八ヶ岳で暮らす事の楽しみのひとつは、都会と違って四季折々の自然環境変化を堪能できる事にある。
そして、そのような自然環境変化が、どのような状況の時に起こるかを知るために、我が社の子会社「トリグラフ八ヶ岳西麓気象観測所」が敷地内の様々な気象データをしっかりと測定・記録してくれているのだ。
この時期の自然環境変化といえば「初霜」とそれに続く「初雪」である。
それを自分で確認するために、起床後にオフィスのウッドデッキから庭の芝生スペースを眺めるのが日課となっている。
フラットな芝生スペースが霜に白く覆われて、それが財産区林の樹間から朝陽に照らされて、まだらに輝く光景は、結構味わいがあるのだ。
今年は(少なくとも私の滞在中は)、まだ霜は降りていない。
今朝も、まだ青々とした芝生がただそこにあった。
だが、今日はメインウッドデッキや作業台テーブルの表面がうっすらと白くなっていた。これは今年2~3回目かな?
まあ、現象的には「霜」と言えるのだろうが、やっぱり下が中空のデッキではなく、地面に降りてくれなければ、私的には「初霜」と言えないのだ。
よって本日も「初霜認定」は却下。
今朝は何度まで外気温が下がったかな?
Noteくんで確認すると、今朝の最低気温は1.6℃。
依然として今年の秋の最低気温は0.8℃のままで、氷点下まで下がっていない。
そう言えば、昨日荷物を配達してくれたヤマト運輸の馴染みのドライバーの方が「Oさん(私の事)の所は、高度は高いけど(1,300m)暖かいんですよね…」と言っていたな。
真冬に氷点下20℃近くまでなるこの地のどこが暖かいのかサッパリ意味がわからなかった。
興味を持ったので私には珍しく、ちょっと立ち話をした。
別荘地を中心に荷物を配達していると、様々な場所(家)の相対的な夏の暑さや冬の寒さを感じるのだそうだ。
そんなもの「高度」で大半が決まるのだと思っていたのだが、全然違うらしい。
方位、地形とか周囲の樹木の環境など、実に様々な要因の影響を受けるらしく、荷物を配達しているとそれを実感し、とても面白いとの事。
私が「今年はまだ氷点下まで気温が下がっていないんだよね。」と伝えると、ちょっと驚いたようだった。
すぐに「標高1,000mから少し上の辺りでも、もう氷点下になったってお客さんが言ってましたよ。下の方の畑は、場所によっては霜が降って真っ白の日がありましたから…」との言葉が返ってきた。
エッ、そうなんだ…(°0°)
まあ「夏は涼しく、冬は暖かい」方が良いので悪い話ではないのだが、自然環境ってのは複雑だなとつくづく感じた。
我が家の敷地内では、まだ本格的な冬の気配の到来は感じられない。
もっとも、自然環境とはお構いなしに、私は独自のペースで「冬への備え」を着々と進めている。
例年10月末までに、本宅とオフィスの灯油タンクを満タンにするのもそのひとつ。
一昨日の時点で、本宅の方が4分の3、オフィスの方は半分ほど灯油が残っていたが、昨日の朝、JAの燃料センターに満タンにするように依頼の電話をした。
昼過ぎには給油タンク車がやって来て、またひとつ「冬への備え」が完了。
さあ、次はスタッドレスタイヤへの換装だな!