雪のない八ヶ岳

八ヶ岳オフィス周辺に雪がない。厳密に言うと「ほとんど雪がない」。

一昨日、甲信越地区への出張を終えた後、八ヶ岳オフィスに深夜出社。昨日は長野で仕事・所用があり、ほぼ1日車で移動。オフィスに戻った時は、周辺はもう真っ暗だった。今朝は6時半過ぎに、野鳥のさえずりに目覚める。昨日、直営レストランに給餌する暇がなかったので、お客さん達からの催促だ。

庭に出て、ビックリ。枕木アプローチ、テラス共に、雪がほとんどないのだ。その後、朝食、Walking(Machineで)、新聞や金融誌のチェック等々を終えたのが9時半頃。庭を散策して、改めて驚く。今日中に、雪は完全に解けてしまうんじゃないか?

八ヶ岳オフィスの周辺からほとんど雪が消えている。写真左下の部分の雪も、もう1日晴天が続けば解けてしまいそうな「儚さ」だ。2月下旬でこんな状態は、過去18年間で初めての経験である。

八ヶ岳本宅を購入して、今年で18回目の冬であるが、2月下旬でここまで雪が少ないのは間違いなく初めてだ。気温そのものが例年より高いという感覚はあまりない。それよりも、元々、晴天の多い八ヶ岳西麓「富士見高原」の降雨量が一段と少なかったような気がする。

庭の雪もどんどん解けて、もう3分の2位は芝生が顔を出している。お気に入りの庭の縁台は、いつでもスタンバイOKの状態にある。

昨年11月24日に例年よりも早い時期に15cm以上の積雪があった時(https://triglav-research.com/?p=15941)には、今度の冬はどんな過酷なものになるのか危惧したのだが、結果的にはこれまでのところ「杞憂」に終わっている。20cm位の積雪が3~4回あったように思うが、その程度であれば自然に解けてしまう。ふと、今年の冬はまだ一度も雪掻きをしていない事に気が付いた。これも18年で初めてだ(今日はこればっかり)!

15分程庭を散策してから枕木テラスに戻った。ちょうど宅配便のドライバーさんがメール便を届けに来てくれたところだった。私が「ご苦労様。雪無いですね…」と語りかけると、「この仕事長くやってるけど、こんなの初めてだよ。」との事。ああ、やっぱりそうなんだ…

続いて、メインウッドデッキに移動。財産区林の樹間に太陽が垣間見える。心なしか、陽射しが例年よりも強いような気がする。これじゃあ、雪解け早いよな。

財産区林の樹間に垣間見える太陽の陽射しは、2月下旬とは思えない位に力強い。感覚的には3月中旬~下旬かな…

オフィスのウッドデッキにガーデンテーブルとチェアを置いて珈琲タイムを楽しもうか… 冬の間は、オフィスウッドデッキ用のガーデンファニチャ類は、オフィス地下室に収納してある。ちょっと迷ったが、まだまだ雪が降るかもしれないので、時期尚早と判断した。

オフィスウッドデッキにガーデンファニチャ類を置いて、珈琲&お昼寝を楽しむのが、昨年夏場にウッドデッキをセルフビルドしてからの楽しみだった。このお楽しみは、もう少し先まで待つことにしよう!

異常という表現には違和感があるが、ここ数年「気象環境」が大きく変わりつつあるのは確かだと思う。やはり「温暖化」が進んでいるのは間違いなさそうだ。

今から5,000年程前の縄文時代前~中期、八ヶ岳西南麓の気候は温暖で、日本の人口の10分の1程度がこの地に住んでいたとの学説があるようだ。縄文土偶さんたちの出土数やその造形の素晴らしさを鑑みると「八ヶ岳西南麓 縄文時代の首都説」は、かなりの説得力を有しているように思える。このまま温暖化が進めば、1,000年後位には、また首都かな…そんな事を考えながら、八ヶ岳ブルーの空を見上げる。

来週は「苦手な東京」でのお仕事・所用がギッシリだ。今日は取りあえず、ノンビリ過ごして疲れを癒やそう。

トリグラフ・リサーチ 稿房主
【八ヶ岳ライフ】