本来は、COVID-19パンデミックが収束(終息)するまでは、ずっと八ヶ岳に山籠もりしたいところなのだが、世の中そんなに甘くはない。講演以外にも仕事はあるし、当然ながら不要不急と割り切れないプライベートの所用にも対応せねばならない。
そんなわけで、昨日(29日)の夕方、八ヶ岳オフィスを発って新百合ヶ丘の自宅に戻った(所謂、帰宅である)。
今回の八ヶ岳滞在の最終日となった昨日は「雪の1日」であった。目覚めてすぐに、オフィスデスク上のブラインドを開けると、庭は一面の雪景色。天気予報である程度の積雪は覚悟していたのだが、まさか、あんなに積もるとは思わなかった。
20日~22日の3連休に個人的に感じた「何となく浮ついた気分」は、その後のマスコミ報道をみる限り首都圏全体に蔓延していたようだ。3月最後の週末の雪は油断に対する「戒め」であるかのように私には思えた。
昨日の午前中は、買い物や所用を済ませるために富士見の町に社主さまと出かけた。こちらも予想はしていたが、積雪と外出自粛モードの相乗効果で、行く先々「八ヶ岳の日曜日」とは思えない程に人出は疎ら。
「なるべく人とは接しない」という感染対策の基本を守る上では、この「雪」の効果は極めて大きかったに違いない。そう考えると、今回の雪には自然界が人間に対して発する様々なメッセージが込められていたのかもしれない…
今日は朝から再び自宅書斎での「在宅勤務」である。午後3時のコーヒーブレイク前にGalaxy Note 9で八ヶ岳の様子をチェック。少しは雪解けが進んでいるかと予想していたのだが、昨日の夕方と似たような状況だった。
昨日の雪は八ヶ岳には珍しく、重くて湿っていた事を思い出した。「このまま2週間程解けなくて構わないから、雪がCOVID-19を封じ込めてはくれないだろうか…」と、叶わぬ願いを呟いてしまった。