実は7月中旬まで、八ヶ岳本宅の方は、2000年の購入後初めてと言ってもよい「修理工事」を行っていた。4月の社主さまとのロサンゼルス役員慰安旅行等で、約3週間程、八ヶ岳を留守にしていた際に2つのトラブルに見舞われたのだ。
ひとつはトップライト(天窓)のペアガラスの破損。もうひとつは、おそらく啄木鳥(キツツキ)と思われる被害だ。前者は、4月に降った季節外れの大雪で、本宅脇の白樺のかなり大きなの枝が折れてガラスを直撃したらしい。ペアガラスの内外両面にヒビが入っていて、トップライトとほぼ同じ位置の軒下には、折れた枝が落ちていた。
キツツキと思われる被害は、財産区林側と枕木テラス側の両方の破風板に、明らかに何かが突いた跡が何カ所もあった。ひどいのは穴が貫通していた程だ。
GW中に、両トラブルに気が付いて慌てて修理を依頼したのだが、トップライトの方は、本格的な足場工事が必要になるとか、トップライトのメーカーが特殊で不明、等のよくわからない理由で3つの業者さんに断られた。
4つめに電話した、北杜市の「八ヶ岳ホームサービス」さんという業者さんが、どちらの工事も引き受けてくれた(とっても誠実で良い業者さんだった)。火災保険申請もしっかりと対応いただき、幸い、両工事ともに保険金の支払いでカバーできたのだが、足場を組んでの作業が長く続いた。DIYでは対応出来ない、かなりの「大規模修繕」となったのである。
キツツキ被害の方は「修理」も大切だが、さらなる攻撃を繰り返させないための対応策も重要である。業者さんのアドバイスも受けて、結局、破風板と鼻隠しの破風板寄りの端(キツツキが好きらしい)の方をかなり大胆、かつ、幅広に鋼板で覆う事にした。色は、ブラウン、グリーン、ホワイト等が候補になったが、最終的には、社主さまがホワイトを選択。
7月中旬にすべての修理が完成し、7月18日に足場が撤去された。新たな金属製の白い破風板の「存在感」と「清涼(潔)感」は予想以上で、業者さんも「奥さんに従って白を選んで大正解だった。」との事。我が家(社)はこうなるのだ…
改めて八ヶ岳本宅を眺めて見ると、鼻隠しの中央部分(鋼板で覆わなかった部分)が、キシラデコールのチーク色のままで、どうもアンバランスだ。鼻隠しも全部ホワイトにすればお洒落だなと思い、社主さまに相談すると、まったくの同意見。
そんなわけで、ウッドデッキの塗装が終わったら、天気の良いタイミングを見計らって「鼻隠し塗装」をする計画を立てた。今回の八ヶ岳滞在も、社主さまが私よりも後からお出でになる予定なのだが、どうも台風10号の影響が心配である。
「え~い、今日の午後にササッとやっちゃおう!」と急遽決めて、昼食を軽く済ませた後、午後12時半過ぎから作業を1人で開始。
3時ちょっと過ぎにはすべて完了!八ヶ岳滞在中は、こんな具合にやらねばならぬ事、やりたい事が目白押しなので退屈する事はまったくない。1日2時間程度に限定して、仕事(銀行分析)以外の事をやるのが、私的にはベストの時間配分と思える。
東京で働いていた頃の「往復通勤時間」が、そのままDIYや庭仕事等の「趣味」に使えるのである。「田舎にオフィスを構える」事の幸せのひとつだ!