昨日は東京でのお仕事を終えた後、八ヶ岳オフィスに出社。今日から「決算分析山籠もり」の後半戦に入る。
6月初旬にいくつか大きな講演会の予定が組まれているため、それまでに講演資料を「2018年3月期決算完全対応版」とせねばならない。
山籠もりの後半には社主さまも視察にいらっしゃるので、それまでに仕事に目処をつけて、この日曜日、東京国立博物館での失態(https://triglav-research.com/?p=22188)を埋め合わせるための「おもてなしプラン」も組む必要がある。「零細企業経営小鉢男」は今日も多忙である。
さて話は変わるが、我が家には800(八百)年も先祖代々受け継がれてきた『家訓』がある。「人前で歌わない。人前で(絵を)描かない。」である。先日(25日)の中国地区の出張でほぼ12年ぶりにその「家訓」を破ってしまった。
会食後の2次会にカラオケに行き、あろう事か、私も1曲歌ってしまったのだ。ご先祖さまは「家訓破り」に対して、しっかりと警告を発し、破った場合には「罰(バチ)」が当たる。
先日のケースでは、カラオケ店に入ろうとする正にそのタイミングで、iPhone Xが「緊急地震速報」のアラートを発し、「長野県北部最大震度5強」との通知が表示された。被害がないことを祈りつつ、これはいろいろな意味で「警告」だなと感じた。そして「カラオケに行っても歌わなければ良いのだ!」と固く誓った。
だが、会食をご一緒した銀行の役員さんたちは実に楽しそうに歌っていた。同行の旧「銀行業界鳥瞰図」でお馴染みのY副本部長や中華系美女Vちゃんはもっと楽しそうだった。Vちゃんは途中から中国語でも歌い始めた。彼女が本当に中国語も話せることを始めて知った。
あまりにも皆が楽しそうな中、私が1曲も歌わないのは無粋なので、遂に1曲だけだが「家訓破り」をしてしまった。もう「天変地異」は避けられないだろう!
前回の家訓破りの数日後「千島列島東方で大地震(M7.9)」が起こって、津波が発生した(幸い被害は小さかった)。そのため、妙に記憶に残っている。
それ以来「家訓破り」はしていなかったと思い込んでいたのだが、気になって、昨晩オフィスに着いてから、講演記録をメモったMoleskineノートをぱらぱらと捲ってみた。
すると、2008年9月に中国地区の別の銀行との会食があり、そこでも2次会に行って1曲だけカラオケで歌っていた事実が判明(正確には、12年ぶりではなく10年ぶりの家訓破りだった)。
当時、英国の投資銀行に勤務していた私は、この講演直後に1週間の休暇に入り、その休暇中に起こったのが「リーマン・ショック」であった。リーマン・ブラザーズ(Lehaman Brothers)は、かつて勤務した外資系投資銀行のひとつである。
当時は既に退職して5年以上が過ぎていたので、直接的な経済的被害は無かったが、間接的影響は金融業界に身を置く立場であったので「甚大」という言葉がピッタリだった。
「ああ、選りに選って、リーマン・ショック前の家訓破りを忘れていたよ…」 まあ、イイか。やってしまったことは仕方ないし、過去の経験から判断する限り、私に直接的な害が及ぶことは無いだろう。
それよりも「天変地異」に備えて、「雉さんと仲良くなるプロジェクト(https://triglav-research.com/?p=22119)」を粛々と進めよう。
と、常に「前向きな小鉢男」である私は、一昨日、Amazonで雉と仲良くなるための本やグッズを探した。すると「雉笛(きじぶえ)」なる物を発見。すぐに購入。
さらに、関連商品として「鹿笛(しかぶえ)」が表示された。DEER軍団は敵だが、何かに使えるかと思ってこれもポチッ。
昨日、川崎自宅に帰ったら Amazonから荷物が届いていたので、八ヶ岳オフィスに箱ごと持ってきた。今朝、朝食後に箱を開けてみた。両方、Made in USA。Instructionを読むのが面倒なので、そのままオフィスのウッドデッキに出て、雉笛の方を吹いてみた。
出てきた音は「グ~」という感じで、雉の鳴き声とは程遠い(どちらかと言うとアヒルかな?)。オフィスに戻って、Instructionを読むと、こつがあるらしく、結構細かい使い方が書いてある。何なんだよ Tut.Tut.Tut….って感じの発音って??
しかしまあ、雉笛とか鹿笛って、日本国内ではどんな人が買うのだろうか。やっぱりハンターかな?
この調子じゃ、「天変地異」の前に雉と仲良くなるのは、ちょっと無理だろうな…