11月最終日である今日の朝の体重は、77.50kg。10月の全国講演を終えた直後、11月1日朝の体重は81.30kgだったので、今月も3.80kgの減量を達成したことになる。8月1日のダイエット開始日からは、12.50kgの体重減だ! 目標の75.00kgまで残すところ2.50kgとなった。体重が順調に落ちていくのは超嬉しいのだが、問題は、TRI稿房通信「第3の柱」などとぶち上げてしまった「ダイエット日記」の行く末だ。
当初は、来年2月末を目途に75kg達成を目指していたため、月3本程度の配信、計12~13本での完結を想定していた。現状のペースで体重が減って行くと目玉商品である「トリグラフ流ダイエット」を紹介しない内にエンディングとなってしまう可能性が高い。まっ、それはそれでイイや! 別にダイエット研究家として売り出す気もないので、その時は、途中打ち切りし、封印してしまおう。
さて、今日と明日で、人生初の本格的ダイエットに挑戦することになった切っ掛けを簡単にまとめよう。
① 1人目の「S先生」:ある都市型地方銀行の元会長さん
7月の全国講演初日、ある都市型地方銀行の元会長さんからランチのお誘いをいただいた。一目見て、前回の会食時(昨年夏)よりも外見がスマートになられた事がわかったのだが、体調を崩された場合も有り得るので、敢えてその旨には触れなかった。が、会食の半ば、会話の自然な流れの中で、昨年秋頃に「炭水化物ダイエット」なるものに取り組んで、体重を10kg強落とされた事が判明した。半年以上が経過してもリバウンドもなく、体調も絶好調との事。元々、年齢よりもお若く見える方なのだが、前回会食時よりも3~4歳、若返ったように感じられた。会食の後半は、ダイエットの方法を詳しくお教えいただき、その内容に強く興味を覚えたのである。
②2人目のS先生:元同僚のS君
ランチの次の講演で、S元会長さんのダイエット成功の事を講演のアレンジャーさん達に話すと、偶然だが、彼らの同僚のS君(私からすると元同僚)も12~13kg(この時点で)の減量に成功し、精悍な風貌になっている事を教えられた。彼の場合は、RIZAPに通い、5月と6月の2ヵ月で見事に変身したとの事。S君に前回最後に会ったのは4月下旬、身長も体重も、私とほぼ同じ位だったので、体重を70kg台に落としたS君の姿が、正直、ちょっとイメージできなかった。
変身後のS君との初対面は忘れもしない7月16日の愛媛出張。そう、私の姿がNHKの全国ニュースで3回放映された「あの日」である(https://triglav-research.com/?p=13929)。2ヶ月半ぶりの再開の瞬間、感動した。おお~、凄いぞ、まるで別人じゃないか!一方で、悪魔の囁きが脳裏に。 これは、リバウンドさせたら面白いな…
S君は私に匹敵する『甘党』である。講演の合間に、ケーキ・セットやパフェ等々を全国各地で堪能してきた仲だ。愛媛でも講演の合間に必ず訪れる喫茶店が決まっていた。この日、S君は、珈琲を注文。私は、わざと、チョコレート・ソースがたっぷりとかかったアイスクリームを頬張る。「あぁ~、甘くて上手い。どう、少し食べる?」なんてからかっても、S君は平然と無視する。『これは本物だ!』— 確信したのは、この時だ。
S君は、愛媛出張後、私のダイエットの『心の師』となった。彼のRIZAPスタート時の身長は175cm、体重は89kg。私のダイエット開始時が、174cm、90kgなので、まあ、似たようなものだ。S君から、RIZAPのダイエット手法が徹底した「糖質(炭水化物)制限」と「効率的な筋トレ」で構成されている事を教えられた。以来、有益な情報を色々と彼から吸収できている。最大・最高の教訓は、結局、『ダイエットの成否は、取り組む本人の意志の強さと目標に向けての遂行能力に尽きる』と言う事だ。そう、元同僚のS君(先生)は、「豚ではなく、狼だった」のである。
③元証券会社セールスの悲しい性:調子に乗って10kg減量を宣言
S君との再会に先立つ7月13日、私は九州某県を講演で訪れた。講演後、先方の企画担当役員さんとの会食が組まれていたのだが、その場で何を血迷ったか「私も次回の御行向け講演までに、必ず最低10kgは減量します。成功するまで、御行には伺えません。」と宣言してしまったのだ。中年男性の会食の折、健康やダイエットに関する事は頻繁に話題になる。この時の会食も同様で、元同僚S君の変貌ぶり(=RIZAP効果)等々が箸休めになった。
私は、基本的にほとんどアルコールは嗜まない。会食の際に、乾杯のビールを1~2cm舐めるだけである。ところがこの時は、何故か3cm程飲んでしまった。すっかり酔いが回った上に、元証券会社セールス(野村證券入社後は、地方支店2ヶ店で5年弱リテール・セールスを経験した)の調子の良さが災いし、上記の「10kg減量宣言」に至ったのである。会食の場だったので、おそらく先方の役員さんは覚えていらっしゃらないと思うが、「宣言を実行するか否かは、人間のプライド(誇り)」に係わる極めて重要な事柄である。この時点で、私は「ルビコン川」を渡ってしまったのだ!
トリグラフ流ダイエット挑戦への切っ掛け(前編)は、ここまでとしよう。
— この場を借りて、2人のS先生に御礼申し上げたい <(_ _)>
トリグラフ・リサーチ 稿房主
『トリグラフ流ダイエット日記』 Vol.3