この時期の楽しみのひとつに敷地内を散策し、様々な木々の新芽が日に日に大きくなるのを観察する事にある。
その中でも最も好きだったのが、約30種のホスタさん達だったのだが、先日、『八ヶ岳稿房』で綴ったように犯人不明の所業で「壊滅状態」になってしまった。
再び新芽が出揃うには、かなりの時間を要するだろう。
仕方ないので、敷地内の他の木々の新芽を観察(鑑賞)し、GN20Uで写真撮影する。
どの新芽も瑞々しくて美味しそうだ。鹿軍団や小動物が新芽を好んで食する気持ちがわからないでもない。
敷地内をグルッと1周した後は、隣接する財産区林に足を踏み入れた。
まだタケニグサの繁茂も無く歩きやすいので、涸れ沢に沿って少し歩いてみる。
隣接する財産区林は、東日本大震災後の特別予算措置(名称は忘れた)とやらで、針葉樹を中心とした大規模な間伐を実施。
その結果、林床にも日光が射すようになり、樹種の多様性が年々増している。
私が2000年に八ヶ岳ライフをスタートした時点では、赤松と唐松を中心とした針葉樹の林であったのが、現在では広葉樹の林の趣もそれなりにある。
様々な雑木の芽吹きが始まっているのだが、樹木名がサッパリ頭に浮かんでこない。
考えてみれば、敷地内の樹木は図鑑を片手に「樹種判定」を懸命にしたので、すぐに名前がわかるのだが、もうそんな前向きな姿勢で樹木に接しなくなって15年以上が経過している。
野鳥も同様だ。給餌台を訪れる常連客の名前はわかっても、公園などで出会った野鳥の名前はすぐに出てこない。野鳥に関しては、かつては、かなりスラスラと名前が頭に浮かんだのだが、やはり記憶力が衰えてきているな。
水は易きに流れるか…
どうも自然や生物に対する好奇心や探究心が、気が付かないうちに退化していたようだ。
これはマズいと思い、八ヶ岳本宅のホビールーム書棚から、かつて愛用していた樹木や野鳥のハンディ図鑑を引っ張り出してきた。
さあ、これから再び図鑑を片手に八ヶ岳の自然と接しよう!
と、宣言しようとした矢先に思い付いた。
そうだった、GN20Uに図鑑系アプリをインストールして持ち歩けば良いのだ…
かつて、iPhone Xを使っていた頃に、野鳥系の図鑑アプリをインストールしたことがあった。
しかし、画面サイズが小さくて見づらかった上に、大嫌いな広告表示のあるアプリが多くて、結局、すぐにアンインストールしてしまったのである。
でもGN20Uの画面サイズとメモリ容量だったら問題はないな。
結局、植物・樹木系は「Picture This」、野鳥系は「野鳥検索図鑑(Wikipediaの詳細データも一括ダウンロード)」をインストール。
これからは、GN20Uと図鑑系アプリを相棒に、八ヶ岳自然観察を楽しもう!