「晴遊雨働」の日々—気分はちょっと「ハイジ」かな…

気象庁の統計によると、関東甲信地区の平年(令和2年までの過去30年間の平均)の梅雨入り時期は6月7日頃、梅雨明けは7月19日頃とされている。

八ヶ岳 富士見高原は、今日は朝の内は曇り空だったが、午前10時頃からポツポツ雨が降り出し、昼過ぎからは青空が広がり始めた。節操のない空模様で、梅雨入り間近という雰囲気ではない。

これからの時期は、こんな気紛れな天気に寄り添って、仕事とプライベートのリズムを切り替えていくのも悪くないかなと考えている。

特に、週末に関しては「晴耕雨読」ならぬ「晴遊雨働」を決算分析期間が完全に終わるまでは貫こうと決めた。

雨の週末に仕事をした分は、平日晴れの日に息抜きしてバランスを取ればよいのだ。

この辺りが、仕事の進め方を自由にコントロールできる「零細企業経営者の特権」である。

昨日の午前中は、正に「晴遊タイム」。

明野の「ハイジの村(http://www.haiji-no-mura.com/)」を社主さまと訪れた。

外出自粛中の私が、社主さまとの「花を巡る旅」に安心して出掛けられるのは、どこもスペースが広大で「3密」とは無縁状態だからだ。レストランやショップが建ち並ぶスペースもこんな感じだった。

メインの目的は長さ約230mの「薔薇の回廊」を中心とした花々と施設内の様々な木々の新緑を楽しむ事である。

実は、安曇野で開催中の「縄文の夜神楽写真展」のご案内もいただいていた。

だが「ハイジの村」は、昨年は訪問の機会を逸しており、今回の八ヶ岳滞在中にどうしても訪れたい先だったため、こちらを優先する事に決めたのだ。

ー昨日の降雨の影響であろうか。個々の薔薇の美しさ(或いは見頃感)に関しては「高遠 しんわの丘ローズガーデン」の方が、ちょっと勝っているなとの印象だ。

ハイジの村では「世界のバラ展」が開催中だった。木曜日の高遠 しんわの丘ローズガーデンに続き、薔薇を巡る日々が続く。
薔薇は、名前などわざわざ気にせずに観賞すると決めたので、これは「黄色い薔薇」。
遠目に見たら「朝顔」かと思ったが、これも薔薇だった。

だが「薔薇の回廊」の存在感はやはり圧倒的だ(今でも日本一の長さなのかな?)。

それに、様々な種類の木々を効果的に配した「庭作りの作法」は、いつ訪れても、とても参考になる。

薔薇の回廊の天井部分には、所々に切れ目が設けられており、こんな感じに空を眺める事も出来る。
この部分の薔薇は、既にかなり花びらが散っていた。薔薇の花びらが散った赤い小径を歩くのも悪くはないな…
薔薇の回廊は、インスタ投稿族のお気に入りのようで、230m歩く終えるまでに何名遭遇した事だろうか…
「薔薇の回廊」の最終コーナーが近付いてきた。クリーム色の薔薇は優しい雰囲気を漂わせていた。

ハイジの村に植えられている木々の多くには「ネームプレート」が立てられているのだが、すべてではない。

そこで、樹種がわからない木に出会う度に「Picture This」で樹種判定。

この「作法」は、社主さまとの「花を巡る旅」の「新たな楽しみ方」としてすっかり定着した。

施設内を約75分掛けてゆっくりと巡って、ハイジの村の見学を終了。

薔薇の回廊の内側には、こんな開放感抜群の芝生スペースがある。雰囲気はまるで「初夏」だった。
こんな感じの色の「バラ味のソフトクリーム」が食べたかったのだが、売っていたのは「桔梗信玄ソフト」だった。信玄ソフトはいつも食べているんで、珍しくお楽しみの「ソフトクリーム・タイム」はお休みにした。

「気分はちょっとハイジ」って感じの楽しい時間だった。

施設の外に出ようとした際に、ハイジの人形が受付スペースに置いてある事に気が付いた。

偉いな、マスクをちゃんと着けているじゃないか。

でも、私が知っているアニメのハイジは、もっとぷくっとした感じだったぞ !

あれっ、ハイジの雰囲気がちょっと違うぞ… 昔のアニメだけじゃなく、「家庭教師のトライ」のCMでも、もう少しぷくっとした感じだよな…

まあ、どうでもイイか。 こんな具合に「晴遊雨働」の実践が続く….