早1月5日。今日は我が社の今年初めての「公式行事」が予定されている日だ。
サラリーマン時代は、所謂、「会社行事」が大嫌いで、20代の頃はそれでも我慢して参加・出席していたが、調査・分析を生業とするアナリスト稼業に携わるようになってからは、社内旅行や各種レク、歓送迎会、飲み会、年末年始の各種行事の類は「ほぼすべて不参加」。
過去32年間を振り返ると、本当にお世話になった方の送迎会に数回出席した程度の記憶しかないので、出席率は3%位(30回に1回程度)だと思う。
対会社、対人でもベタベタした付き合いは苦手だ。何事も「サラッ」って感じが心地良い。
そんな私でも、会社を経営する以上、形式的とは言え株主総会や取締役会にはちゃんと出席(主催)する。
そんな「お決まり儀式」以外の唯一の公式行事が「初詣」である。
もっとも神社仏閣に詣でるのではなく、尖石縄文考古館の2大国宝土偶「縄文のビーナスさま」と「仮面の女神さま」への新年のご挨拶だ。
一昨年と昨年は(偶然だが)1月10日であったが、今年については、昨年末から「2021年尖石入館第1号」となる初詣を計画。
尖石縄文考古館の仕事始めは今日の午前9時と事前に調査済みだったので、入館1号を確実に確保出来るように午前8時半に八ヶ岳オフィスをD4で発った。
考古館前の駐車場着は8時48分。エントランスに一番近い場所にD4を駐車して周囲をチェック。
どう見ても見学者の車は私1台のみ。何の問題もなく「新年第1号入館者」の栄誉(誰も誉めてくれないが)に浴した。
エントランスには、縄文のビーナスさまと仮面の女神さまの巨大レプリカが、マスクとマフラーを纏ってお出迎え。
勿論、写真撮影。この写真、超縁起モノだな!
その後は勿論、2大国宝土偶さまの展示室に直行し、新年のご挨拶をした。
自分でも本当に不思議なのだが、縄文のビーナスさまと仮面の女神さまは、何回ご対面しても感動する。
そして、自然に手を合わせて拝みたくなる。やはり私にとって「特別な存在」なのだ。
これにて会社の公式行事は終了。だが、今日は珍しくじっくりと土器も鑑賞しようと思った。
「蛇の紋様」の装飾を施した土器に興味があったからだ。
これまでは、土偶さんや顔面付土器等の「お顔」にばかり惹かれてきたが、改めて観察すると「縄文の紋様」って力強さと神秘性が共存し、何とも言えない「吸引力」があるな…
「縄文の魔力」というべきかな?
そうだ、今年は「八ヶ岳縄文聖地」を巡礼しながら、縄文の紋様をじっくりと鑑賞する事にしよう!
こうして「With COVID-19時代」の「縄文の学び方・楽しみ方」が決まった。