今日で、八ヶ岳で迎える朝は4日目、そして初めての「快晴の朝」だ。
オフィスのブラインドを開くと、見事な八ヶ岳ブルーの空が広がっていた。
午前8時過ぎのオフィスの室温は20.5℃、一方、外(オフィスウッドデッキ)の気温は15.2℃。
外気温モニターの記録は、私が自宅に滞在していた9月27日の早朝に、気温は一度、10℃を割り込んで9.2℃まで低下した事を示していた。
この9.2℃が今年の夏以降の最低気温であったようだ。
今朝は寒さも感じなかったので、オフィスの窓を全面開放して室内の空気を思いっ切り入れ換えた。
オフィス内は、すぐにフィトンチッドを含んだ新鮮な空気で満たされた。
そのまま庭の散策を開始。
メインウッドデッキに出てみると、財産区林の樹間から力強い陽の光が射していた。
今日の朝食は、社主さまの予定の関係で、平日よりもちょっと遅めに摂ることにした。
ヨーグルトに入れるブルーベリーはもう無いかな?
辛うじて、小さな実がまだ3つあったので、大切にもぎ取った。
これが、我が家のブルーベリーの「今年最後の収穫」だな。
敷地内を観察しながらノンビリと散策。
それにしても「爽やかな朝」だ。
どの方向を見ても、凛とした八ヶ岳ブルーの空を背景にした八ヶ岳の秋の風情が漂う。
「三角地のキノコ園」では、純白の美しいキノコを発見。
さらに、これまで敷地内では滅多に見かけなかった「赤いキノコ(ベニダケ系)」のシロも発見した。
この三角地は本当に飽きないな…
元々、自生していた樹木のほとんどを伐採したのだが、ツリーハウスの支柱とする候補の木々はしっかりと残してある。
どの木を使って、どんなツリーハウスを建てようかな?
工事開始の日程はまったく未定なのだが、色々と想像するだけで結構楽しいのだ。
そのまま財産区林の涸れ沢のある場所まで下りて行った。
「徒歩15秒で、そこは森」ってな感じだろうか。
庭の散策の後に、財産区林の「底」とも言える場所まで下りてくると何故かホッとする。
これは、手をほとんど加えられていない森林が持つ「不思議な力」なのかもしれない。
おっと、今年は倒木等の被害も無く、無事に成長した「桐の木」の隣に青い服を着た森の住人(おばさん)が立っているじゃないか…
15分程の散策を終えて、朝食のため本宅に向かった。
枕木テラスに接したウッドデッキの上に、ソメイヨシノの葉が数枚落ちていた。
よく見ると、その内、2枚は「クスサン」だった。
どうやら寿命が尽きたようで、2匹(正確には蛾も「頭」かな?)とも動かない。
しかし見事な「保護色(模様)」である。
でも、最期は野鳥の餌になる運命なのだろうな。
朝食の私のヨーグルトボウルの真ん中には、収穫した小さなブルーベリーの実が3粒、控えめにトッピングされていた。
去年の収穫最終日はいつだったかな?
Noteくんで検索したら「10月7日」だった。今年の方がちょっと早かったのである。
ブルーベリーさん達、来年もヨロシクね!
朝食を終えてオフィスに戻ろうとした際に、クスサンの亡き骸のあった場所を見た。だが、2匹共、影も形もなかった。
目敏い野鳥の朝食になったのだろう。まあでも、それが「自然の摂理」なのだ。
食物連鎖の中で、捕食者である野鳥の餌になる事によって、クスサンは本当の意味で「天寿」を全うしたのである。
庭の散策開始から、朝食を終えてオフィスに戻るまで、時間はわずか40分程であった。
この短い時間の中で、様々な楽しみや喜びを味わい、新たな発見に出会う。
「八ヶ岳の朝」は、やっぱりこうでなくっちゃ…