我が社(家)の「至宝」、山の民の末裔である「芝草 刈子さま」が、昨日の朝、私が草刈りを始めようと準備をしていた際に「あなたの電動チェンソーを貸してくれる。」と言った。
エンジン草刈機だけでなく、コードレス電動チェンソーも「刈子さま専用」はあるのだが、安全性を考えて、最大切断能力は直径16cmのタイプにしてあった。
これに対して、私用は25cm。前々から、その「機能差」が不満だったようだ。
今年1月に伐採した赤松の枝でも切るのだろうと思い、オフィスの地下室から私の電動チェンソーを持ってきて、彼女に渡した。
オイルの送り方の操作が異なるので簡単に説明。
同じBLACK+DECKER製なので、すぐに使い方はマスターしたようだった。
その後、私は2セット、2時間弱の草刈り作業に没頭。
途中、休憩はしたのだが「お庭の縁台」で水分補給しただけだったので、刈子さまがどんな作業をしていたかはわからなかった。
午前11時30分少し前にすべての草刈りを終えて枕木テラスに戻って唖然とした (°0°)
赤松の枝を伐採していたのだと思っていた刈子さまは、何と「3本に分けた太~い白樺の幹」を切る作業をしていたのだった。
この白樺は、我が家の敷地では最大のものだったが、木材腐朽菌が根元に侵入し、今年の1月に残念ながら伐採したもの。
オイオイ、一番細い部分でも軽く20cmは超えているぞ…
しかしまあ、放っておいたら、この人はどこまで自分でやってしまうんだろうか?
さすが「山の民の末裔」だな…
私が呆気に取られていると「電動チェンソーで切れる部分は全部私がやるから、太くて無理な部分は、あなたがエンジンチェンソーで切ってね!」とサラッと社命が下った。
勿論、私に拒否する権限も勇気もない。
零細企業経営者とはそういうものなのである…
辛うじて「午後は講演あるし、チェーンを交換して、他にメインテナンスもしたいから1日待ってね。」と返事をするのが精一杯だった。
そんな流れの中で、今日を迎えた。
仕事を中断し、午前9時半頃からハスクバーナの2台のエンジンチェンソーのまずはソーチェンの交換からスタート。
パーツに残った木の切り屑の掃除やプラグ点検、エアフィルターの掃除等等、1時間程掛けて簡単なメインテナンスを済ませた。
最近は、電動チェンソーで済んでしまう作業がほとんどだったので、エンジンチェンソーは2台とも4~5年は使っていなかったような気がするな。
エンジン掛かるだろうか?
白樺を切る作業は夕方4時過ぎからと決めていたので、2台のチェンソーを直射日光の当たらない場所に置いて、オフィスでの仕事を再開した。
今日はかなり暑く陽射しも強かったので、結局、午後4時半過ぎから作業開始。
かなり手間取ったが、幸いな事に2台ともエンジンは掛かった。
ああっ、やっぱりエンジンチェンソーの音と振動はイイな。
エンジンチェンソーを持つと映画「悪魔のいけにえ」の『レザーフェイス』になったような気分になるのは私だけだろうか?
3本の白樺の幹の内、1本と半分は、刈子さまが既に切り終えていたので、残りの太い部分を一気に切断した。
総カット数は11だったかな… う~ん、とっても気分は爽快\^^/
刈子さまも「あなた、今日は迫力あって凄かったわよ。」なんて褒めてくれた。
どんなもんだい。零細企業経営者だって、やる時はやるんだぞ!