoT機器)」に任せておけば、心配なさそうだな!
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昨年、一昨年と八ヶ岳滞在期間が1年の内の半分以上を占めるようになった(昨年は6割を超えた)。
2019年の自宅40%程度、八ヶ岳 35%強、地方出張25%弱とは様変わりである。
正直なところ、ちょっと「八ヶ岳シフト」を進めすぎたかなと反省している。
元々、将来的にも八ヶ岳完全移住はまったく考えておらず、「40歳からの生涯二拠点生活(デュアルライフ)」が、2000年の八ヶ岳ライフスタート時の基本構想である。
COVID-19の影響もあり、2020年と2021年は「八ヶ岳ライフの魅力(メリット)」をとても強く感じたのだが、ここに来て、少し冷静になるべきだなと考えるようになった。
そもそも、ウィンタースポーツなどには何の興味も無い(むしろ大嫌いな)私が、わざわざ1月~2月の極寒期を八ヶ岳で過ごす必要は無いのである。
薪ストーブを筆頭に「冬だからこその楽しみ」があるのも事実だが、それが毎日続いたら、私の場合は飽きて有り難みが薄れてしまう(山の見える景色と同じ)に違いない。
元来、そういう性格なのだ…
こんな時期は、自宅での滞在期間を多めにした方が快適だし、暖房費を筆頭に経済面でも合理的である。
凍結した敷地や道路での転倒や事故のリスクも小さくなるし、ここ数年は経験していないが、勿論「雪掻き」なんて作業も不要だ。
これは今後、高齢になればなる程、重要なポイントになるはずである。
逆に、7月~9月はずっと八ヶ岳に滞在するなど、それぞれの滞在期間はメリハリを付けた方が良い。
要は「より快適(合理的)な棲み分け」が可能となる「デュアルライフの原点」に立ち返るべき事に(今更ながら)気付いてしまったのだ。
加えて、今後2~3年は、川崎自宅の移転と新築の準備に向けて時間を掛ける必要もある(社主さまの意向でもある)。
最近、特に根拠はないのだが「リスク分散の徹底」がより重要な時代だなと、なぜか確信を持つようになった。
そんな事も影響して、この2年で急速に進んだ「八ヶ岳シフト」に、ちょっとブレーキを掛ける必要性を感じたのである。
上手く言えないが「バランス感覚」みたいなものが作動し始めたのに違いない。
そんなわけで「2022年の八ヶ岳稿房」は、八ヶ岳系以外のテーマの比重が、かなり高まって行く事になるだろう。
まあ、本来のコンセプトである『人生100年時代に向けてのデュアル & セカンドライフ研究所』路線(原点)への回帰を図ろうと思う。