八ヶ岳ライフにおいては、晴れの日に限定し、それも厳冬期を除いてではあるが、1日の仕事を終えた後の2つの楽しみがある。
「夕陽」と「焚き火」である。
今回の八ヶ岳滞在中は、SX23を終えた4月3日から昨日まで、3日連続でその両方を楽しむ事が出来た。
この3日間は、6時の時報の音楽を業務終了の合図とした。
別に会社の規定ではなく、ちょうどこの時間に夕陽が美しい時期だからである。
メインウッドデッキから見る風景と異なり、オフィスの窓から見る夕陽は樹間に沈んでいく。
間に障害物がなく、南アルプスの山並みに沈んでいく夕陽も雄大で美しいが、樹間に沈む夕陽は樹木に遮られて刻一刻と姿を変えていくので格別の美しさがある。
夕陽が沈めば、その後に訪れるのが「逢魔時」である。
「黄昏時」という表現の方が一般的なのであろうが、「ムー」長年の愛読者である私は、「怪(あやかし)」の類との遭遇に期待して「逢魔時」という言葉を好む。
「逢魔時」は「焚き火」を育てる時間である。
そして、敷地内に夜の帳が下りた頃、熾火状態になろうとしている焚き火をじっと眺める。
BGMを流すか否かは、その日の気分次第。
この時期であれば、もう寒さはあまり感じないので、30分位、ただ焚き火を眺めている事が多い。
それだけで十分に幸せなのだ。
タイヤガーデン ピットイン富士見さんでただで貰ったスチールホイール(鉄ちん)でDIYした焚き火台とBBQ台は大活躍。
今年で焚き火台は6年目、BBQ台は4年目を迎えるのだがビクともしない。
かなり酷使するので、寿命は3~4年かなと思い、実は追加の鉄ちんは、既にピットイン富士見さんから4個調達済み。
だが、まだまだ出番は無さそうだ。
最近は、鉄ちんを何か別のモノに利用できないか考えている。
————
今日のランチタイムに、ふと Be-Pal 3月号に「ステンレス焚き火台 SOLO」なる附録が付いてきた事を思い出した。
箱も開けずにそのままだったので、どんな感じか使ってみようと思った。
う~ん、見た目はお洒落っぽいが「華奢」という表現がピッタリの附録だな。
ステンレスは驚く程に薄くて、組立は簡単。
でも小さいので、我が家の焚き火用の部材は使えないな。
庭に落ちていた小枝等を開口部から入れて、着火してみた。
オイオイ、この程度の火で「焚き火」って言えるのかな?
ヒエ~、もうステンレスが反ってきたぞ (^^;)
Be-Pal の附録は重宝するものが多く、結構、八ヶ岳ライフに貢献してくれているのだが、このソロ焚き火台は私には向かないな…
そもそも、女性のソロキャンパーとかをユーザーとして想定した附録に違いない。
まあ、ステンレスのプレートなので別の用途で使えるだろう。
やっぱり焚き火台はタフで、ワイルドに使えるのが私の好みだな!
バブルの頃と違い、平成末期から令和に掛けての「キャンプ(アウトドア)ブーム」は、とても息が長いのだそうだ。
その影響ゆえか「焚き火」もブームで、「日本焚き火協会」なる組織が『焚き火検定』なるものを2020年12月から開催しているらしい。
次回開催は5月13日だそうだ。色々な事を企画する人がいるもんだな…
結構、検定好きな私なのだが、なぜか「焚き火検定」には興味が湧かない。
やっぱり「焚き火道」は、我が道を行くのがお洒落だよね!