『逃げ上手の若君』と『投げ出し上手の宰相達』

今日も朝から雨。元々、仕事は一切せずに、純粋に「趣味のための1日」にすると決めていた。

まずは、Nasneが自動録画してくれたお気に入りのBS未視聴番組の在庫を視聴する事にした。さあ、何から始めようか?

PC画面上にズラッと並んだ録画番組の内、大好きなNHK BSプレミアムの歴史番組「英雄達の選択」が目に留まった。

フォルダをクリックしたら、9月1日の午前8時からの録画が最新だった。

テーマは「“若君”北条時行の終わりなき戦い」とあった。

えっ、北条時行って誰??

私は、結構、日本史にも詳しいつもりでいたのだが、恥ずかしながら「北条時行」の事はピンとこなかった。

まあいいか…  マイナー系のテーマで退屈かもしれないが、勉強のつもりで視聴を開始。

私が大好きな「英雄達の選択」で紹介された「北条時行」のイメージ画像。凜々しい顔立ちである。

だが、事前の予想に反して、放送の内容は新鮮(特に、時行の人物像)で、とても興味深かった。

かつ『諏訪』という地が、彼の波乱の人生において極めて重要である事を初めて認識。

時行の隠れ里が「大鹿村」だったなんて説にはビックリした。

また、時行に関連した重要な文書が「神長官守矢史料館」に所蔵されているとの事で、学芸員さんが番組に登場して文書の解説をする。

番組内では、神長官守矢史料館と学芸員さんが重要な役割で登場する。

「諏訪」の雰囲気が随所に漂う番組構成であった。

番組の冒頭で、時行を主人公とした週刊少年ジャンプ連載中の『逃げ上手の若君』という漫画が、今、とても話題になっている旨を紹介。

作者は、『暗殺教室』で有名な「松井優征」先生だ。

この漫画が人気化しているので、ブームに乗る形で「英雄達の選択」が今回の番組を作成したのは間違いなさそうだった。

録画視聴後すぐに、発行されているコミック2巻をKindleで購入した。

うん、これは確かに面白いな!

「逃げ上手の若君」では、幼年時の「北条時行」は、こんな愛らしい系キャラで描かれている。

読後に『銀河英雄伝説』の「ヤン・ウェンリー艦隊」と妙にイメージが重なった。

基本的には、圧倒的な戦力差がある「強大な敵」を相手にした「戦い方」の話である。

「正しくて楽しいゲリラ戦の闘い方」と表現するのが適切かもしれないな…

登場人物の多くは、なぜかあっけらかんとしていて、辛気くさくない。 それがイイ!

主人公「時行」の天性の「逃げ上手の才」は、銀英伝の「アッテンボロー分艦隊」を彷彿とさせる。

時行の人生を決定づける役割の「諏訪頼重」なんて、コミックでは「ペテン師」としか思えない。

そう言えば「ヤン・ウェンリー」も「魔術師」ではなくペテン師呼ばわりされた事があったよな。

時行は「逃げ上手」ではあるが、決して諦める事無く、強大な勢力を誇る「足利尊氏」と戦い続ける。

そして「中先代の乱」を始めに、いずれも短期間で終わったものの、三度も「鎌倉奪還」を実現するのだ(もっとも最後は敗れて処刑されるのだが…)。

しかし、松井先生、よくこんなマイナーだけど魅力的な人物を探してきたな…

「逃げ上手の若君」は、私的には「諏訪のご当地漫画」である。

将来的には「アニメ化」されて、「スーパーカブ」と並ぶ「八ヶ岳界隈のご当地アニメ」になりそうな気がする。

そう言えば、コミックの第1巻で、時行が初めて「諏訪入り」するシーンがあるのだが、どうもその1カットを見た時に「既視感(デジャヴュ)」のようなものを感じたんだよな。

改めて、コミックのそのページを開いてみた。

う~ん、このカット、何故か既視感を覚えるんだよな…

えっ、これはもしかして、私が8月31日に訪れたばかりの「乙事諏訪神社」の拝殿じゃないのか?

録画の前日(8月31日)に訪れたばかりの「乙事諏訪神社」で撮影した拝殿の写真。コミックのカットとソックリだが、よくよく考えたら「諏訪神社」の拝殿は、どこも似た造りなのかもしれないな…

ソックリだよな…
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実は、北条時行の大きな魅力のひとつは、確かに「逃げ上手」ではあったものの、決して「仲間を裏切らなかった」事にある。

「英雄達の選択」でも、これが「彼の生涯を通じた美徳」であったと紹介していた。

結局、「人としての品格」の有無は、この点に尽きると私は思う!

翻って、我が国で2代も続いてしまった「投げ出し上手の宰相(総理大臣)達」はどうだろうか? 

 

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