丸1週間の八ヶ岳での決算分析山籠もり作業を終えてオフィスを発ったのは、一昨日21日の午後5時ちょうどだった。
昨日は、東京で4件の講演・プレゼンと会食がギッシリ。仕事が無事にこなせているのは、山籠もり作業中に自分に課したノルマが、何とか達成できたからである。
山籠もりに入ったと同時に、予期せぬ案件や依頼が重なり丸2日を対応に充てたため、結局、本来予定していた仕事が終わったのは、一昨日の午後2時過ぎだった。
休憩やお掃除等々への対応時間を除くと、午後5時の退社予定時間までの「自由時間」は、わずか2時間。その隙間時間を如何に有意義に過ごすか? 「小鉢男」は考え、そして、見事に実行してきたのである。
そう、PDCAサイクルへの絶え間なき取り組みこそが、トリグラフ・リサーチの業務効率改善の原動力なのだ! これから、その内容を紹介する事にしよう。
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2時間の隙間時間で真っ先に着手したのは、熊(KUMA)さん対策の自動録画監視カメラ「MPSC-26」を取り外して、バッテリーのチェックと録画画像の取り込みを行う事だった。
私が、何故そんなカメラを取り付けなければならなかったか? 2015年11月14日の朝、体長1m程のツキノワグマが、オフィスすぐ脇の町道を歩いている姿が、同じ別荘街区内設置のビデオカメラに撮影されたためである。
迅速な危機管理対応をモットーとする弊社は、「対熊さん非常事態宣言」を発し、第3種警戒モードに移行。その際、監視用に設置したのが、赤外線暗視機能付きの「MPSC-62」だったのである。
当時の緊迫した状況(騒動記)については、『トリグラフ・リサーチ外伝『新たなる戦いの序曲』— ついにクマさんがやってきた!(https://triglav-research.com/?p=14608)』を是非、ご覧いただきたい。
カメラ設置から、ちょうど2年半が経過。この間、定期的にバッテリーチェックと録画された静止画・動画の取り込みを行ってきたのだが、前回の2017年9月18日まで、熊さんなんて影も形もまったく残されていなかった。
同じ別荘街区入り口に置かれていた「熊さん警戒看板」もとっくに撤去済み。実際のところ「MPSC-26」は、『UMA発見装置』にその役割を変えていたのである。
『UMA』とは、馬ではない。Unidentified Mysterious Animal 、すなわち『謎の未確認動物』だ。
私の長年の愛読誌「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジン ムー」に読者投稿するための切り札である。
オフィスの掃除を終えた後、2時40分過ぎに脚立2号機を運んできて作業開始。MPSC-26を取り外し、まずはバッテリー残量のチェックを行う。まだ4割程の残量が確認できたので今年の秋まで交換不要だろう。
続いて、32GBのSDXCカードを取り外して、オフィスのDELLデスクトップPCで取り込み開始。前回のチェック以降に録画された画像や動画は約1,200枚。
それなりに時間を要しそうなので、2時間で対応しようと決めた第2の作業の準備に取り掛かった。
3時20分頃になってオフィスに戻ると取り込みは終わっていたので、早速、10分程掛けて画像チェック。
結果は『KUMAもUMAもやっぱりいなかった!』である。
だが、それ以外にも、いくつかの有益なインプリケーションを得る事が出来た。
① DEER軍団は、季節を問わず、本当に頻繁に我が家の敷地内への侵犯を繰り返している。それもオフィスから2~3m程度の距離にある枕木駐車場という「至近距離」にである。
②DEER軍団が、ブッドレアに興味を抱き、正に囓ろうとする画像が何枚も残されていた。だが、ブッドレアに食害は皆無なので、彼らは結局、ブッドレアを「忌避」している事が明らかになった。
ブッドレアが「鹿に強い植物」である事は、やはり間違いなさそうだ。
③枕木駐車場の一定の場所に複数の猫達が何故か集まってくる。猫が好きなマタタビでも生えているのかと確認したが、そのような気配はない。
結局、猫達が集まってくる理由は不明だが「怪奇 猫たちが夜な夜な集う謎の駐車場」と題して、ムーに投稿しても掲載される事はないだろう。
猫は嫌いだし、興味もないので、実害がない内は放置しておこう! という、結論に至った。
もうMPSC-26をこの場においても意味が無いなと判断。即座に設置場所の変更を決定。
芝生の庭を領土侵犯しにやって来るDEER軍団を捕捉できる位置を新たな設置場所とした。
作業終了は3時45分。さあ、残り1時間程で、あと2つの作業を終わらせるぞ!!