「断捨離」のつもりが — Pelikan「自然の美観シリーズ」にうっとり…

新百合ヶ丘の自宅の延床面積と八ヶ岳本宅及びオフィス2棟のログハウスの合計床面積はちょうど同じ位だ。

別に意識してそうしたわけではない。「火災保険証書」の記載で気が付いたので、まったくの偶然である。

将来的にも「二拠点生活」を続けるつもりなので、この自宅の方をどうするかは、おそらく今後5年程度を考えた場合の私と社主さま(家内)の最重要テーマのひとつとなるだろう。

もっとも「ログハウス以外にはもう住みたくない」という点では、夫婦の意見は一致しているので、ドライブがてらログハウス展示場の見学を時々続けている。

自宅の方は、3人の息子達が独立したので、彼らが使っていた部屋が3部屋余っている。

普通であれば、ここに安易に物を置いてしまったりするのだろうが、社主さまは物が雑然と溢れているのが大嫌いなので、息子達が置いていった物をどんどん処分していった。

さらに壁紙から天井まで自分で貼り替えてしまったので実にサッパリしている(まあ、私もかなり手伝ったが)。

私も「迷ったら捨てる!悩む前に切る!」が信条だが、これは主に「ビジネスにおける優先順位付け」に関してである。

物理的な「捨てる勇気(見切りの良さ)」に関しては、彼女の方がはるかに上だと思う。

不要な物を抱え込んでウダウダしていたら「私そのものが捨てられる」リスクがあるので、今回の自宅滞在中に「断捨離」をさらに進める事にした。

我が社が完全ペーパーレスに移行して早5年。

思い切って「紙」に関連した文具類を一気に処分すべきだろうな。

ファイルなんてもう使う事ないよな。え~い、全部処分だ!

2台ある複合機も処分すればサッパリするんだが、どうしようか?

ScanSnapだけあれば十分だよな。

なんて考えながら、ここ数日は、仕事の合間に断捨離に取り組んできた。
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今日の午後3時からは書棚の整理。黒い革製のケースが並んだスペースで手が止まった。

そうか筆記具系のコレクションは、すべて自宅に置いたままだったな。

4つあるケースの内のひとつを開いた。

おっと、いきなり「Pelikanの自然の美観シリーズ」のお出ましかよ (°0°)

いきなり「自然の美観シリーズ」が現れて(°0°) エターナル・アイスの万年筆(右端)は長い間、行方不明であったのを今年の3月に発見。インク補充1回分だけ使用した後、再び「お休み」状態になっていた。

「文房具」は、デジガジェを含めて「私の最も長く、かつ、こだわりのある趣味」だ。

筆記具に関しては、何故か「王道の万年筆」ではなくて、ほぼ同じサイズの「ローラーボール(ボールペンではない)」の収集に嵌まっていた時期がある。

「自然の美観シリーズ」は2007年から2011年に掛けて6シリーズが発売された「特別生産品」だ。

文具店で見て一目惚れして最初に購入したのが右の「ナイアガラの滝」だった。続いて購入したのが左の「サハラ」である。共に2007年の発売だ。
Polar Lights(オーロラ) と エベレストは、2008年に発売された。年2シリーズの発売が続くのかなと期待していた頃だ。
インディアン・サマーが2009年に発売された後、次の エターナル・アイスの発売は2011年であった。ここで何故か「万年筆」を購入。その後「自然の美観シリーズ」の発売は無い…

そのウットリする程の美しさに魅了され、発売の度に「ローラーボール」を購入してきたのだ。

だが、魔が差したかのように第6シリーズの「Eternal Ice」で万年筆を購入した途端に、なぜかその後は新しいシリーズが発売される事は無かった。

あれからもう10年が経過したんだな…

途中、Eternal Iceの万年筆が行方不明になった事に加えて、手書きは、Apple Pencil とiPad Pro、或いは、Noteくんと Sペン でほとんど済ませるようになってしまった。

そんなわけで、我が愛しの「自然の美観シリーズ」は、他の筆記具コレクションと一緒に長い長い眠りについたのであった。

久し振りに1本1本手に取ってみた。

うん、レフィルは、しっかりとすべて外してあるな。

それにしてもなんて美しい筆記具だろうか。

大袈裟ではなく、思わずうっとり…

「自然の美観シリーズ」はどれも大好きだが、もし「1本だけ好きなのを選べ」と言われたら、この「インディアン・サマー」だろうか…
Apple Pencil も Sペンも機能は素晴らしい。デザインも決して悪くはない。だが、自然の美観シリーズと比較すると「世界が違う」と実感する!

やっぱり、Apple Pencil と Sペン じゃ味気ないよな。

ふと思い付いた。自然の美観シリーズの6本をオフィスの壁に飾って、毎日、眺められるようにしたら仕事の環境がさらにお洒落になるに違いないぞ!!

こんな感じで、オフィスの壁に6本すべてをお洒落にディスプレイ出来ないかな?野鳥の会のピンバッジの場所がお洒落だな…

ペン用のお洒落なディスプレイケースって売っているんだろうか?

無ければ自分で小細工するだけなのだが。

「断捨離」のつもりが余計な仕事を作っちゃったかな?

まあ「自宅でお宝探し」なんてのも「自宅でしかできない事」であるのは確かだしな…