散り急ぐソメイヨシノに感じる「一抹の不安」

「山籠もり生活」は、早、折り返し地点。昨日、今日と桜の「散り際の美しさ」をしみじみと味わった。

4月30日の私的開花宣言からまだ7日目なのだが、今日の午後には既に「葉桜」の雰囲気が漂っていた。

今日は朝から雨だったせいもあるが、異形のソメイヨシノは既に「葉桜」の風情である。
毎日観察していた4輪の蕾(花)も今朝の時点ですべて散ってしまった。

開花時期は昨年と比較すると1~2日遅かったのだが、『稿房通信』を確認すると昨年の5月6日はまだ「満開」であった(https://triglav-research.com/?p=24644)。ゆえに、どうしても今年の我が家の桜(ソメイヨシノ)には「散り急ぎ」の感が拭えない。

枕木テラスは異形のソメイヨシノの花びらで彩られている。

まるで何かに急かされたようなソメイヨシノの「咲きぶり」が妙に私の心をざわつかせる。

4月4日の『稿房通信』で記したが(https://triglav-research.com/?p=27196)、実は、4月の初めの頃から、COVID-19パンデミックよりも「地震」が気になって気になって仕方ない。4月下旬に松本周辺で相次いだ地震や千葉を震源とする連夜の震度4の地震がそれに拍車を掛けている。

今日は水曜日、愛読しているJESEAの「MEGA地震予測」の配信日である。全国のGPS観測点の水平・垂直移動の詳細解説を目を皿のようにしてチェックした。

4月前半の嘘のような「静かな状態(村井先生は静穏とお洒落に表現する)」から一転、コンニャクのように日本列島が震え始めている。まるでプレート同士が押し競饅頭を再開したかのようだ。

心のざわつきを抑えるために庭に出た。我が最愛の「ホスタさん達」が一斉に芽を出し始めている。

このホスタさんは、既に鹿が大好物なサイズにまで育っている。かつてこんなタイミングで鹿によって「壊滅的被害」を被った。

例年、ソメイヨシノの散り際とほぼ同時期になるのだが、今年は新芽の伸び方が早い気がする。慌てて「結界石《改》」を撒いた。

ホスタさんの新芽の生長も例年より早い気がする。慌てて「結界石《改》」を撒いた。

ホスタさんの脇で「アミガサタケ」を発見。あれっ、山菜の王様「タラの芽」も、もうこんなに育ってしまったのか…

アミガサタケも早くも顔を出し始めているな…
敷地内には何本も「タラノキ」が自生している。山菜の王様「タラの芽」も、ここまで大きくなるともう食用にはならないな…

いつもならば、こういった庭の草木の変化に心が癒やされるのだが、今日はどうもスッキリしない。

また、ドラマ「日本沈没」の主題歌のフレーズが頭に浮かんだ。「花は咲く 春が来れば 地の果て続く限り…」 地の果ては本当に続くんだろうか?

映画「日本沈没」のDVDはオフィスにあったかな? すぐに見つかった。 

私は1973年版の方が好きだ。もっと好きなのは「ドラマ版」だが、さすがにDVDは持っていない。

1973年版と2006年版、ストーリー全然違うんだよな。私は、1973年版の方が断然好きだ!