『トリグラフ流ダイエット日記』⑤—「3本の柱」とその「土台」とは

今朝、いつものように体組成計に乗ると、体重は 75.30 kgと表示された。8月1日の朝、90kgちょうどからスタートした「トリグラフ流ダイエット」は、当初目標時期であった来年2月末よりも、かなり早くに、ゴールに到達できそうだ。まだ、油断は禁物だが、それ程、無理はしていないので、年末までの残り10日で、自然体で達成できると予想している。

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「ダイエット日記」とは無関係の『銀行業界鳥瞰図』試行版でちょっと触れたが、トリグラフ流ダイエットには3本の柱がある。第1の柱「糖質制限」、第2の柱「Walking」、第3の柱が「温泉」だ。当初は、RIZAPのペアコースという割引制度を使って、家内と一緒に通おうと考えていた。だが、全国各地を講演で巡業し、それ以外は、八ヶ岳オフィスと川崎自宅を往来する身である、すぐに、RIZAP通いは無理だと諦めた。じゃあ、自分でダイエット方法を研究し、しっかりと知識を身に付けた上で、独自の方法で進めようと決心したのは、あのNHKの全国ニュースで我が身が放映された愛媛出張の直後だった。

2人のS先生(https://triglav-research.com/?p=14798)が、共に、「糖質(炭水化物)制限」でダイエットに成功していたので、第1の柱「糖質制限」は、迷う事無く、すぐに決まった。第2のWalkingも、一番手軽、かつ、辛そうじゃないので、スンナリと、これだろうなという感じになった。RIZAPのように短期間に成果は上がらなくとも、まあ月2kg位のペースで、のんびりと楽して体重を落として行きたいと考えたのだ。

第3の温泉だけは、偶然である。8月の下旬に、体重減少が停滞し、糖質制限とWalkingだけでは、足りないなと感じた時期があった。そんな折、「鹿の湯」の入浴チケットに有効期限がある事を思い出した。かなりの額をまとめ買いしていたので、期限内の鹿の湯通いが必須となったのである。通いの初日、いつもは「烏の行水」である私が、30分程じっくりと温泉に浸かった。オフィスに戻って、体重を計ってビックリ。なんと入浴前と比べて、650gも減っていた。おおっ、第3の柱はこれだなと閃いた瞬間だった。

トリグラフ流ダイエットの特色は、これら「3つの柱」それぞれについて、一定水準の『知識』を蓄えた上で、「楽をしたイイとこ取り」を目論んだ点にある。しっかりとした知識を吸収するために読んだのが以下の書籍だ。電子書籍で発売されているものは、すべて、現在のビジネスのお供「Xperia 3銃士」にダウンロードして、暇があったら読むようにした。

ダイエット本

幸い、7月は全国講演シーズンだったので、新幹線や飛行機の移動時間がたっぷりとあった。2本柱とする事が決まっていた「糖質制限」と「Walking」に係る書籍については、1~2冊を除いて、8月1日の本格的ダイエット開始前には読了し、十分な水準の知識を蓄積する事が出来ていた。そして、自分なりの解釈の下、「あまり無理をしない」という事を大原則にダイエットを開始したのである。

私は書評家ではないので、個々の書籍にコメントはしないが、上掲の書籍の内容は「玉石混淆」だった。アナリストの性癖で、本の内容を鵜呑みにするような事はしない。むしろ「矛盾点」や「曖昧な点」を突くような読み方を心掛けた。特に「糖質制限」については、その問題点を指摘する書籍も敢えて読み、これが本当に参考になった。

十分な知識を蓄えた上で、常に冷静な目(半身の姿勢)で、「糖質制限」「Walking」「温泉」という3本柱と付き合ってきた。上掲書籍以外にも、インターネット上に掲載されている様々な「ダイエット成功談」のようなものもチェックしたが、その殆どが、自身が成功した手法を礼賛するものであり、旬なダイエット方法は「宗教化」しているように感じられた。

私は「馴れ合い」や「ぬるま湯」といった状況が大嫌いだが、それに負けない位、「盲信」や「のめり込み」にも嫌悪感を抱いている。だから、5ヵ月で15kg弱の体重減に成功した現在でも、「決定打はこれだった!」みたいな思いはまったく抱いていない(ゆえに、ダイエット体験談としては、面白くないし、迫力にも欠けるだろう)。

まったくのイメージではあるが、「3本の柱」の貢献度合いを比率(全体を100)で示すと、「糖質制限 40 ・ Walking 30 ・ 温泉 30」、或いは、「35・35・30」程度かなと思う。

ここまで書いて、ふと思った。子供の頃から、他人の指示に素直に(盲目的に)従った事など無かった。だから、RIZAPに通っても、おそらく、私の性格では失敗していただろう。「自分で勉強して、自分で考えて、自分のやり方にこだわる」という面倒な性癖を貫いた事こそが、トリグラフ流ダイエットの「土台」なのだと思う。

トリグラフ・リサーチ 稿房主

『トリグラフ流ダイエット日記』 Vol.5