県道17号線「県境」突破大作戦— 収穫は「妙にお得なシャインマスカット」

今日で雨は3日目。大した雨量ではないし、断続的な雨なので、災害という観点からは何の心配もない。

だからと言って、庭仕事をする気も起こらない。

そんなわけで、ここ数日は本当に仕事が捗った。

今日は朝8時前からデスクワークを始め、10時からはオンライン講演。11時半に講演を終え、軽い昼食を済ませた後は再びデスクワーク。

午後3時半過ぎには、今週予定していた仕事をすべて終える事が出来た。

さあ、これからはプライベートの時間を楽しもう!

今日9月3日は、長野県の「命と暮らしを救う集中対策期間」の初日である。

昨日、『八ヶ岳稿房』で書いたように「長野県からのお願い6項目」については、私は全面的に従うつもりでいる。

だが、どうしても第3項目の『県境をまたいだ移動(旅行、帰省、出張など)を取りやめる』が気になった。

小淵沢IC近くのコンビニに買い物に行くのは、やっぱり取りやめねばならないのだろうか?

もっとも、富士見の町のコンビニや午前5時~午前1時迄営業している「西友」にも車では10分程(小淵沢ICとほぼ同じ距離)なので、小淵沢のコンビニに行かなくてもまったく不便はない。

それよりも「何事も厳格かつ徹底している長野県の事だから、山梨との県境付近で『県境またぎ自粛!』なんて類のビラでも配っているんじゃないかな?」って気がした。

もしかしたら検温用の「検問所」を置いているかもしれないぞ。

有料道路のPAでの「検温」は、山形県や岡山県など実際にやろうとした県がいくつかあったはずだ。実際に出来たかどうかはよく知らないが…

もっと過激で、埼玉と東京の間にあるような「関所」なんて出来上がっていたらどうしよう。

長野県の災害復旧工事の手際の良さは「日本一」との事なので、関所を一晩の内に作ってしまうなんて簡単だろう。

埼玉県と東京都の間の「関所」は「某映画」で有名なので、皆さんご存じだろう…

お隣の群馬県は、確か栃木県との県境に「県境警備隊」を配備しているって噂を耳にした事があるぞ。

群馬県の県境警備隊の装備の充実は我が国でも最高水準。栃木県からの無断越境を許さないという「都市伝説」があるらしい…. 私はまったく知らなかったが、これも「上品なジョーク」である。群馬県境警備隊のエンブレムは市販されているようで、カッコイイ!

長野県も、我が国最精鋭と言われている「山岳警備隊」をコンバートすれば、即戦力として配備可能だろう。

様々なシナリオを想定(妄想?)している内に、どうしても「掟破りの県境越え」をしたくなってしまった。

そうなるともう「好奇心」の抑制が効かない性格である。

八ヶ岳オフィスから県境越えするルートをいくつか頭に思い浮かべた。

基本的には「甲六川」が富士見と小淵沢の県境となっているはずだ。

主要な道路としては「鉢巻道路」「県道17号茅野北杜韮崎線」に「国道20号」等、5ルート程が候補になった。

この中で「ビラ配り」「検問(検温)」「関所」「県境警備隊配備」すべてのシナリオがもっとも有り得るのはどこだろうか?

そうだ、「県道17号」だったら「先達甲六公園」のスペースがあるから、何をやるにも展開しやすいな。

甲六川が長野県と山梨県の県境である。先達甲六公園は長野県の県境手前にあり、駐車場スペース等、検問、関所、警備隊配備には格好のポジションであるように思えた。

よし、県道17号で「県境越え大作戦0903」のルートは決定だ!

午後4時前にオフィスを発って、まずは距離にして約10kmの甲六公園を目指した。

公園の300mほど手前まで来たところで、左手に「この先交差点 検問中」の看板を発見。

予想通り、先達甲六公園の手前300m程の場所に「この先交差点 検問中」との表示板が置かれていた(ら、面白かったのだが…)

私の予想通りだ!さすが「長野県」徹底しているな。

でも「通行手形(許可証)」が必要なんて事は無いよな。

ちょっと心配になって、アクセルを緩めた。
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と、言うのは、勿論「冗談」である。

県境の橋は、いつもとまったく変わらない風景だった。

長野県川から見た県境の橋。大型のタンクローリーかコンテナが2台あれば県境の封鎖は可能だな… 橋の名前は「甲六橋」である。

折角なので、県境プレートの記念撮影をパチ。

検問も関所も県境警備隊もなかったが、折角なので県境の表示プレートを記念撮影した。

その後、セブンイレブン小淵沢インター店に立ち寄った。

マヌカハニーのど飴や低糖ヨーグルトの補充が目的であったのだが、「地元野菜」を売っているコーナーで意外な物を発見。

「シャインマスカット」のパックだった。しかも値段は 800円(税込み)。

いつも購入している「たてしな自由農園」やJA、ツルヤの「半値」とまでは言わないが大幅に安いのは間違いない。

「山梨県産」とシールが貼ってあり、よく見たら一房ではなく、粒がバラバラの状態でパック詰めされていた。

セブンイレブンで買った「シャインマスカット」。値段は税込みわずか800円でその安さにビックリ。ケースの隙間まで粒が詰まっていて、数えてみたら43粒あった。

確かに「見た目」は劣るが、1粒の大きさは、先日、たてしな自由農園で買ったのと、あまり差はなかった。

ちなみに、全体の量(重み)は、自由農園の方が2割程多そうだったが、値段は倍以上だったはずだ。

先日、たてしな自由農園で購入した「シャインマスカット」。一房で粒の大きさも揃っていて、確かにコンビニで買ったのとは「見映え」がまったく違う。でも値段は確か税込みで1,800円を超えていたはずだ。倍以上の値段なのだ。

ギフト用には向かないかもしれないが、自宅で味わうには、これって魅力的なプライシングだな。

結局、試しに買ってみる事にした。

オフィスに戻ってから、早速、味わった。

うわっ、凄く甘い…

自由農園で購入したシャインマスカットと、少なくとも私の「舌」では区別が付かない。そんな感じだった。

改めてパックを手に持ってみると、結構、ずっしりと重い。

1房のままでなく、粒がばらけている分、パックの隙間まで粒が埋まっているのだろう。これ何粒あるのかな? 

試しに数えてみたら「43粒」だった。800円÷43粒=1粒18.6円である (°0°)

「県道17号線県境突破大作戦」の成果としては、まあ悪くはないな…