ひたすら平穏で退屈な1日—収穫はアホウドリとモノタロウだけ

しかしまあ、よく降る雨だ。

決して土砂振りにはならず、一方で、長時間途切れる事もなく、だらだらと降り続いている。

メリハリがなくて、どうも「粘着質の雨」って感じで、私の性に合わない。

庭の木々も、梅雨入りの頃は歓迎しているように思えたが、昨日頃からはむしろ「やっぱり太陽が恋しいよ~」と悲鳴をあげ始めたように感じる。

日照不足のせいか、オフィスエントランス周辺のホスタさん達も、蕾の数はどんどん増えているのだがスカッとした開花状態にならない。

今年一番元気なホスタは「エレガンス」だ。
食害で新芽がまったくない状態から復活した「アメリカンハロ」
こちらは「フランシスウィリアムス」

この時期は庭に出ても、ヤマボウシ以外に目立った花はない。そのヤマボウシも開花の最盛期をとっくに過ぎている。

いつもはメインウッドデッキ周辺の木々の枝に、様々な野鳥さん達が飛来するのだが、今日はウグイスの鳴き声が聞こえる程度で姿は見えない。

鳥らしき姿は「ぶっき~ちゃん」だけである。

人や生物の活動意欲を削ぐ、本当に「嫌な天気」である。

だが、デスクワークは捗るので、仕事的には「慈雨」かもしれないな…

午後4時過ぎに、仕事をちょっと一休みし珈琲タイムで本宅へ足を運んだ。

ふと、郵便受けを開いたら、雑誌・冊子の入った大型封筒がが4通も入っていた。

チェッ、こんな時代にまだ「紙の媒体」かよ。さっさとデジタル化しろよな!

入っていたのは、仕事系の「証券アナリストジャーナル(月刊誌)」と「ニッキンレポート(週刊誌)」。

こんなのもう20年以上も前から「紙媒体」を読んだ事はない。

すぐにバラしてScanSnapでスキャンしてPDF化(所謂、自炊)、紙はそのまま廃棄となる。

資源無駄遣いの典型で、そろそろ「発行者サイド」がそんな状況に気が付いてくれる事を期待しているのだが、デジタル化へと進む気配はない。

次は何かな? 日本野鳥の会の機関誌「野鳥」だった。

25年目のお付き合いの「野鳥」となぜかいきなり送られてきた「モノタロウ」のカタログ。

こちらは 今年で25年目のお付き合い。写真も綺麗だし、興味深い内容も多いので、一通り目を通した。

おっと、新作のシルバーブローチ寄付が始まったじゃないか!

GINZA TANAKA製の新作シルバーブローチは「アホウドリ」。ちょっとこれまでと形状が異なるな…

最近、オンライン講演が増えてきたため、対面講演でのスーツ着用の機会が減ってきている。

ビジネススーツのお供である「野鳥の会シルバーブローチ」の利用も減ってはいるが、新作が出たら必ず寄付(購入)という仕来りをやめるわけにはいかない。

と言うわけで、Webでササッと寄付手続き完了。

新作ブローチは「アホウドリ」か。これに気が付いたのは今日の収穫だな…

もう1冊の厚いカタログっぽいのは何だ? ああ、モモタロウのカタログか。そんなの送るように頼んでいないぞ!

通販系のカタログは「読まずにポイ」が習慣化している(本当に資源の無駄遣い)。

が、よく表紙を見たら「MonotaRo」とある事に気が付いた。

これまでずっと「モモタロウ」だと思っていたのだが「モノタロウ」だったんだ。

この勘違いに気が付いたのが、今日の第2の収穫だろう。

「モノタロウ」はDIYの工具や部品、園芸関係では品揃えが豊富な上に、Amazonよりも魅力的なプライシングも少なくないので、利用頻度では、Amazon、楽天に次ぐ第3位なのだ。

社名をずっと勘違いしていたお詫びに、ポイ捨てせずに一応目を通す事にした。

これまでネット通販で注文する際に、名前がわからずに苦労したような工具・部品がズラズラッと並んでいた。

「モノタロウ」が送ってくれたのは、こんな感じに工具や部品がズラズラッと並ぶカタログだった。

正に「カタログ」である。 こんな感じに目的も無くパラパラ捲って見るのっても悪くはないかな?

結局、どんな時代になっても「紙版(アナログ)」でも生き残るものは、それなりにあるのだろう。

たまには、今日のように「ひたすら平穏で退屈な1日」も必要なのかもしれない。

これもまた「八ヶ岳ライフ」なのだ。