2023年6月23日午前3時40分 「グアカモーレ」の悲劇

午後1時過ぎに、本宅のホビールームから本を数冊取り出してオフィスに戻る際に「衝撃の光景」に思わず足がすくんだ。

オフィスエントランス周辺のホスタさんエリアにおいて、最も町道のロータリーに近いポジションに位置するホスタの葉が半分以上も無くなっていたのだ。

朝のホスタさんの安否確認では、まったく気が付かなかったのである。

どっ、どうしたんだい。私の愛しの「グアカモーレ」。葉の数が半分以下になってるじゃないか!

見てすぐに犯人の目星が付いた。間違いなく「鹿」による食害である。

昨年から今年に掛けて「初めての被害」だった。

この葉を囓って食べた跡。犯人は間違いなく「鹿」である!

ホスタの品種名は「グアカモーレ」

葉の淡い緑が上品で美しいため、数年前にわざわざこのポジションに移植。

すぐ脇に「オウル2号機」を配備するという特別体制で守ってきたホスタさんだった。

そう、私の「特にお気に入り」のホスタさんだったのである。

慌てて他のホスタさん達の様子を確認すると、目立った被害らしいモノはなかった。

どうしてグアカモーレだけ被害にあったのだろうか?

それに、トリグラフ護衛隊群は何をやっていたんだ??

落胆の後に怒りが込み上げてきた。

すぐにGalaxy Watchを確認すると、今日の午前3時40分に「動体感知」のアラートがしっかり届いていた。

さすがに、この時間では眠っていて気づかないな…

続いてライブカメラの記録画像を確認すると、確かに3時40分過ぎにホスタさんエリアに侵入してきた1頭の鹿の姿が鮮明に記録されていた。

鹿がブルーマンモスの葉を正に食べようとしている時間が、午前3時40分34秒であった。

しまった、芝生のフラットスペース側からの侵入だ。

これまでの鹿軍団の侵入は、そのほとんどが枕木スロープ方面からであったため、ラプターはその方向からの動体を感知し、警告音を発する設定(設置場所)となっているのだ。

無敵の「ラプター」も死角から侵入されたら対応出来ないよね。「ホークアイ」の配備を先延ばしにした事が悔やまれる…

見事にラプターの「死角」を突いた侵入であった。

鹿はゆっくりと最大の株である「ブルーマンモス」に向かって葉を2枚ほど毟った。

鹿が最初に囓ったのはブルーマンモスのこの葉だった。
続いて囓ったのがこちらの葉。でも、どうして他のホスタさん達には見向きもしなかったのだろうか?謎である。

その後は「グアカモーレ」に直行し、美味しそうに葉を食べ始めた。

オイオイ、すぐ近くにあるオウル2号機はどうして反応しないのだ。

少し間を置いて、オウル2号機が光って警告を発し始めた。

グアカモーレの用心棒であったオウル2号機。光って威嚇はしてくれたが、微妙に鹿の視線から外れていたんだよね。切り札の警告音は…

侵入してきた鹿も警戒して周囲を見回し始めたのだが、何故か微妙にオウル2号機の点滅光が視界に入らないようだ。

さすがに警告音で、いつものように逃げ出すだろうと思ったのだが、何故か警告音を発しない。

少し離れた場所にあるオウル3号機も点滅しているようなのだが、こちらの警告音も聞こえてこない。

結局、この鹿は周囲を警戒しながらも3分近くグアカモーレの葉を食べ続け、やがてゆっくりと財産区林の方向へと去って行った。

記録画像を確認した後、直ちにオウル1~3号機の設定確認をしたのは言うまでもない。

ああっ、しまった。草刈りの時に警告音がウザいので、設定をオフにしたままだった (>_<)

しまった、警告音のスイッチをオフにしたままだった。草刈り作業の時にウザかったからな。でも、よくよく考えれば草刈機の音の方がウルサかったのだが…

完全に私のミスであった。

それにラプターの死角(弱点)については私も認識しており、ホークアイのホスタさんエリアへの配備を検討しているところだったのだ。

勿論、一番悪く憎むべきは「鹿」なのだが、「油断」した私にも今回の悲劇の責任があった。

どうしてこう「鹿の食害」ってのは、私の心の隙のようなモノを見事に突いてくるのだろうか?

腹立たしいとしか言いようがない。

それにしてもグアカモーレには申し訳ない事をしてしまった…

食害にあった写真をアイキャッチ画像にして「2023年6月23日午前3時40分の悲劇」を私は決して忘れないと心に誓った。

それに「トリグラフ護衛隊群」のさらなる防衛力強化も検討する必要があるな。

動体検知でスイッチオン状態になって、エアガンでBB弾を乱射できるような仕組みが作れないかな?

鹿軍団との戦いは「忌避する臭いと光と音」だけでは不十分な局面を迎えつつあるのかもしれない。

そろそろ「痛い目」に合わせて、葉や花を毟られるホスタさん達の痛みを思い知らせてやろう!