今朝、八ヶ岳で庭に出たら、珍しいお客さんがいた。雄の「雉(キジ)」である。
以前は、敷地内をのんびりと散歩する雉の夫婦(番い)をよく目にしたのだが、最近は、とんとご無沙汰だった事に気が付いた。
我が家の敷地内を野良猫なのか飼い猫なのかよくわからん連中が彷徨くなるようになったために居心地が悪くなったのだろうか? それとも、隣接する財産区林の大規模間伐が気に入らなかったのかは定かではない。
いずれにせよ、本当に久し振りの対面だったのでとても嬉しかった。
すぐにオフィスに戻って、SONYのDSC-HX90Vでウッドデッキからズーム撮影。我が家の庭でのんびり寛いでくれてかまわないのに、1枚撮影したところで財産区林の方に飛び去ってしまった。
子供の頃、千葉の実家の裏山に数羽の雉が住んでいた。時々、一斉にけたたましく鳴く事があった。そうすると、その数秒後に間違いなく地震が起こった。「震度2」位でも鳴いていたように思う。
田舎の自然豊かな環境(ど田舎とも言う)で育った私には「動物の地震察知(予知)能力」の存在なんて当たり前の事で、その中でも、図抜けて優秀なのが「雉」であると認識していた。
どこぞの「緊急地震速報」などよりも、はるかに信頼できる「生きる高性能センサー」である。たった数秒前の予知でも、本当に大きな地震の場合、的確な初動のための「貴重な時間」を与えてくれる。
もし、緊急地震速報のアラート音が自分でカスタマイズ可能なら、私は絶対に「雉の鳴き声」にするだろう。
さて、読者の皆さんも感じているだろうが、最近、嫌になる程、日本全国で地震が多発している。特に、長野県北部で集中しているように思える。
そんな状況なので、実は、我が『トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所』でも、いよいよ地震計を導入しようかと検討していたのだ。
ベースとなっている気象観測システム「Netatmo」が地震計を発売してくれれば、即購入するのだが、残念ながら、いつまで待ってもその気配はない。
Amazonや楽天で個人購入できる製品を調べてみると、同じひとつの機種が表示される。27,000円位で購入できるので、どうしようかなと考えていたところだったのだ(さすがに、会社経費では駄目だよな…)。
だが、問題点がひとつあった。外見が「お洒落」ではないのだ。「機能美」という言葉とは無縁のスタイルであり、オフィスに置いてもスマートなNetatmoのセンサー類とは大違いである。
こんなの社主さまが見つけたら「代表取締役解任」なんて事にもなりかねない。そんなわけで「小鉢男」は迷っていた
だが、閃いた。地震計買うのをやめて、雉と仲良くなろう!! 八ヶ岳オフィス敷地周辺を「雉」の住み処(パラダイス)としてもらえれば「二重の緊急地震速報体制」が構築できるではないか。
善は急げと、すぐに「雉と仲良くなる方法」とググったら、いきなり、Yahoo知恵袋で「庭を通るキジ(雉)と仲良くなりたいです。どうしたら仲良くなれますか? 」と表示された。ストレートで凄いな、この質問… どんなシチュエーションかな?
回答には「話かけたら結構慣れますよ?最初はビックリしますけど(笑)」なんて、これまた、ちょっとシュールな記述があった。そうか、まず話しかけるんだ。でも、なんて呼びかけるんだ??
ああ、きっと「著名な地震学者」さん達の含蓄あるやり取りに違いない。日本の地震予知研究の最前線を学ぶ事が出来て、今日も「素敵な1日」だ!