何歳になっても4月1日の新年度入りというのは、それなりに身が引き締まる思いがする。エイプリル・フールの「お茶目な日」でもあり、加えて、家族のひとりの誕生日でもある。
そんな「特別な日」は青空の下で迎えたいと願っているのだが、今日は生憎と朝から「憂鬱な Rainy day」である。まあでも、29日の雪のように「自粛生活」の実効性を高める上では、悪くはない雨かもしれない。
今後数日は、自宅での在宅勤務&自粛生活という味気ない日々が続く。「義務」という言葉は嫌いだが「人としての嗜み」と思えば気分が楽になる。
不特定多数の人が犇めくスペースには近寄らないと決めてはいるが、今日は誕生祝いのケーキを買うために新百合ヶ丘駅周辺に出掛けねばならなかった。
D4を置いた駐車場から人通りのなるべく少ないルートを選びケーキ店に向かった。10時の開店と同時に入店して、ぱっとケーキを選んで、さっと電子マネーで支払い、すっと撤収。ここまで用心深いとちょっと喜劇っぽい。
だが「こばち~」とは、そういうものなのである。
その後は、自宅書斎でひたすら在宅勤務。最近、書斎での仕事の際には、デスクトップPC画面の右上に映画を流して「ながら鑑賞」するのがマイブームとなっている。今日はパンデミック映画の名作「アウトブレイク(OUTBREAK)」を選んだ。
冒頭「人類の優位を脅かす最大の敵はウイルスである」というテロップが流れるなど、今から25年前の映画とは思えないリアル感が漂う。
これまでに5~6回は鑑賞した映画だが、新型ウィルスに感染したザイールの傭兵キャンプを補給物資の投下と偽って爆弾で消滅(焼き払って)させてしまう導入部のシーンは衝撃的だ。
途中から、仕事よりも映画を観る方がメインになってしまった… 「零細企業経営者の在宅勤務」とは、こんなものなのである。