『クラインの壺』って、なんかイイな…

八ヶ岳オフィスでは、仕事に集中して疲れた時、窓の外に広がる四季折々の森林の風景や最近であればレストラン「スゴン」を訪れる野鳥たちの姿が最高の癒しとなる。

だが、残念ながら自宅書斎で仕事をする場合、そのような楽しみが現在はないのだ。

かつては自宅書斎の窓越しに、庭のパーゴラに設置した給餌台を訪れる野鳥たちの姿をこの冬の時期であれば楽しむことができた。

しかし数年前に、我が家の隣地の元々は駐車場であった場所に、数棟の一戸建て住宅が建った。

近隣とのトラブルを回避するために、自主的に給餌台を撤去した。

以来、書斎の窓から庭を眺めるという楽しみは、一気に薄れてしまった 。

まあそれでも、仕事にちょっと疲れた時に気分転換をする方法はいくつかある。

そのひとつが、デスクの上に置くペーパーウェイト等のお気に入りの小物である。

現状、八ヶ岳オフィスにも書斎のデスクにも、種類は異なるが土偶さんとフクロウのペーパーウェイトがちょこんと置いてある。

八ヶ岳オフィスのデスクの上に現在置いてあるのは、フクロウと南部鉄偶のしゃこちゃんだ。

元々デザインや質感が気に入って購入したものなので、手にとってちょっと眺めたり、いじったりするだけで結構楽しいし、何となく気分転換にもなる。

この1年半程は、土偶さんとフクロウという組み合わせが固定していたのだが、さすがにちょっと飽きてきた。

こちらが自宅書斎デスクのペーパウェイト。ダイキャスト製でズッシリと重い「縄文の女神さま(別名:米倉涼子土偶)」と、八ヶ岳オフィスとは別のタイプのフクロウ君だ。

先日、井戸尻考古館が発行した「甦る高原の縄文王国」に収録されている中沢新一先生の講演録を久しぶりに読んだ。

講演録の中で「クラインの壺」に係る記述が繰り返し登場し、「メビウスの帯」と並ぶあの不思議な造形物に改めて興味を覚えた 。

あんな置物がデスクの上にあったら面白いだろうな!

Amazon で検索してみるとガラス製で丁度高さが7cm程のサイズのものが購入可能であった。

ガラスは割れやすいのが難点だな。

まあでも、金属で「クラインの壺」を作るのは無理な話である。

ちょっと迷ったのだが、結局、八ヶ岳オフィス用と自宅書斎用に2個購入。

八ヶ岳オフィスを撤収する日に、その商品が届いたのである。

すぐに箱を開けて手に取ってみた。

とってもお洒落だな。

八ヶ岳オフィスのデスクに置く事になった「クラインの壺」。高さは7cm程度なので、邪魔にならずにちょうど良いサイズなのだ。

直ちにオフィスのデスクにちょこんと置いたのは言うまでもない。

昨日と今日は、自宅で〆切りが迫る仕事を抱えていたので、書斎用の「クラインの壺」を未開封だった。

午後5時過ぎに仕事が一段落したので箱から取り出した。

こちらが自宅書斎のデスクに置く事になった方の「クラインの壺」。ガラス製なのでやっぱり管のカーブが微妙に違うな…
この穴から水を入れるとどうなるんだっけ??

この内部と外部の区別がつかない不思議な美しさは、見ていて飽きないな!

「土偶・フクロウ・クラインの壺」か….

私的には、パワーアイテム3点セットって感じがする。

 

by『八ヶ岳稿房主』