雨の日曜日—小細工と回想と誘惑に浸る

昨日午前の快晴がまるで幻だったように、八ヶ岳 富士見高原は朝から雨。

まあ、こういう日は、懐かしい本を読んだり、「小細工の魔術師」系の作業をしたりと、雑事をこなして些細な喜びに浸るには、最適である。

午前中に資料整理や社主さまとの買い物を済ませ、昼食後、まずは、最近購入したVAIOのお色直しに取り組んだ。

我が家のデジガジェには「お揃いの木目調ユニフォーム」を纏うという「鉄の掟」がある(https://triglav-research.com/?p=20480)。

唯一、例外が認められているのは、デジガジェ軍団で我が最強のパートナー「Note君(Galaxy Note 20 Ultra)」だけだ。

VAIOも購入の翌日には、他のデジガジェとお揃いのエボニー柄のシールを私が加工して纏わせたのだが、どうもお洒落じゃなかった。

理由は簡単。他のデジガジェがブラックやダークグレーであるのに対して、VAIOは最近の色の好みの変化を反映して「ホワイト」を購入したからである。

エボニーの濃茶系の木目とVAIOのホワイト&シルバー系のコントラストが強すぎて、どうも仕上がり後に「俗っぽく(族ではない)」感じた。

そんなわけで、すぐにエボニーのシールを剥がしてしまった。

幸い、同じ木目調でもホワイト系の「ウッドグレインオーク」の在庫がオフィスにあったので、早速、カッティング作業を開始。

小細工の魔術師である私は、デジガジェのカスタマイズ用に常時、3MのDI-NOCフィルムを何種類か用意してある。現在は、右のエボニー調が主流。中央のグレインオークを使用したのは、本当に久し振りだ!

Apple製品と同じく、VAIOもロゴが見えなくては意味が無いので、従来の作業よりも丁寧に型取りし、カッティングを進めた。

小細工の魔術師の小道具を使ってミリ単位でカッティング作業を進めた。一番面倒なのはロゴ部分の切り抜き作業だ。

所要時間は約15分。無事にVAIOの新ユニフォームが完成。

ヘアドライヤーの温風を吹き付けながら、慎重に貼り付けた。出来映えは「完璧!」。

ホワイトのVAIOにグレインオークの美しい木目が見事にフィットして「安曇野VAIO」の美しさが数段アップしたぞ\^^/

こちらがユニフォームを纏う前の「安曇野VAIO」。ぞのままでも十分に美しいのだが、やっぱり「木目」が我がデジガジェ軍団には必須なのだ。
VAIO用の特別ユニフォーム「グレインオーク」が完成。やっぱり、VAIOの美しいロゴが見えなくっちゃお洒落じゃないよね!

「小細工の魔術師」の小細工に失敗は無いのである!

その後はハンモックに揺られながら、読書。

最近、八ヶ岳ライフを始めたばかりの頃(1990年)に購入した「八ヶ岳関連本」を本宅のホビールーム書棚から引っ張り出してきて読み返すのが「マイブーム」になっている。

これを「回想読書タイム」として「雨の休日」には、意識して時間を割くようにしている。

今日の本は「八ヶ岳の森から(加藤則芳氏著:1990年4月初版)」だ。

八ヶ岳ライフ族には釈迦に説法であろうが、加藤さんは、我が国のロングトレイルの普及と自然保護活動の第一人者。2013年4月に64歳の若さで惜しくも逝去。

「八ヶ岳の森から」は素敵なエッセイ集で、特に最後に掲載されている「ウッドストーブのかたわらで」が大好きだったことを思い出した。

加藤さんがご存命であれば、八ヶ岳の美しい風景を侵食するあの「無粋な太陽光パネル」をどう感じられるだろうか?

最近話題の「八ヶ岳中央農業実践大学」の経営問題に対して、どんな解決策を導き出されるだろうか?

思わず、そんな事を考えながら、70分程で読了。

今日読み返した「八ヶ岳の森から(右)」とその隣に並んでいた「信州のキノコ(左)」。共に既に絶版。八ヶ岳ホビールームに置いてある本は、ビジネス系とは異なり、ほとんどが絶版。今となっては貴重な本が多い。

「八ヶ岳の森から」の隣には、信濃毎日新聞社発行(1994年9月)の「信州のキノコ」なる本が並んでおり、これもオフィスに持ち込んであった。

不思議なのだが、この本を購入した記憶がまったくない。だが、「信州限定」である上に、掲載されている写真がとても美しい。

思わず手に取って小雨の降る敷地内をキノコを求めて散策。腹立たしい事に、こんな時に限って、見事な位にキノコがない。

やっと枕木テラスの近くに明るい茶色のキノコを見つけたので、写真と付き合わせたのだが、似たような種類が複数あって見分けが付かない。

漸く見つけたキノコだが、結局、何というキノコか判別不明。樹木の樹種判定に比較すると、キノコの判別はとても難しく感じる。

改めて、私は「キノコや昆虫とは相性が悪い人間」である事を実感した。

そうこうしている内に、午後3時を回った。

本宅のリビングにいた社主さまから、ガラス越しに「あなた、珈琲タイムよ。」とのお誘いがあった。

本宅のダイニングテーブルには、鉢巻道路を挟んでお向かいの「カントリーキッチン」のミニデニッシュが2個、ちょこんと並んでいた。

社主さまがカントリーキッチンベーカリーのミニデニッシュを用意しての珈琲タイム。

8月下旬に人間ドックを控えており、ダイエット中なのだが、まあミニデニッシュ1個位は問題ないだろう。

私は「あんず」をチョイス。やっぱり、カントリーキットンベーカリーにハズレはないな!

オフィスに戻ろうと思ったら、社主さまが「そうだ、トウモロコシも買ってあったわ。1本を2人で食べるならイイでしょ!」と悪魔の誘惑。勿論、私に逆らう術はない。

八ヶ岳の甘いトウモロコシは半分と言えども、ダイエットの強敵なのだが…

ああっ、また今年も「八ヶ岳のスイート・コーン」の時期がやって来たな…

2015年の夏に「トリグラフ流ダイエット」で、半年で約15kgのダイエットを達成した際に「最大の敵」がソフトクリームとトウモロコシであった事を思い出した。

まあイイや、半分なら…

こんな風に「八ヶ岳ライフ」には誘惑も多い。