「タケニグサ殲滅戦」なんて仰々しい草刈り作業に取り組んでいる時でも、林床でひっそりと花を咲かせている「山野草」に対しては細心の注意を払う。これが「小鉢男」であると同時に「森林インストラクター」試験の合格者でもある私の矜持だ!
タケニグサと萌芽更新した雑木の蘖を躊躇なく伐採しながらも、可憐な山野草を発見すると、作業の手を休め、今回の作業中は iPhone Xのカメラでマクロ撮影してきた。
山野草は「群生」する場合が多いので、敷地内の生息エリアをしっかりと把握して、Evernoteにその場で記録する。そうすれば、翌年の草刈り作業の際に、エリアの移動や拡大・縮小等を大まかにではあるが確認できる。これもまた「八ヶ岳ライフ」の楽しみのひとつである。
タケニグサのように生長が早く、見た目が無粋な(=品がない)外来植物は、この楽しみの「大敵」なのだ。タケニグサ殲滅戦は、同時に「可憐な山野草防衛」のための闘いでもある。
今日は、GWに開花期を迎えていた八ヶ岳敷地内の代表的な山野草を紹介しようと思う。
可憐な花々を楽しむ山野草ではないが、草刈り作業で、私が必ず温存するのが「タラノキ」である。その新芽である「タラの芽」は天麩羅等の食材として有名だ。今回、草刈り作業したエリア内でも60本近くを確認。
キノコシーズンと言うと「秋」をイメージする人が多いかもしれないが、八ヶ岳の敷地内では「冬以外」は様々な種類が顔を出す。「毒キノコによる中毒の怖さ」は十分に認識しているので、敷地内のキノコについては、その姿の「鑑賞」に徹する事としている。
以前、オフィスのエントランス周辺に群生した「アミガサタケ」らしきキノコの「騒動記(https://triglav-research.com/?p=15518)」を書いた事があるが、今回の作業中に、ツリーハウスの建設予定地である三角地でも発見。
改めて調べてみたのだが、やはり「アミガサタケ(モリーユ)」としか思えない。だとすると、「高級食材」なのだが、まあやっぱり「見て楽しむ」に留めておこう。
それにしても、iPhone Xのカメラの性能に改めて驚いた。昨年までは山野草の撮影には、オリンパスのミラーレス一眼にマクロレンズを装填していたのだが、今回のアセビやアミガサタケの写真を見ると、iPhone Xのマクロモード撮影でも遜色はない。
本当に「スマホ1台で何でも出来る時代」が到来しつつあるなと感じた。